グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

中日ドラゴンズ・山井の準完全試合達成に思う

2013年06月29日 | 日記
中日ドラゴンズの山井投手が昨日の対DeNA戦で見事にノーヒット・ノーランを達成したがこれは本当に嬉しかった。
山井といえば2007年の日本シリーズで日本ハム相手に8回までを完全に抑え込み誰もが「日本シリーズでの完全試合」という歴史的な大記録を期待したのだが記録よりも勝利を重視する落合監督の指示によりマウンドをリリーフ・エースの岩瀬に譲ったあの光景を思い出す。
マスメディアは一斉に落合監督の非情な采配に異論を唱えたが山井自身は不平不満や愚痴を一切口にしなかった。
あれから6年、今回の快挙は山井の持つ力量を十二分に証明した。
今シーズンようやく2勝目、必ずしも好調とは言えないが十分先発ローテーションでやっていけるのではないか。
野球の女神は彼のことを決して忘れていなかった。

大王製紙元会長の実刑確定に思う

2013年06月29日 | 日記
大王製紙元会長の巨額借入れ事件で最高裁が懲役4年の一審、二審を支持、御曹司元会長の実刑が確定した。
同被告はすでに借入れ全額を返済しておりさらには初犯であることを思料すると今回の判決はいささか厳しいように思うが子会社群の資金繰りと信用問題に多大の影響を与えたのだから止むを得まい。
それにしても特別背任罪とは以前からこれほど重罪だったのだろうか?
何も元会長をかばうつもりはないがもともと我が国の経済犯罪は罰則規定が軽すぎるとの印象を抱いていたので当事件の一連の判決は一寸意外な気がしていた。
詐欺犯などの多くが被害者への弁済も果たさずしかも保釈金を積んで実刑を逃れるケースが結構多いような気がするが実態はどうだろう。
背任罪がこれほどの罰則であればさらに悪質な詐欺罪はもっと重罪に処していいと思う、再発防止のためにも。

NHKの外国語乱用訴訟に思う

2013年06月28日 | 日記
NHKがいま「放送番組で外国語を乱用、内容が理解できずに精神的苦痛を受けた」としてある視聴者から提訴されているそうな・・・。
社内公用語を英語とする日本企業が続出しているいまNHKがとても敗訴するとは思えないが何やら複雑な気分である。
というのも我が身を振り返ってみると拙い語学力を僅かでも維持せんがために英単語を必要以上に多用していることを時として意識することがあるからだ。
根が愚鈍なためあまり気づいたこともないがもしかしたら周囲から「お前は日本人だろう。もう少し日本語を大事にしたらどうだ」と思われているのかもしれない(苦笑)。
それにしても件の提訴者が取り上げている「リスク」「ケア」「トラブル」などはもう日本に帰化しているといっていいのではないか。
どこまでが「乱用」でどこまでが日本語として許容されるのか、これは結構難問だ。

低調な国会の閉幕に思う

2013年06月27日 | 日記
昨日本国会の会期末を迎えたが最終日の議決の目玉は首相の問責決議可決と参院議長(民主党出身)不信任決議否決だった。
首相の言を借りれば「ねじれ国会の象徴」ということになるが全く「何をやっているんだ」と言いたくなる。
そのために電力事業法改正案など中身のある法案が廃案に追い込まれているのだから。
この種の問責決議案についてはいつも「どっちもどっち」の印象なのだが今回は来月の参院選で大幅に議席を返上する(ことになろう)民主党の最後のあがきを見るようだ。
先日の都議選惨敗を受けて民主党はまたぞろ「一から出直し」を繰り返しているが今回の問責決議案はその一環なのか、とてもそうは思えないが・・・。
「出直しはこれから」というのならそれはいつからなのか。
下手をすればまだまだ転落していくと思う。

ブログ炎上県議の行く末に思う

2013年06月26日 | 日記
つい先日自らのブログを炎上させた岩手県議が行方不明になった後遺体で発見された。
現場の状況から死因は自死とみられている。
考えてみるにかの議員には2つの弱点があったと思う。
一つは常識の欠如である。
当該病院の対応について私などは「プライバシー保護に熱心に取り組んでいる」と高く評価するのだが彼はそうではなかった。
長い社会人生活で一体何を学んでいたのか、いくら岩手県の北端が地盤とはいえ県議だろうと言いたくなる。
さほどに自己アピールしたかったのだろうか。
いま一つはメンタル・タフネスの不足である。
ブログ炎上とともに事務所にもクレームが殺到したというが誠意をもって謝罪を重ねていけばいつかは時が解決してくれるハズだ。
それに政治には政敵がつきものだ。
こんなことでへこたれるようではなかなか職責は果たせないではないか。
ピュアな人柄がしのばれるようだがいずれにせよこんな出来事は残念だ。
あらためてご冥福を祈りたい。


あきれた全柔連会長の対応に思う(その2)

