A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

塚口サンサン劇場「イケボーイズ」「温泉シャーク」見てきました!

2024-08-21 23:51:41 | 映画感想
 夏コミ後の体調不良もなんとか回復してきたので、早速サンサン劇場に行ってきました。
 都合1週間くらいはへばってたせいで見てない作品が溜まってるので、サンサン劇場以外の劇場にも脚を運ばねば。
 というわけで、今日見てきた1本目はこれ!
 
 
 舞台はアメリカの片田舎、オクラホマ。オタクの青年ショーンとその友人ヴィクラムは、スクールカースト最底辺の退屈な田舎暮らしの中で日本のオタク文化を楽しんでいました。そんなある日、ショーンは日本の特撮映画監督オガタ・ダイスケが製作したレアな特撮映画作品「虹の世紀末大決戦」のDVDを手に入れます。ショーンとヴィクラム、そしてホームステイに来た日本人の少女ミキは3人でこのDVDを見ますが、それがきっかけで3人は世界の命運をかけた戦いに巻き込まれてしまうのでした。
 
 作品をけなすいわゆる常套句として「金のかかった二次創作」という言葉がありますよね。わたくし人形使いはこの言葉はけなし言葉としては非常に的外れだと思ってます。なぜなら全ての創作作品は本質的に二次創作だから。誤解されがちなことですが、完全な「ゼロ」から作品が作られることはありません。どんな作品にも元ネタやオマージュが存在し、それらの源泉は一言で言えば「各々の好き」です。それは一次創作も二次創作もかわりませんし、一次創作が上、二次創作が下という序列もありません。
 しかるに本作を評するなら、「金はあんまりかけられなかったけど『好き』が十分伝わってくる二次創作」だと言えるでしょう。本作を製作したエリック・マキーバー監督の名前は寡聞にして存じ上げませんでしたが、本作からは日本のオタク文化、特に特撮作品への「好き」が随所に感じられました。本作はたくさんの「日本のオタク文化」のかけらを散りばめた星座とも言うべき作品だと思います。
 しかし、創作をしたことがある人はわかると思いますが、創作作品というのはただ単に「好き」を並べ立てただけでは成立しません。そこで重要になるのが調理過程です。本作はこのオタク文化を散りばめた作品を、ショーン、ヴィクラム、そしてミキという3人の「それぞれなんらかのコンプレックスや焦燥感を抱えている人物」というキャラクターの「激変する日常」という主軸を配置することで調理しています。
 作品への感情移入度はその作品を魅力的にする大きな要素の一つですが、これらのキャラ造形はこうした映画作品を好む我々のようないわゆるオタクが非常に自己投影しやすい。なので一気に作品世界に没入できました。まあこんな作品リア充は見ないしな。
 創作作品のキャラクターには作中でのポジションや属性、役割があります。本作はその配置も非常に上手い。ショーンは自信のなさ、ヴィクラムは退屈な生活への不満、ミキはアイデンティティの拠り所がないといった欠落を抱えています。そして彼ら3人が共通して持つのが「非日常の希求」というオタクが必ず持っている欲求なんですね。なので、観客としては彼らに非常にスムーズに感情移入できました。
 そして映像面。たしかに本作の映像は、CGバリバリのハリウッド超大作に比べると見劣りするチープなもの。しかしこのチープさこそが本作にふさわしい。本作は実写作品ですが随所にアニメーションも取り入れられており、これがまたいい味を出しています。おそらくはアクションシーンなどをすべて実写で撮影するのは費用がかさむから……といった世知辛い理由もあったでしょうが、このアニメーションのシーンがまた往年の日本のアニメ作品を思い出させてくれてとてもいい。あと本作の実写からアニメーションにシームレスに移行するシーンはけっこうすごいので地味に見どころかも。
 
 そして間髪入れず次はこの作品!
 
