グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

参院山口補選結果に思う

2013年04月30日 | 日記
28日に参院山口選挙区の補欠選挙が行われ自民党候補が(無所属で立候補した)民主党推薦の元法相を大差で破った。
残念ながら投票率は前回を大きく下回ったのだが見ていて気になったのは開票開始直後に当落が判明したことである。
これではもう民主党は選挙前から負けていたことではないか。
民主党執行部は選挙結果をどう総括、あるいはどう分析しているのだろうか。
民主党は7月の参院選に向けて6月に選挙マニフェストを用意するといっているがそもそもこれが理解できない。
遅すぎるのだ。
どうしてもっと早く党の針路を決めないのか、夜を日に徹してでも・・・。
筆者は民主党シンパでもなければアンチ民主党でもないが野党第1党の惨状をとても見ておれない。
一般論だがこの国をどうしたいのか国民が分からないようではとてもその政党は生き残れないだろう。
民主党は選挙の区割りをとやかく云う前に党のアイデンティティを最優先で明確にすべきだと思う。
さもなくばアッという間に泡沫政党に転落するだろう。

ジャンボ尾崎の公式戦エージシュートに思う

2013年04月29日 | 日記
いささか旧聞の話になったが先日のジャンボ尾崎選手の公式戦エージーシュートは素晴らしい快挙だ。
ツアー4日間のうち僅か1日のこととはいえレギュラーツアー史上初、それもスコア62は年齢の66に比してマイナス4だからこれはもう大いに誇っていい。
4日間通算では結局2アンダー51位だったがこれはご愛嬌、年齢を考えれば予選通過だけでも上出来と言っていいくらいのものだ。
それに当人がこれからも意欲満々なのがなんとも頼もしい。
世の中高年も多くが勇気づけられたハズである。
尾崎選手には是非これからも体をいたわり腰をさすりながら2度目、3度目のエージシュートに挑んでほしい、それも一日も永く・・・。
正直なところ4日間通しで若者たちに互するのは難しいだろうが1日勝負であれば、あるいはスコアとの戦いであれば勝機は十分だ。
何しろそれを実証してくれたのが尾崎選手自身なのだから。

行列大国ニッポン

2013年04月28日 | 日記
ゴールデンウィーク初日の昨日、ぶらり東京に出かけてみた。
目当ての一つは藤の名所で知られる亀戸天神だ。
ちょうど「藤まつり」の最中で人出は予想以上だった。
境内は藤の花見客で溢れんばかりだったが本殿参拝の行列も100人以上が並んでいる。
日本人は信心深さもさることながら行列待ちもいとわないのだ。
そういえば最寄駅からの途中に見かけたあの有名餃子店も老舗甘味処も行列を作っていた。
さて次の行き先は新装なった歌舞伎座だ。
「あわよくば幕見でも」と思っていたが当日券は2時間待ちだそうでここでも劇場前に結構な行列ができていた(ただしここは相当数の椅子が用意されている)。
ここで観劇はあきらめ丸の内に新しくオープンした集客施設KITTE に向かった。
ここはその昔鳩山総務相が西川日本郵政社長(いずれも当時)に旧庁舎のファサード保存を強要したいわくつきの施設なのだがそんな思い出に浸るゆとりもないほどの人波である。
一階のエスカレータ前には長い行列キューが作ってありスタッフが来場者の行列整理に大わらわだった。
結局昨日の夕食はここで済ましたのだが行列をこなした後であったことは言うまでもない。
行列、行列の一日だったがこれは日本だけの特性だろうか、それとも・・・?

消費者庁の冷凍食品特売表示行政指導に思う

2013年04月27日 | 日記
消費者庁が小売業界に対し冷凍食品の特売表示に関し行政指導を行うとのことだ。
多くの小売事業者が実在もしない小売希望価格を表示してそれより安い特売価格をアピールするのは景表法違反の疑いがあると考えているからだ。
時折スーパーを訪れて感じることだが冷凍食品の売り場はちょっと特殊だ。
頻繁に全品半額セール(プライベートブランドなど一部の商品は対象外だが)などが行われているのだがあれでは通常価格で購入する鷹揚な消費者などいないだろうと思ってしまう。
消費者庁が目を付けたのは分からないでもないが消費者も心得たもので通常価格がいくらであれ割引率がいくらであれ実売価格と中身をクールに判断しているのではないかと思うのだ。
それにしても先般拳を振り上げた「消費税還元セール」といい今回の行政指導といい昨今消費者庁は頑張っているねぇ。

ボーイング787の復活に思う

2013年04月26日 | 日記
初期トラブルで運航停止に陥っていたボーイング787がようやく再開される見通しとなった。
米国FAAが改修を条件に運航再開を認可したことにるものだが期待の新鋭機だけに一日も早く信頼を取り戻し航空界に羽ばたいてもらいたいものだ。
ボーイング社は航空会社各社に対し休業補償を行うとしているが同機の第一号機のユーザーでありかつ最多の機数を抱えるユーザーがわが国の全日空である。
一体どんな交渉でどこまで補償を請求を行うのか気になるところだ。
とかく逸失利益は算定が難しい。
もう一つ、トラブルの原因となっているリチウムイオン電池の納入メーカーは日本企業であるから遠からず何らかのツケは回ってくるだろう。
航空機メーカーは米国なのだが補償の相当部分は日本企業が負担するということも考えられる。
「耐空性」などという用語も初めて耳にした。
初物に対する授業料は結構高いものになるかもしれない。