2013年06月25日 | 日記
あれだけの第三者調査委員会報告が明らかになった後なので100%即刻辞任だと思っていたがドッコイ、そうではなかった。
「改革のメドが立ったら辞任する」と語っていたようだが果たして何時のことになるやら・・・。
「現場の人が不安や不都合を感じないように頑張っていたつもりだ」という言葉も本当に現場の人たちにそう受け止められているのか疑わしい。
そもそも「改革のメドがつくまで」は居座り族の常套句だし、現場の人たちの声にどれだけ耳を傾けたのかも不明だ。
もしこんなことが許されるようなら全柔連のガバナンスどころか組織そのものがどうかしている。
女性理事や外部理事の登用ぐらいでは目前に迫った世界選手権をとても戦いきれないのではないか。
スポーツ団体を所管する文科相はいま何を考える?


都議選開票結果に思う

2013年06月24日 | 日記
来月に予定されている参院選の前哨戦と目される東京都議選の投開票が昨日行われた。
結果は自民党が59人の候補者全員当選で第1党に返り咲き、やはり全員当選を果たし公明党を合わせ議会過半数をガッチリ確保した。
一方で前回のチャンピオン政党であった民主党は現有議席43を半数以下に減らし大惨敗となった。
民主党は10年の参院選大敗以降何度も出直しの機会があったのだが全く組織的な行動が伴っていない。
剛腕幹事長グループの分党騒動はやむを得ないにせよその後の動きが鈍過ぎる。
こんなことでは来たるべき参院選も敗北必至、二大政党制は完全に雲散霧消するだろう。
民主党はこれからは数ある野党の中の一党として実績を一つひとつ積み上げていくしかない。
一度は政権与党だったというプライドを捨てるのは辛いかもしれないが・・・。

あきれた全柔連会長の対応に思う

2013年06月23日 | 日記
昨今の全柔連会長の不祥事対応にはあきれてものも言えない。
4月に一旦引責辞任を表明したもののその後一転して留任の意向を示したことについて相当な違和感を抱いたがその時の理由は「第三者調査委員会の報告を待って判断する」というものだった。
ところが全柔連は中間報告を受けてからというもの第三者委員会に対し自らに不利となる記述について三度も内容の変更を要望したという。
第三者委員会の報告が当事者らの要望に歪められるようでは「第三者」の名を成さないと思うがあれだけ中立性を強調しておきながらもし圧力をかけていたとすれば大変なルール違反だ。
現会長は連盟の強化委員長も歴任しているというから助成金の不正流用について「知らなかった」との言い訳も通用しないだろう。
明日の理事会後には進退を明らかにすると思うがどんな顔をして公の前に出てくるのだろうか。

プロ野球のユニフォームに思う

2013年06月22日 | 日記
プロ野球といえば「統一球問題」がいま最大の話題だが今回はあえてユニフォーム問題を取り上げたい。
昨夜テレビでプロ野球ニュースを見ていたのだがユニフォームの色やデザインが変わっていて一瞬どのチームがプレーしているのか分らないのだ。
緑っぽいものや、黒っぽいものやら、・・・。
胸部のロゴを見ると「Saitama」やら「TOUHOKU」やら見慣れない。
やれやれ。
その昔プロ野球のユニフォームはホームとビジターの2種類で1年間通していたはずだ。
だからグラウンドで見るプレーヤは一瞬で敵味方を認識できた。
いつの間にプロ野球チームはこんなにも衣替えをするようになったのだろう。
真の野球ファンは頻繁に変わるユニフォームを目当てにプロ野球を見ているのではない。
真摯なプレーを目当てにしているのだ。
球団側もユニフォームのデザインに気を配るヒマがあるのならNPBに対し選手諸君が疑義を抱いている統一球の仕様変更(の有無)を確認くらいしたらどうか。

日経MJ紙2013上期ヒット商品番付に思う

2013年06月21日 | 日記
先日日経MJ紙が2013上半期ヒット商品番付を発表していた。
いつもその時々の流行りものを知るうえで興味深く見ている。
今年の東西の横綱は「高級時計・宝飾品」と「住宅ローン」であっさり予想をはぐらかされてしまった。
両者ともいわばアベノミクスの産物(官製)で商品固有の付加価値とか新たな魅力とは言えないからだ。
とはいえ新しい動向には違いないので特に失望しているわけではない。
東大関の「東南アジア観光客」も為替レートが火をつけたという点で両横綱と同類かもしれない。
さて西大関のコンビニ・コーヒーは正真正銘の民間製ヒット商品と言っていい。
今やほとんどのコンビニ・チェーンで淹れたてコーヒーを供しており中にはテーブルや椅子を準備している店も数多くある。
この普及は速かった。
東西関脇は「パズドラ」と「LINE」でありいずれもスマホ絡みだがさしものIT関連もハードからアプリに関心がシフトしてきた。
さて下半期の顔ぶれは?
3Dプリンターやシニア向け安全機構付軽自動車などが上位に居座るのだろうか?