 
 公開から一部界隈で話題をかっさらい続けるこの作品、やはりというべきか塚口でやってくれてたので見に行きました。
 「サメ映画」というジャンルはもはやなんというか無法地帯の類義語と成り果てている感じですが、そんな無法地帯についに日本が殴り込み!
 本作は純国産サメ映画ということでSNSを席巻、そっち方面の作品が好きな人たちの盛り上がりでとんでもないことになってます。
 わたくし人形使いはサメ映画についてはそれほど造詣はないんですがバカ映画は大好きなのでさっそく見に行きました。
 舞台は日本のS県暑海市。温泉の名所として知られるその街では、温泉客が次々と姿を消す謎の怪事件が頻発していました。やむなく捜査を開始した警察署長は、その過程で市の地底に古代のサメが生き残っており、一連の事件はすべてそのサメによるものであることを突き止めます。
 折しもサメ騒ぎで一躍有名になろうとするyoutuberやサメを一目見ようと詰めかけた見物客で港が大騒ぎになる中、温泉地VS古代ザメの大群の前代未聞の大バトルが始まる!
 
 で、本作の感想なんですが、なんかこれ……特撮映画として妙にちゃんとしてていわば「バカ映画方向に舵を切ったガメラ」って感じです。
 いや、確かにバカ映画ではあるんですよね本作。そもそも「温泉地人食いザメが出る」って設定がバカですし、人がポンポンサメに食われる描写もちゃんと雑(?)ですし、サメは「シャーッシャッシャッシャ」って笑うし。
 しかし本作、「温泉地に出現した人食いザメ事件に対処する」って点ではB級映画的トンデモを織り交ぜつつもけっこう真剣に事態に対処していて、ちゃんと「怪獣映画」としての面白さがある。
 例えば、「温泉で襲われたはずの被害者の遺体がなぜ海で発見されるのか」「サメはどのようにして温泉と海の間を移動しているのか」といった各種の謎をちゃんとひとつひとつ解決していくし、その過程でまた新たな謎が浮上するという展開もしっかり織り込んであります。
 わたくし人形使いが思うに、怪獣とは巨大な謎です。しかるに人間は、その最大の武器である「知恵」でもって巨大な謎たる怪獣を解明し、解体し、そして打ち倒すわけです。これが非常に顕著に現れてるのがみんな大好き「ガメラ2 レギオン襲来」なので良い子のみんなは夏休みの間に見ようね。
 しかるに本作はサメ研究の専門家として呼ばれた女性研究者である巨勢真弓博士がまたいいキャラしてて好き。事態解決の鍵を握るのが女性研究者というのもガメラと同じですよね。そして最初は頼りなかった市長が覚悟を決めて温泉シャークとの戦いに赴くのも好き。怪獣映画では忌避されることも多い人間ドラマの部分が、本作では特撮部分の邪魔にならない配置と大きさでしっかり作品の中に収まっています。
 いやーなんというか予想外にちゃんとした作品だったので面白いとかつまらないとかいう以前に困惑が先に来てしまいました。いやちゃんとバカ映画だったしちゃんと怪獣映画だったし、チープなところはちゃんとチープだったので非常に出来のいいB級映画だったんですが、なんか想定してたのがキラーカブトガニとかあそこらへんだったのでもっとキッツイのが来ると思ってたら意外なくらいまともなのが来てしかも普通に面白かったので……。
 後半のあつみ丸VS温泉シャークの大群とのヤケクソ気味なラストバトルや最大の謎であるマッチョなど突っ込みどころはあるものの、特撮作品として順当に面白い作品に仕上がってたので意外に楽しめました。これで懲りずに続編を作ってほしい。
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「Deliver Us Mars」コンプしました!

2024-08-20 19:28:08 | ゲームな話

 わたくし人形使いはEpic Gamesのおかげで人間一人が抱えきれるレベルではない量の積みゲーを抱えているわけですが、今回はその中の一本「Deliver Us Mars」をコンプしました。しれっと新しいゲームを始めてしまってました……。
 本作は前作に当たる「Deliver Us Earth」の直接的な続編。主人公キャシーは離れ離れになった父親に会うために火星を目指すのですが、彼女の前にはさまざまな困難が立ちふさがります。彼女は果たして無事に父親と再会できるのか?

