マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

宇都宮餃子から足利学校へ

2010年10月30日 | 身辺雑記

 10月24日(日)、町内会の日帰りバス旅行が実施され参加して来ました。出掛けたのは栃木県。林檎狩り→宇都宮餃子で昼食→足利学校見学というコースで、老若男女37名が参加。主催は町内会の文化部と青年部です。
 
 町内会の活動に加わり始めてからこのバス旅行へは3回目の参加になります。一昨年が大山、昨年が川越。いずれも低廉な料金で、たっぷりと観光や食事を楽しめる内容でしたので、今回の旅行も楽しみにしていました。

 バスは定刻8時少し前に富士神社を出発。「首都高速中央環状線」を扇大橋から入り、東北自動車道を北上します。この日天気は晴れとの予報でしたが、それほどの快晴ではありません。東北自動車道を確か宇都宮 I Cで下車したと思いますが、記憶に自信がありません。バスは日光街道に入り、杉並木をぬうようにして荒牧りんご園へ。

 この林檎園では”陽光”をキロ1000円で、採った分だけ購入するシステムで、私は6個を狩って1080グラム。1キロは町内会からの補助があるので、1キロをオーバーした分の80円を支払いました。林檎狩の前に”陽光”を試食できます。林檎は好きな果物なので期待して味わいましたが、”富士”ほどの甘みはありません。かっては信州の宮田(みやだ)村へ出掛け、今年も”富士”を注文してありますから、ここでの購入は僅かにとどめました。(写真:荒牧りんご園にて)



 



 宇都宮餃子会館は宇都宮駅前にありました。駅東側は再開発が行われている様子で、今のところ高層建物は一切ありません。その広大な敷地にポツンと平屋作りの餃子会館はありました。建物には些か失望しましたが、昼食内容はまあまあ。餃子は宇都宮餃子の名に恥じず美味です。追加注文可能との事で、一皿追加し食しました。更にお土産に三色餃子を購入。(写真:昼食の一部)





 昼食後いよいよ足利学校を目指します。ここへは初めの”学校訪問”です。バスが足利学校に近づくと掘割が現れ、その向うに茅葺屋根が見え始めました。(写真:足利学校を囲む掘割)







 俄か仕込みの知識によれば、足利学校の創設時期については、諸説あり、奈良時代説や平安時代初期説、更には鎌倉時代説もあるようですが、いずれにしても中世における高等教育機関。室町時代から戦国の世を通じて関東地方の最高学府だったわけで、一時衰退しますが、足利の領主となった上杉憲実が再興に力を尽くし、その結果全国から数多くの学徒が集い学問に励んだとのこと。教育の中心は儒学。易学・兵学・医学をも教えたそうです。幾変遷を経て、平成2年に江戸中期の姿に甦り、今私達は往時の姿を見ることがで出来ます。

 入徳門から入り孔子廟にお参りの後、靴を脱ぎ庫裏・書院・方丈を観てまわりました。この様な場所で座して学問に接すれば、学徒の、学ぶことへの使命感は更に膨らんだ事だろうと推測します。ここに何故か「漢字初級検定問題」が置かれているのはご愛嬌か。(写真:入徳門)







      
(写真:手前方丈と奥は庫裏)



 楷樹や収納庫も観て回りました。広大な敷地の中に藁葺き屋根の建物が点在し、日常生活とは隔絶された別世界がそこにはありました。学校を出てその周囲を散策すると、大正・昭和のものかと思われる建物が散見され、足利が古き町であることが窺えます。(写真:大正時代の建物?)




 帰りのバスの中ではビンゴ大会が。文化部・青年部の方々のお骨折りに感謝しつつこのバス旅行を終えました。