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一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

巻き線香のこと

2006-11-16 13:57:11 | 作務衣はじめ 昔話
渦巻き型の蚊取り線香みたいなもので、お線香があります。

もともとこの地域では、そのような線香を使いませんでした。

それは、横着しているように見えるからという方がいらっしゃいました。

特に、浄土真宗の多い関西の方がよく使われたように聞いておりますが・・

要は、通夜のとき線香を絶やしてはいけないという習慣が昔からありまして、

一晩起きているのが大変なので何かないですか、葬儀屋さん・・・・。

と、いう理由もあるようです。

使い始めたら、これは便利ですね・・・・

最近では、あの長く持つ線香はないのですか?

と、催促されてしまうほど一般的に利用されております。

でも、便利なだけで、はたしていいんでしょうか?

本来なぜ、一晩最後の夜を、線香をたきながら故人様と向き合ってきたのか。


今一度、考えて見たいものです。

死ぬ・・ということは大変なことですね、くらべれば

 生きている方が一晩眠いのを我慢すれば、済むことなのでしょう

  生身の人間が大事・・・だって忙しいんだもの・・・


理由は何とでもなります・・

でも、あなたの気持ちが伝わるのでしょうか・・

眠くなったら、それもよいでしょう・・

しかし、眠くなるまでは、線香をあげて、あの人の話でもしたいものです。

他愛のない話でも、きっと聞いててくれますよ。

口は利かなくても、耳は聞こえているかもしれませんから・・・。




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