 わたくし人形使いは基本的にシリーズもの、特にストーリーが直接つながっているシリーズは最初から順番にプレイしていくタイプなんですが、なんだか宇宙モノのゲームがやりたい欲が高まっていたのでプレイを開始。
 前述の通り前作からの直接的な続編なので専門用語やキャラの相関関係、そしてキャラへの思い入れなどは不十分だったかなとは思いましたが順当に楽しめたと思います。
 特徴的だったのがスペースシャトルの発進シークエンスをはじめとする機器類の操作が非常に本格的なこと。特にこれから火星を目指すという場面での(おそらく)実際のスペースシャトルの発進シークエンスに用いられているであろう専門用語に加え、ずらりと並んだコンソールのボタンやレバーを順番に操作していくシーンは実際に発進準備を進めているようでワクワクしました。人間にはさまざまな欲求がありますが、その中には確実に「ボタンを操作したい」という欲求があると断言できると言っても過言でも華厳でもないと思います。なので要所要所で挿入されるこうした機械操作シーンは非常にワクワクしました。
 また、本作の特徴的なシステムとしてクライミングアクションとPMT技術を用いたパズルがあります。クライミングアクションは2本のピッケルを使って切り立った崖や壁面を登っていくというもので、ピッケルを打ち込むポイントを操作しつつ効率よく移動していくのはなかなか面白かったです。崖だけでなく氷壁や柔らかいクッション材の壁など、ロケーションも豊富で楽しかったですね。
 パズルについては、本作の世界観で一般的に普及しているネルギー連絡技術であるPMT技術を用いたもので、要はエネルギー発信元から発射されたビームを受信部に当てることでエネルギーを供給するというもの。本作ではこの技術を応用して電力供給の途絶えたドアを開けたり施設を動かしたりして先に進んでいきます。こうした作中世界観の技術とゲームシステムが一致してるの好き。
 本作のようなストーリー重視のゲームだと、こうしたパズル要素が多すぎるとストーリー進行が阻害されてしまうこともありますが、本作のパズル数はストレスにならない程度のものになっててストーリー進行の邪魔になっていないのが良かったですね。
 ゲーム全体のボリュームも短すぎず長すぎずでちょうどよく、前作を知らないながらもストーリーは楽しめたと思います。

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体調が回復してきました。

2024-08-19 23:56:30 | それさえも平穏な日々

 夏コミから帰ってきてからこっち体調を崩しっぱなしですべての水分を鼻水として失ってペナッペナになってたわたくしですが、先日病院に行って薬をもらってきたおかげか体調はかなり回復してきました。
 全身の倦怠感はなくなりましたし、咳もほとんど出なくなりました。熱はもとからありませんでしたが頭痛があったのでかなり辛かったところ、頭痛も収まり喉の痛みもなくなった感じ。
 へばってる間になんとか冬コミの申込みと紅楼夢原稿の申込みはできましたが、それ以外のあれやこれやの用事が全然できてなかったので明日から本格的にやっていきましょうかね。
 夏コミ戦利品レビューや紅楼夢原稿の準備に加えて、冬コミでは再びサークル「Ether Valkrie」のLim Worksさんの委託を受ける事になったので展示スペースの改善もしなくてはいけません。頒布物が増えてきたので紙製の棚を導入してスペースをスッキリさせたいと思います。あと看板も工夫したいな。
 そういや夏コミから帰宅したときに気付いたんですが、10年以上使っている先輩からのお下がりでもらったキャリーバッグ、とうとう車輪が片方消し飛んでいたのでそろそろ買い替えねば。いっそのことスーツケースくらい大きめのものにするか?
 夏コミが終わると紅楼夢、冬コミと一気に忙しくなるので5月くらいまでにはさまざまな準備を済ませるのが理想なんですがそれができたら苦労しないんじゃい。この忙しさが1年の後半に集中する構造的欠陥を改善せねば、毎年毎年9月にぎょーんと悲鳴を上げ続けることになってしまいます。もうちょっと忙しさをうまいこと分散させたい……。

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夏コミ戦利品レビュー・バロック編

2024-08-18 23:50:22 | 同人誌感想
 はい、ようやく体調がなんとか戻ってきのたでさっそく始めます戦利品レビュー。今回は2日目にに西館に行かなかったので同人ゲーム枠がないのでボリュームは少なめかも。
 ちなみに全戦利品の数は19点。全盛期に比べるとかなり減ってきました。以前は40点50点入手してましたからね。特に東方サークルは紅楼夢のほうがチェックしてるサークルは多いかも。
 さておき、夏コミ戦利品レビュー、まずはバロック編からどうぞ。
 
