マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

行政書士試験終わる

2010年11月15日 | 行政書士奮戦記
 昨11月14日(日)、行政書士試験が実施され、私は早稲田大学早稲田キャンパスの一教室で監督の役目を何とか務め終えました。
 
 受験資格に国籍条項も学歴条項もない行政書士の今年の出願者総数は約88000人。昨年から今年に掛けて3800人ほども増加し、そのうち東京では3080人もの増加。試験本部としても、試験会場を大幅に増やさなければならなかった事でしょう。
 10時20分から試験実施に関する最後の詰めの説明が開始されました。この早稲田会場だけでも3000人に近い受験者が、60近い試験教室に分かれての受験です。補助のアルバイトも含めて200人くらいの監督員が一同に会します。前後・左右とも窮屈な状態で席に着きます。
 教室の整備・点検、昼食の後、午後1時、いよいよ3時間に及ぶ試験の幕は切って落されました。多くの受験者が、1年のあるいはそれ以上の年月を試験勉強に費やし、この日のこの一瞬を目指して準備を重ねてきたことでしょう。高校の受験生の時とは違った緊張感の中で、受験に関する諸注意をさせて頂きました。
 設問は全部で60問、冊子は58ページに及びます。民法・憲法・地方自治法・行政事件訴訟法・行政手続法・行政不服審査法・会社法(旧商法)などの法律分野と一般教養からの広範囲にわたる出題で、6割すなわち180点以上で合格となります。
 私自身経験がありますが、3時間では時間が足りない感じがしました。あっという間に時が経過していった記憶があります。それに反し監督者として臨む3時間は長く長く感じられました。試験終了間際になっても必死に鉛筆を走らせる受験生を目の当たりにして、ふと3年前の自分を思い出します。試験の開始同様、終わりを告げるのもベルの音ではなく振鈴の音です。受験生の皆様、お疲れ様でした。
 役目を無事終え、既に暗くなりかけた早稲田の杜の落ち葉を踏みしめながら、ほっとした思いで帰路に着きました。