葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

巻き線香のこと

2006-11-16 13:57:11 | 作務衣はじめ 昔話
渦巻き型の蚊取り線香みたいなもので、お線香があります。

もともとこの地域では、そのような線香を使いませんでした。

それは、横着しているように見えるからという方がいらっしゃいました。

特に、浄土真宗の多い関西の方がよく使われたように聞いておりますが・・

要は、通夜のとき線香を絶やしてはいけないという習慣が昔からありまして、

一晩起きているのが大変なので何かないですか、葬儀屋さん・・・・。

と、いう理由もあるようです。

使い始めたら、これは便利ですね・・・・

最近では、あの長く持つ線香はないのですか?

と、催促されてしまうほど一般的に利用されております。

でも、便利なだけで、はたしていいんでしょうか?

本来なぜ、一晩最後の夜を、線香をたきながら故人様と向き合ってきたのか。


今一度、考えて見たいものです。

死ぬ・・ということは大変なことですね、くらべれば

 生きている方が一晩眠いのを我慢すれば、済むことなのでしょう

  生身の人間が大事・・・だって忙しいんだもの・・・


理由は何とでもなります・・

でも、あなたの気持ちが伝わるのでしょうか・・

眠くなったら、それもよいでしょう・・

しかし、眠くなるまでは、線香をあげて、あの人の話でもしたいものです。

他愛のない話でも、きっと聞いててくれますよ。

口は利かなくても、耳は聞こえているかもしれませんから・・・。



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何でも相談して下さい・・・?

2006-11-15 09:58:00 | 道順庵の家族葬
葬儀社さんは、よくこんな言葉を使いませんか?

何でも質問してください!

質問は、解らない事があるから質問致しますが、

では、解らない事がわからないと、何を質問してよいかさっぱりわからないと思います。


そこで、知りたいことの代表格は、価格ということになります。

しかも、やっかいなのは、どの葬儀社さんも規格や内容、サービスが全てまちまちですからなおさら・・う~ん・・わからない・・・?

と、あいなります・・・


では、どのようにしたら良いのでしょう。

昨日もお話したように、相談できる窓口を作ることですね・・・

でも、面倒くさいとか、相談しにくいとか有ると思います。

追々、ヒントになるようなお話しをしていきたいと思っております。

今日の道順庵は天気晴れ、さー窓開けて、深呼吸させましょう・・。


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質問で一番多いこと

2006-11-14 16:34:14 | 道順庵の秋
家族葬の道順庵の見学に見える方が増えてきました。

その中で、一番質問の多いことが、

  いくら掛かるんですか・・・?

これとこれは、入っているんですか・・・?

こうした場合はどうなんでしょうか・・・?

等々・・お金にまつわるお話が多いです。


それは、心配なことですね・・・・

  現実的なお話ですから。

見積もりのお話でも、内容が漠然としておりますと、

見積もりがしにくくなります・・。


どのような形で、お送りしたいのか、また、費用は総額でいくらならご用意できるのかで、内容の話が煮詰めることが出来ます。

元気な方が、今日もご相談に見えました。


まだ先なんですが・・・ご相談よろしいですか? 

心配事がありますと、日々楽しく暮らせません。

わからないこと、心配なこと、わからないまま先送りしないで、

ご相談していただくこと、これが事前相談の基本であると思います。

何処で、お葬儀なさってもかまいませんので、

どうぞ遠慮なく立ち寄りください・・・。

ののはな相談室というのがゆりのきホールにございますので・・・。

私は、出来るだけお金だけの話は最後にしたいと思っております。

費用は内容で変わりますが、その人への想いは変わらないと信じるからです。

さーあ今日は天気がいいですよ、相談が済んだらどこかへ、散歩でもいかがですか!