・神経塔に癒やしを求めるのは間違っているだろうか(時計の番人)
 最近ちょくちょく初バロックの感想がTLに流てきているのをホオジロザメ並の嗅覚で嗅ぎつけてはバリムシャアしてるんですが、この令和の世にバロックを初プレイした方の口からはしばしば「癒やされた」って言葉が出ることがありますが、それでは神経塔に癒やしを求めるのは間違っているだろうか?(タイトル回収)
 初っ端からいきなり現場猫角ちゃんで笑わせてくれる本作、次の「歪んだ人物メモ」もだいぶ笑えます。そこからいろんなネタが4コマ形式で収録されていますが、一番笑ったのはグリロスーツと妖鳥シレーヌでした。
 
 今日はここまで。
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やっと病院に行ってきました。

2024-08-17 23:54:40 | それさえも平穏な日々
 しばらく休んでてようやく体調が多少回復したのと、明日は日曜なので今日行っとかないと病院に行けるのは週明けになってしまうということで午前中に重い腰を上げて病院に行ってきました。
 久しぶりに行くので道順があやふやでしたが迷う前にスマホで道順確認したのでそれほど無駄な体力は使わずに済みました。また、相変わらず日光は辛いとはいえ日陰が比較的多かったので病院への移動はそこまでつらくはありませんでした。こういうのって行く前にはすっげーめんどくさそうに思えるんですが、行ってみればたいしたことないんですよね。
 予約を取っていたので待ち時間はそれほど長くはありませんでしたが咳がなかなか止まらなくて大変でした。待ってる人たちも数人ゲホゲホ咳き込んでる人がいたので、やはりこの時期に風邪引いてしまう人は多いんでしょうかね。
 診てもらったところやはり喉が腫れているようでした。各種の薬をもらって帰宅。
 病院に行ってもいきなり劇的に症状が改善されるわけではないので、体調が悪いときは早めに行っておくに越したことはありません。まあ今回は流石に体調悪い中で炎天下を歩いて病院に行くのは無理があったのでしばらく自宅療養せざるをえませんでしたが……。
 週明けくらいまでには体調が回復していることを願って、眠(みん)ッ!
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体調がとても悪い。

2024-08-16 23:22:21 | それさえも平穏な日々

※この日記は18日午前0時過ぎに書かれていますが気にしてはいけない。

 なんとか無事に灼熱の戦場から帰ってきたわたくし人形使い。しかし、イベント後にはしばしばあることなんですがビッグサイトの地形効果が切れてすっかり体調を崩してしまいました。
 そしてこうなると長引くんだよな……。
 長引かせないためにはさっさと病院行けって話なんですが、体調悪いのに加えてこの炎天下で外出する気力がなかなか湧かない。
 せいぜい近所のコンビニに行くのが限界だったので、スポーツドリンクやらなにやらを買い込んであとはひたすら鼻水とくしゃみを垂れ流すだけの肉塊と化していました。つらい……。
 わたくし人形使いは昔から喉をやられると体調不良がかなり長引くことが多いんですが、今回もまあなかなか体調がよくなりません。夏コミの新刊読む元気もないという……。
 これ以上体調が悪くならないようにクーラーは着けつつも長袖長ズボンで布団も増やして寝てます。そろそろ体調を回復しないともろもろの映画が見られなくなってしまう。

 

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夏コミ思い出し日記その2!

2024-08-15 23:46:59 | それさえも平穏な日々
 まだまだ体調が本調子ではなかったので、今日もお家で屍をさらしておりました人形使いです。おかげでサンサン劇場の「あぶない刑事」と「風が吹くとき」見逃してしまってグギギギ。
 しかし体調が悪い状態で無理すると待っているのは死のみなのでいのちだいじにでいきます。コミケ最中はもちろんのこと終わったあとこそ体調に気をつけねば。映画館でゲホゲホ言ってると廻にも迷惑だしな。
 さておき、コミケ2日目の思い出し日記はっじまっるよー!
 
