誰のために

お葬式は誰のためにするのでしょうか、

子供相談室みたいな設問なのですが、

実は殆どの方は、「お葬式はしなくてはいけない」という

ことだけで、葬式をしております、なぜなら

あまり「考えたことがないのです」

それは、いつも他人事みたいな気持ちがあるからでしょうか、

自分のこと、自分の生き方、自分はどうなの・・・？？

などと「考える余裕」も「気持ちも」なかったのです、

身近な人がもし、亡くなったら、

自分のこととして考えてみると、「死ぬことは」、「いきること」を

考える場というのが解るかもしれません。

死を見つめなおす・・・

殺伐とした時代にこそ、葬儀について今一度考えて

見ましょうか・・・

そして、身近な人の遺影のまえでじっと目を合わせ、

「あなたに出逢えたことの」お礼を一言・・・

ささやいてください・・・

心のありよう

さぁ～　師走です　なんとなく忙しくなる月、師も走ります

道順庵ではまだ紅葉が残り、今日の雨ではらはら葉を落としております

人はこころのありようでかなり違う見方を致します、

秋の紅葉は、たんなる「ちらかし」ですし、冬の新雪は、

「雪かきだぁ・・・！」とべそをかき、花の時季に

「花粉のなやみ」を抱え、夏の日の思いでは、

「エアコンがちぃっともきかねぇ・・・」てな具合です

汗をかきかき落ち葉を掃いておりますと、

心のありようで気持ちが変わることに気が付くのです。

どちらもわたし・・・

どちらも真実・・・・

まぁ・・四季を楽しんだほうが勝ちでしょうか・・

道順庵は四季の中に「式」もあるのですから、

寒い冬も、

堪能いたしましょう・・・

生きることも死ぬことも、病も、老いも

自然の中の四季なのですから・・・・