まだ、秋が残っていますよ。



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花環の時代から

2006-11-13 14:32:06 | 作務衣はじめ 昔話
約10年以上も前の話ですが、

当時はまだ自宅での葬儀が主体でした。

花環(はなわ)と言って外に大きな造花の輪の飾り物で大きな名前が書き込まれます。

その花環の数が葬儀の大きさの規模を表現いたしておりました。

花環の100本も出ると、それはもう・・お大臣クラスみたいな・・荘厳な感じです。

時代は変わり、バブルがはじけ、格差社会の現代は、

ほとんど花環が出なくなりました。

結果、花環屋さんが食べていけなくなり、葬儀社を始めたりするところが増えてきました。

葬儀の形態が自宅から式場へ変わり、街の中の式場では花環が物理的に不可能という地域が多いのです。

花環が出せない=見栄を張れないという事は=お金を使いたくないという事・・・等考える人も多くなりました。

花環の時代の終焉は見栄の張る時代の終わりを意味します。

すると、今度はお葬式に何を求めるのでしょうか・・


家族葬の存在・・・なんとなく解りかけて来ました。

お金は、自分たちに関わる部分に掛けたいということが、

定着しつつあります、

本当に必要と思えることだけに、費用を掛ける。

しかも、なるだけ負担の少ない方法で・・・

でも、くれぐれもお金だけでは判断しないように・・・。


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こんなときではなく!

2006-11-12 10:43:32 | 道順庵の家族葬
葬儀というのは非日常のできごとです。

よくこんなことを話される方がいらっしゃいます。

『本当に久しぶりです、でも今度は、葬式ではなく、お目出度で会いたいですね』

たしかにそうかもしれませんが・・・

今の時代、お目出度も少子化の時代少なくなりました、本当に何も無いときに逢うということが、わかっていても

つい、忙しくて・・・・という、言い訳のもと、

なかなか出来ないのが現実です。

お葬式がもたらした縁も

 大事な事

  縁をつないでくれたのも、故人様のお陰様

   49日にまた逢いましょう。


あなたと、わたしと、ほとけさま

 ご法事で逢いましょう

  道順庵でおいしいお茶

   いただきながら・・・





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こだわりへの拘り

2006-11-11 13:24:14 | 道順庵のおもてなし
こだわることへの執着は単なる自己満足の世界でしょうか?

こだわりの典型が、旅館などに見られます。

 趣と料理、そしておもてなし・・

  お湯がいい、きれいな建物、絶景等評価される基準はさまざまですが。

そこに、どんな人が、何を提供したいのかで、真の評価がかわります。


3日ばかり、お休みをいただいて、

  心の深呼吸をしてまいりました。

上高地と、私の好きな秘湯めぐりです。


こころの潤いというものは、自分がもっと豊かなものを吸収して如何に消化させることが出来るか、またそれをどう具現化するか・・。

自然と、先人のこだわりの秘湯館、どちらにも教えていただきました。


いただいたことは、誰かに恩返しです。

  道順庵の家族葬を通じて・・



   こだわりは・・・



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本とう・・ですか?