・8月12日(月)
 1日目はサークル参加だったのでまだマシだったとはいえ、前回の日記に書いた通り近年稀に見る酷暑でひどい目に遭いました。
 そして2日目は一般参加。一般参加ということはあの遮蔽物ゼロで太陽の恵みを蒸発するまで浴びせかけられる東駐車場に並ばなくてはいけないということなんですよね。
 毎年毎年、上は空から下はアスファルトからじりじり焼かれる東駐車場の熱量はゲル・ドルバ照準を向けたソーラ・レイに匹敵すると言われています。
 わたくし人形使いは今回は午前入場チケットを入手していたのでホテルのチェックインは8時過ぎ。ちょっと早かったかとも思いましたが、今回は臨時バスが丸ノ内側といういつもと勝手が違う状況なので時間には余裕を持って。
 さて問題はコインロッカーですよ。
 わたくし人形使いはいつも2日目はホテルから出たらいらない荷物をコインロッカーに預けてから開場へ向かってるんですが、今回は丸の内出口周辺のコインロッカーが軒並み埋まっててさあ困った。
 仕方がないので暑い中荷物を引きずって八重洲出口へ引き返し、早くも虚ろな瞳になりながら空きロッカーを探します。
 時期が時期だからかどこのロッカーも空いてなくて絶望してたんですがなんとか空いているところを見つけて無理やりリュックサックとキャリーケースを押し込んでようやく身軽になれました。荷物に関してはコインロッカーを探して彷徨うのも一苦労というかもうとてもつらいのでどうにか対策を考えたいと思います。ホテルから荷物送れたっけか……。
 そして再び丸の内口に戻って臨時バスに乗ります。しかし今回は残念ながら座れなかったので到着までひたすら直立不動で耐えます。
 そんな感じでようやく会場に到着。しかし辛いのはここからなんだよな……。
 午前中入場チケットの入場時間は11時でしたが、11時きっかりに入場できるというわけではもちろんなく、わたくし人形使いは鉄板の上で焼かれるたい焼きの気持ちで刻一刻と体力が減っていく環境に耐えながら入場を待ちます。
 冬は冬で辛いこの待機列ですが、夏の東待機列は上からは直射日光、下からはアスファルトの輻射熱という隙を生じぬ二段構えで一般参加者を焼き尽くすのでもう大変。気象庁の発表では35度超えということでしたが、体感では完全に40度超えてました……。こんなの軍隊でも音を上げるだろ……。
 午前中チケットを入手したものの、チェックしたサークルは速攻で在庫がなくなってしまう心配はそんなになかったので今にして思えば午後入場でもよかったかな……でも結局並ばなくちゃいけないのは変わらないか……。
 そんな感じで会場入りもしないうちに朦朧としながらも暑さに耐えていると、だんだんと風が出てきたのでけっこう楽になりました。反面、周辺に遮蔽物がないので日傘を持ってきてた人たちは傘を飛ばされそうになってて大変そうでした。歩いている際はいいですがやはり待機列の中では日傘はかえって邪魔になる感じですね。一番いいのはあごひも付きの帽子だろうか。
 風が吹いて多少楽にはなったものの暑さは変わらず。どのくらい暑かったかと言うと冷えピタがまったく効果を為さないくらい暑かったです。いつぞや「コミケは戦場」発言がSNS上で物議を醸したことがありましたが、今回は流石に戦場……というか戦場に入る前にすでに文字通り避けようのない戦いが始まってた感じです。これだけ暑いと最終的な暑さ対策が「そもそも参加を控える」になってしまいそう。
 そんな中、なんとか待機列が動き始めました。我々オタク一同幽鬼の列となって館内へと歩みを進めます。
 流石に館内に入ると一気に楽になりました。ありがとう天井。ありがとう壁。しかし今度は館内は風が吹かないというデメリットが発生するので今回の夏コミは屋内屋外どこにいてもとてもつらいという状況でした……。まさに逃げ場なし。
 でもまあ来ちゃったもんはしょうがあるめえということでわたくし人形使い、一路東館へと向かいます。東館では東方サークルを回りましたがさすがに2日目ということで久々に自由に歩けないほどの混雑に。これ壁サー回った人たち大変だっただろうなあ。
