マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

駒師 北田如水さんのこと

2015年02月12日 | 

 中学校時代からの友人の北田義之さんは、「将棋駒研究会」会長にして、将棋駒作りのプロで、北田如水(じょすい)と号しておられる。中学時代は確か1年時と3年時が同じクラスで、3年の時に同級だったことが幸いして、卒業後のクラス会では殆ど毎回お会いしている。昨年10月25日(土)の、蕎麦処「やまきた」でのクラス会で再会したが、お誘いして1月17日の大相撲見学の時にもご一緒した。
 実は、大相撲見学は長時間話し込むのに適している。その日は、十両の4番目の取り組みの3時過ぎから、結びの6時直前までの相撲見学だったが、相撲談義のみならず、色々な話をする事が出来た。
 その中の一つに、将棋七段のプロと二枚落ちの話があった。将棋7段の飯島栄治プロとの対戦が「お好み将棋道場」(囲碁・将棋チャンネル)で放映され、DVDに録画してあるので、後日送ってくれるとのことであった。
 又、将棋駒作りのプロと書いたが、実は、駒作り名人(自称は駒作りキチガイ)
なのだと思う。ドキュメンタリー番組で紹介されたこともあり、その筋では名が通っているのだろう、昨日行われた棋王戦では、彼の駒が用いられるとも語っていた。(写真:送られてきたDVD)

 その、棋王戦の方から綴ろう。棋王渡辺明と挑戦者羽生善治の二人で争われる、第40期棋王戦の第一戦は、昨日「宇都宮グランドホテル」で行われ、渡辺棋王の勝利に終わったが、彼も前夜祭から参加し、彼の持参した3組の駒のうちから、多分棋王渡辺がどの駒を採用するかを決め、その駒を用いて第1戦が行われたはずである。風貌からしてご酒は幾らでも行けそうだが全くの下戸。酒席は短時間で済ませたいほどの苦手だそうで、渡辺棋王を贔屓とする私としては、如水さんの代理が出来るのなら本望なのだが・・・。(対局場で:左から羽生名人 北田如水さん 渡辺棋王)

 相撲見物後数日してDVDが送られて来た。私はヘボながら将棋を指すので、早速それを見て楽しんだ。彼の棋力は詳しくは知らないが、多分3・4段(ご本人からのメールでは”小生の棋力ですが、以前友人から序盤初段、終盤三段と言われましたが、今は2~3級位だと思います”)。それでもプロと指すときは、飛車・角抜きの2枚落ち。久しぶりの将棋となるので、2枚落ちの定石をかなり学んだ上で対戦に臨んだとのことであったが、飯島プロに「定石書にはない初手を指され、頭が真っ白になり、良いところ無く完敗した」と彼は語っていたが、録画を見る限り、「勝負場面あり。それを逸したのが惜しかった」と解説の中座真7段は語っていた通りだと、私は観た。
 対戦を前に、安食総子女流初段のインタビューに答えて、勤務の傍ら駒作りを始めて40年が経過、駒作りの楽しみを多くの人に伝えたくて「将棋駒研究会」を組織し、現在、会友は日本全国に散らばっているが、定例会に参加の方は15名~20名とも述べていた。(写真:棋王戦で使用された駒ではないが、飯島7段保有の如水駒)


 一昨年一緒に旅行に行ったときには小さな駒を頂き携帯に付けている。一方、10年ほど前に我が別荘に来たときの御礼にと将棋盤を貰っていた。「如水」の銘が入っていないのが残念である。(頂いた将棋盤)

 

 

 

(追記:如水さんが会長の「将棋駒研究会」のFacebook のURL は
 https://www.facebook.com/komaken.net  棋王戦の様子も載っています)


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