2006-11-07 09:51:48 | 道順庵の徒然草
 
 ブログを取りまとめたものを、自分史の一ページに書き添えたくて、

  このたび本を出すことに致しました。



『葬送 なるほど 家族葬 道順庵』(販売 星雲社)というタイトルです。


構成から写真、文も全て素人の私ですが、葬儀屋さんの30年の節目ですから

上手く作るとかはまったく意識しないで、

  なにをしたいかだけのイメージ的な表現に徹しております。


現実の問題の、費用の高い・安い・何処がいい・あそこはダメ・・・

大切なことですが、もっと違うこと・・・・


もっと、尊いもの、大事な事について考えていければ・・・と思っております。


  のの花の力を借りながら、さらなる精進を・・



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成長するということ

2006-11-06 13:50:58 | 道順庵の徒然草
おかげさまで、子猫もごらんのように大きくなりました。

道順庵も皆様に使っていただいて、

  少しずつ忙しくなってきております。

道順庵の歴史はまだ浅いのですが、ブログをやり始めてからは、データーが蓄積され道順庵の歴史が年輪のように大きくなって育っているような気が致します。


今は、成長過程ですが、その過程を何がしかのカタチで残したい。

それこそ自分の家族葬のときでも(笑)飾って、みんなで昔を紐解いていただいて、う~ん・・むかしはね・・・そうそう・・・

なんて話、いいですね。

記録は物語の物差しですから、モノサシにたくさん印をつけて行きたいのです。

ブログを取りまとめたものを近々出したいと思っています。


自分のモノサシとして・・・

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つかいこなれたもの

2006-11-05 10:25:47 | 道順庵の家族葬
道具にはその使われた歴史があります

包丁なども、板前さんがその修業の先々まで持ち歩き

それこそ身を削る思いで、人も包丁もスリムになって

俗にいう手になじむ・・・ということです

この椅子もお尻になじんで

道順庵一のすわり心地を提供して下さいます

道具にも心と愛情をもって接すれば

答えてくれます

昔の職人さんは、とても道具を大事にしました

何事も使い捨ての時代だからこそ

使いこなれたものをさらに長生きさせたいものです

ふう~・・どっこいしょ・・


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もちつもたれつ

2006-11-04 09:46:33 | 作務衣はじめ 昔話
世の中に葬儀という職業はいつごろからあったのでしょうか?

私もこの仕事を始めた頃は、差別的な見方をされたこともありました。

当時は何も考えず、家族というよりは、仏様にだけは「いいとこ行ってください

成仏してくださいと」心で念じ、あまり周りを見てきませんでした。


しかし、年月の経過といろいろな経験の中、この仕事の使命感「大変だがだれかがしないと」と認識が生まれました。


(お前は葬儀社をやりなさい)と、神様の啓示があったのでしょう。


今では、天職と思っています

 万物には不必要なものなど無いのでしょう

  花に蜂が蜜を求めるように・・


必然の理は理解していけば

 やがて悟りの世界に昇華していくのでしょう


先月の家族葬の身内の方より

「いいところで働けて幸せですね・・・」そんな言葉をいただきました。


世の中もちつもたれつ・・

   全てに感謝・・・です。


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ほんとうに必要な木

2006-11-03 20:11:05 | 作務衣はじめ 昔話
道順庵の庭に有ります桜の木です。


春には満開の桜が咲き誇り見事です。

でも、今は葉も落ち、古木のおもむきそのものです。

来年はちゃんと花が咲くのでしょうか、なんとなくそんな桜の木です。



昔、父が『木が一本さえあれば家が建つぞ!』なんて言っておりました。

そのころは子供ですから、一本じゃ小さなうちだね・・

そんなんじゃ建たないよ・・!

父は「やるき」という木があれば、大きな家が建つ・・・!!

なるほどね・・・木はさらに「本」にもなります。

 やるき、とほんき、ですね・・

   じゃー何もしないのは  NONき・・か


木も年輪を重ねて生き

  私も齢を重ねて生き

    ともに花を咲かせたい、きれいにみえる花を・・


でも、桜のほうが長生きですね・・きっと。


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家族葬に思う事

2006-11-03 19:48:30 | 道順庵の家族葬
最近では、家族だけの葬儀が認知されてまいりました。

当然のごとく、葬儀社さんも家族葬をテーマにした取り組みを始めております。

道順庵は、あまり周りの動向に影響をされないスタンスを保って行きたいと考えております。

家族だけの葬儀が家族葬ではなく、

  家族を想うのが家族葬と位置づけてまいりたいのです。


日を追うごとに秋の色が濃くなってまいります。

階段のところのムラサキシキブは、

   会社のイメージカラーの色そのものです。


高貴な色合いは

  葬儀も品良く

    さりげなく


そして頭を垂れる身のほどをなにげなく教えてくださいます。

花を愛でることの幸せと環境に感謝しつつ・・・


尊い方をお送りさせていただきます。


   まもなく旅へのご案内のときがきます・・


雲間にさす、秋の光とムラサキシキブのお花がお送りいたします


・・・合掌・・・


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ミラーの中の道順庵

2006-11-02 18:18:19 | 道順庵の徒然草
自分のこと鏡に写しますと、なんとも自信の無さそうな、ちりとりを持ったおじさんが立っています。

うーん!・・・ただのじいさまだ・・・!

凸面鏡はたしかに全部写してくれますが、頭でっかちの火星人になります。

道順庵の全景ですが、実際はちょっと違います。


鏡は正直です、もっと自分を磨かないと、

 凸でも凹でも。


それなりに写りたいから、鏡と自分に濡れ雑巾・・



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