 チェックしていた東方サークルは無事すべて回れたので、あとはモノ書き同志のフミツキさんのサークルに挨拶に行ったり水分補給したりしました。
 夏コミでチェックしていた東方サークルはもしかしたら紅楼夢よりも少ないかも。なのでサークル周りはいつもどおり比較的短い時間で終わったんですが、体力が完全にスッカスカ。本当なら東館を回ったあとに同人ゲームの西館に行く予定でしたが、さすがにこの状態で西館まで行く体力はないと判断して今回はやめときました。1日目はサークル入場してたからなんとか移動できるだけの体力があったものの、2日目はさすがに脳内に赤ランプが点灯しましたわ。
 というわけで、かなり早いですが3時くらいには会場を離脱してバス乗り場へ。しかし考えることは皆同じというべきか、バス乗り場はすでに長蛇の列が。これは次回夏コミから帰りはブルジョワの乗り物であるタクシーを使うべきかも。しかも帰りのバスは座れなかったのでさらに体力を削られる羽目に。最初から最後まで体力が減りっぱなしのコミケでした。
 そしてなんとか東京駅にたどり着き食事を済ませます。ふと自分の両手を見ると真っ赤に焼けています。そしてリストバンド着けてた左手の手首だけ焼けてないので見る人が見たら明らかにオタバレしてしまう。
 食料を補給したので多少ライフゲージが回復しました。帰りの夜行バスまではまだまだ時間があるので、我らシューターの聖地である秋葉原HEYへ向かいます。
 お前西館に行けないくらい体力消費してたんじゃないの?と思われるかもしれませんがそれはそれ、これはこれ。
 HEYに行く前にブックオフに寄ろうと思ったんですがこれが間違いだった。なんか知りませんが秋葉原のブックオフって行こうとすると必ず迷うんですよね。そして今回もご多分に漏れずなぜか見当違いの方に行ってしまいまたもや無駄に時間と体力を消耗することに。
 仕方がないので引き返してHEYに突っ込みます。
 わたくし人形使いはすっかりゲーセンには行かなくなってしまいましたが、HEYでは普段さわれないようなレアなゲームが置いてあるのでやはりワクワクしますね。
 「ネビュラスレイ」とかプレイしましたがこんなに弾早かったっけ……。あと今回「サイヴァーン」とか初めてプレイしたかも。カネコシューって全然触れる機会ないよな。
 そのほか未だsteamに移植されてない「怒首領蜂最大往生」などなどをプレイしている間に9時くらいになったので東京駅に戻りバス乗り場であるミッドタウン八重洲へ。
 毎回も書いてますがミッドタウン八重洲の存在は本当に本当にありがたい。泣けてくる。この疲れ切った状態で屋内で夜行バスを待てるのは本当に助かります。コンビニもあるしな。
 しかしここでわたくしまたもやミスをしていたことに気づきます。秋葉原HEYにいたときにメモ帳を落としていたっぽい。まあでもメモしてた売上は覚えてるし書きなぐってた小説の下書きも清書済みだったし損害はそこまで大きくはなかったのが幸いか。なんか今回は落とし物が多いな……。
 そんなこんなで中原中也の詩集を読みつつバスを待ちます。かなり遅い時間のバスだったのでだいぶ待ったな。
 帰りのバスは便が残ってなかったのでやむなく4列シートでしたが隣の人ガチャが外れではなかったのでよし。わたくし人形使いはコミケの際にはずーっと夜行バスを使ってますが、夜行バスの快適度を左右するのは3列シートと充電設備のほかにトイレの有無が大きいと思います。
 車内でトイレに行けるというだけでなく、トイレ休憩でいちいち起こされないのでトイレに行く必要がなければずーっと寝てられるというメリットがあるんですね。あとトイレ行ったあとにバスを見失う危険もないしな。なので帰りは4列シートでしたが比較的快適にスムーズに過ごせました。
 そして翌朝、すでに暑い中なんとか家までたどり着き、わたくしの夏コミは終わりを告げたのでした。
 