農水相・経団連会長のツーショットに思う

2013年04月25日 | 日記
昨日農水相と経団連会長が会談していた様子がニュースにあった。
「農水相と経団連会長」という組み合わせに若干不似合いな印象を抱いたのだが「攻めの農業」を標榜する農水相にとってはもしかしたら全農会長より経団連会長の方が波長が合うのかもしれない。
日本の農業は以前より経営の大規模化・効率化や農産物の輸出促進、生産法人等による六次産業化などが叫ばれてきたが大きな進展は見られない。
(農協が取扱いシェアを高めるため)コメの消費量が落ちている状況にもかかわらず買上げ価格引き上げを行っていることなど農業団体の動きはむしろ世情に逆行しているといっていい。
TPP参加を機に農家の過保護から卒業しよう。
そのために農水相が経団連会長と会談を持ったことはよく理解できる。
それにしても全農がもっと改革の舵をきるべきだと思うのだがそれを妨げているのは「既得権」という名の魔物だろうか。


イカ釣り漁船の一斉休業に思う

2013年04月24日 | 日記
イカ漁業関係団体が高騰する燃費に対する政府の支援を求めて一斉休業を行っているとのことだ。
製鉄など一部の業界ではユーザーへの価格転嫁を図っているようだが取引価格は売買双方の力関係に依存する。
イカの場合は市場でのセリや大手外食が相手となればそれもままならないということかもしれない。
急激な円安が輸入財、輸出財の取引価格の影響を与えることは自明の理であるが輸入財の場合はそのまま事業者の痛み(一部は消費者への価格転嫁になるかもしれないが)につながり輸出財の場合は事業者の内部留保(一部は従業者への賃上げ原資となるのだが)ということになれば政府に何らかの対策を求める今回のような動きは当然かもしれない。
結局アベノミクスの最終ゴールは輸入財に何らかの形で依存する業種や大半の消費者までがそこそこの豊かさを実感できるようになることだろう。
富の分配など政権に残された課題はまだ残されていると思う。

中国の地震災害復旧活動に思う

2013年04月23日 | 日記
20日に起きた中国・四川省地震の死者・行方不明200人超、負傷者は1万1千人超にも上るがまだまだ増えそうだ。
被害地の多くは山岳地帯でしかも余震が考えられるため復旧活動も滞りがちだがこんな時、こんな場で活躍するのが建設重機だ。
テレビのニュース映像でもコマツのブルトーザやパワーショベルが土砂崩れの現場で大活躍の様子だったがふと思い出したのがコマツの新製品戦略である。
コマツではもともとGPSを利用して世界中に分布する自社製品の稼働状況を把握、メンテナンス業務の効率化を実現したのだが今度は自社製品の遠隔運転システムを顧客(ユーザー)に提供していくという。
建設重機の運転現場は結構危険な場所も多いしそれなりに熟練も要する。
そんな特性を持つ重機類に遠隔無人運転システムが可能となれば競争戦略上極めて有効だ。
災害復旧現場の状況を見て建設重機の付加価値向上を予感したものだった。

ボストンのテロ爆破事件逮捕劇に思う

2013年04月22日 | 日記
ボストンのテロ爆破事件は銃撃戦の末容疑者兄弟の死亡(兄)・重傷逮捕(弟)でひとまず終止符を打った。
米国は2001年の9.11事件以降、愛国者法の制定ほかテロ対策に数々の手を打ってきたが今回の事件でその威信は再び地に落ちた。
容疑者兄弟は10年来の米国在住者だったが兄には2年前にFBIが事情聴取していたという。
しかし組織的な背景はなかったとされたため監視対象から外れ結局今回の凶行につながった。
未だに犯行の動機は不明な点が多いのだがいずれにせよ米国政府の抱え込んだ課題は大きい。
直接テロ組織と結びつかない、かつ手作りの爆破テロに対し更なる対策が必要になっているのだがこの点については我が国も全く同じ境遇にある。
まさに他山の石とすべきだろう。
それにしてもあの事件の発生から犯人拘束までのスピードはせめてもの慰めだった。
もし我が国で同様のテロがあったとしたらあれだけのスピードで犯人を特定し追い詰めることができただろうか、検証してみたいところだ。

新卒者の就活解禁時期に思う(その3)

2013年04月21日 | 日記
新卒者の就活解禁時期が結局大学3年3月からに落着したようだ。
経団連会長は大学4年4月案受諾の方針を提示していたが諸般の事情を勘案して4月解禁(選考活動は8月より)となったようが従来の大学3年12月に比べたら大きな前進である。
一部にはこのルールが経団連加盟企業830社だけに限られ外資系企業などの抜駆けを危惧する声もあるが日本の主要企業がキチンと順守すれば相応の波及効果をもたらすのではないか。
中小企業だって何も大企業の後塵を拝することはないと思う、互角に戦っていったらどうだろう。
大学生の見る目も変わってきているのだ。
それに時期よりも何よりも正社員トータルの採用枠を増やしていくことが重要だ。
それでこそアベノミクスが初めて評価されるのだ。
もう一つこんないいことは早速今シーズンから実行すべきだろう。
16年3月卒からではいかにも遅すぎる。