どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ファクトリーガール」

2008年11月12日 | 映画
帰ったら注文していたDVDが届いていた。メール便でポストに入ってた。これだと不在でも受け取れるので嬉しい。いつもは不在配達通知書が入ってて、休みの日まで待って連絡して受け取るというパターンだから面倒だったんだけど。どういう風に郵送方法は決められるんだろう?謎。
夜中から晩御飯の生姜焼き弁当とサラダを食べながら早速、見たDVDのタイトルは「ファクトリーガール」。
イーディ・セジウィックの伝記的な映画です。
劇場で一度見てるんだけど部分的には睡魔と戦ってたのでちゃんと見れてない所もある映画でした。
学生の頃から映画にしたい。とか見たいとか思ってた映画だったので興味深く、空気感とかファッションとかの再現とかは見応えありました。出演者もみな姿も声もそっくりに頑張ってたと思う。そこは評価出来ると思うが、悪く言うと、とてもお金と時間を注ぎ込んだ再現ドラマという印象だ。やっぱり本物のオーラみたいなものは無くてお話もなんか脚色とかが気になる感じ。
しかし、金持ちのお嬢さんが時代の寵児となるが、どんどん堕落して薬中毒になり自滅してしまうという内容で救いようが無いのだけれど、魅力的だった時代の輝きと、何とも言えない過去の哀しみやトラウマと純粋であるが為の精神的なもろさと悲劇が見ていて、とても心の痛みを感じる映画でした。主演女優の熱演にも少し心揺さぶられます。しかし、描き方は表面的なものしかあまり見えず、本当の内面みたいなものまでは見えて来なかったです。実際もそうだったとも思われますが、もっと複雑である意味単純だったと思う。美化されてる部分が多いけど、もっと嫌な面もあった筈だし良い所もあったと思う。何気にさらりと描かれてる何でもない場面の何でもない部分にその片鱗はちょっと出てたとは思う。
彼女の描いた馬の絵とかはとても好きだ。数点の作品は見たんだけど他にある作品も見てみたい所です。
この映画を見てる間はとてもタバコが吸いたくなりましたが、何とか我慢出来ました。中毒者の気持ち?が分かります。替わりにアイスクリームを食べました。それから梅酒を数杯。

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