 いやー今回の夏コミは本当に暑かった。個人レベルでの対策グッズの持ち込みにも限界があるのでこのレベルの暑さが来年も続くようなら人によっては「参加しない」が最良の暑さ対策になるかも。
 あとこれだけ暑いと汗だくになるので、コピー本やペーパーが汗でシワシワになる恐れもあるでしょう。なのでクリアファイルなどの保護アイテムを持っていくといいかも。
 いろいろ反省点の多い夏コミでしたが、まあなんとか無事帰ってこられました。冬コミも参加予定なので、また冬コミでお会いしましょう。はー暑かった……。
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2024年夏コミ思い出し日記その2……の予定でしたが、

2024-08-14 21:18:01 | それさえも平穏な日々
 コミケの地形効果が切れてなんか体調を崩してしまったので思い出し日記その2はお休みとさせていただきます。
 多分帰宅したあとに風呂上がりでクーラーつけて寝てたのがまずかったなこれ。熱は平熱ですが喉の痛みと頭痛がけっこう辛い。
 明日はサンサン劇場の上映作品が切り替わる木曜日なのでなんとか体調を回復させておきたいもの。喉の痛みは熱い風呂に入ってなんとかしました。あとはさしあたって厚着して布団も増やしてあったかくして寝ます。毎度のことながらコミケ後は体調が崩れやすいので気をつけねば。と言っても疲れが出るのは仕方ないよなあ。日焼けした両手がまだ痛い……。
 というわけで思い出し日記は明日以降となります。
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2024年夏コミ思い出し日記その1

2024-08-13 23:22:43 | それさえも平穏な日々
 とんでもない酷暑の中、みなさん無事に帰宅されたでしょうか。わたくし人形使いは本日早朝なんとか自宅に帰ってきました。
 いやー疲れた……そして日焼けがなかなかひどいことに。左手の手首だけ日焼けしてない人がいたらオタバレしてしまうので気をつけましょうね。
 それでは今回も恒例の思い出し日記行ってみましょう!
 
・8月10日(土)
 出発前日。
 今回はわりかし余裕を持って原稿を完成できたので、コミケの準備もまあまあ余裕を持ってできました。出発当日まで例大祭新刊レビューを書いていたなんて口が裂けても言えない。
 でもまあ余裕を持って家を出られたのでよし。でもなんかバス乗り場まで迷ってしまったのでダメ。なんでこう迷いやすいんだろうな……。
 まあ早めに家を出たので時間には余裕がありましたが、体力には余裕がないのでさっそく無駄な体力を使ってしまってぐんにょり。
 でもまあ、ちょっと前のコミケから自宅近くのバス停を使うようになったので行き来は格段に楽になりましたね。本当によかった……。以前も書きましたが今までは屋外で汗だくになりながらバス待ってたからなあ……。
 多少のトラブルがあったものの無事に夜行バスに乗って、一路東京に向かいます。
 
・8月11日(日)
 コミケ行きの夜行バスはしばしば地震や悪天候で遅延するもの。今回はとくに南海トラフ地震や台風の接近が心配でしたがそうしたトラブルはなく、無事東京に到着。
 しかし今回はちょっと勝手が違ってました。いつもなら八重洲口から出発してる臨時バスが、今回は工事の関係で駅を挟んで反対側の丸の内側になってるんですね。
 おかげで八重洲側から丸の内側に移動するのにこれまた時間と体力を使ってしまった。初めて行く場所は必ず迷うんだよな……。駅の中を直線で突っ切ることはできずに自由通路を通らないといけなかったのでけっこう歩きました。はー疲れた。
 わたくし人形使いはコミケにはもうだいぶ長く参加してますが、実は丸の内側に行くのは今回が初めて。なのでせっかくなので写真を撮ってきました。
 
 
 こっちから見るといきなり歴史的建造物なふいんきですね。そして丸の内側の広場が本当にスコーンと建物がない空間になってておおーさすが首都といった感じ。
 しかし見とれている暇はありません。臨時バス乗り場を探します。
 そして臨時バスに乗るときは気をつけていたはずの小銭の準備を忘れてて列から一度離脱して自販機を探すというまた無駄なムーブをかましてしまいました。この時点ですでに暑さで体力がガンガン奪われていたのでこのロスは非常にダメなミスでした。もう次回からコミケのためだけにpasmoでも導入しようかな……。
 幸い臨時バスでは座ることができたのでわずかながらも体力を回復できました。行き帰りのこの臨時バスで座れるか否かは体力回復において非常に重要なファクターなんですが、完全に運次第なので困りもの。
 さておき、無事に会場に到着。東6へ向かいます。
 今回もバロック島は2サークル。しかし、本番である2032年までは「時計の番人」さんとともに守りますバロック島。
 早速設営に取り掛かるわたくし。しかしわたくし人形使い、ここで恐ろしい事実に気が付きます。
 宝の地図(サークルリスト)を紛失してました。俺のバーカバーカこのエキノコックス!!! お前何年コミケに参加してるの!!? バカなの!!?
 暑さからではない汗が全身から吹き出し脳内ではセルフ激詰め。「1日目の朝」というコミケ参加史上最速の脳内反省会が開催されました。この傷は私の宝です。(血反吐)
 どういう状況だったかと言うと、サークル入口前でスペースNoをチェックしたあとにキャリーバッグのポケット部分にリストをしまったつもりがバンド部分(つまり底がない)に入れてしまいそこから落っことしてしまった模様。
 いやー……慣れって怖いですねマジで……。未だにこんなミスをやらかすとは己のあんぽんたん具合に絶望して四百余州にあだ名す怨霊と化してしまいそうですが、怨霊化に使ってる体力なんて1ミリもないので黙々と設営を進めます。もうなにも信じられない。
 今回の設営はこんな感じ。
 
 
 もうだいぶ頒布物が増えてきたのでそろそろ紙製の棚を導入しようと思います。あと今回、試験的にboothのQRコードを設置してみましたが効果の程はどうだったか。
 さて設営も無事に終わり、コミックマーケット104・1日目のスタートです!
 コミケの日記では毎回書いてますが、やはりこの開場の拍手の瞬間はいかにもイベントに参加した!という気持ちになれますがサークルリスト紛失というやらかしのダメージが脳の半分を占めており気分ぐんにょり。
 しかしぐんにょりしてても仕方ないのでリストを復元するべく、スマホで検索しながらメモ帳にリストを作ります。
 記憶が頼りのチェックでしたが、チェックしていたサークルはほぼいつもチェックしているところばかりだったのでスマホで検索してなんとかリストの復元ができました。ありがとうスマホ、ありがとうdocomo、ありがとうexperia。スマホがあるとほんと便利だなあ……。以前自宅にサークルリスト忘れてきたときに慌てて前日にネカフェに突っ込んで半泣きでサークルチェックしてたことを思い出してゲボ吐きそうになるなどとした。
 結論から言うとリストは無事復元できて、チェックしてたサークルは全部回れました。はーよかった。
 さて、今回の夏コミでもっとも懸念されていた暑さですが、サークル参加となる1日目は自分のスペースにいられるのでまあまだ耐えられる……と思ってましたが暑いもんは暑いんじゃい!!
 今回の暑さ対策としては、塩分補給用のタブレット、ミネラルウォーター、タオルを持っていきました。特に塩分補給用のタブレットは容量が多かったので助かった。しかしまあ暑い暑い。明らかに去年の夏コミを遥かに超えた暑さで一般参加となる2日目はどうしたもんかという状態でした。
 何が辛かったって館内の気温はもちろんのこと、マスクの中が蒸れる蒸れる。うおォン 俺はまるで人間蒸気機関車だってくらい蒸れる。50枚入りの安物マスクだったせいもあるかもしれませんがマスクしてるのがかなり辛かった。そしてわたくし眼鏡っ漢(めがねっこ)なので顔を拭うのにいちいち眼鏡を外さないといけないのがまためんどくさい。
 で、問題は西館への移動ですよ。今回は珍しく1日目のゲーム(その他)が西館に配置されてたので東から西館に行かなきゃいけなかったんですがこれがもう大変なことになってました。
 昼頃に東館を出たんですが、もうその時点で通路に車椅子に乗せられてぐったりしてる人が行き来してて外の過酷さを思い知らされます。えらいこっちゃ。
 そして去年の冬コミには特に問題なかったはずのコンビニ前にとんでもない混雑の塊が発生してて行き来が一時ストップしてました。どうもこのとんでもない混雑の原因はブルアカっぽいですね。さすが覇権コンテンツ。
 さらにルート制限で西館へ向かう際には屋外に出ないといけなかったんですがこれがまた辛い。日陰が全然ないのでカンカン照り通り越してガンガン照り状態で肌がチリチリ。暑い通り越して痛い。
 すごい勢いで自分の体内から水分が流出していくのがわかります。俺は雑巾となっている。
 そんな感じでヘロヘロになりつつも西館に行った結果なんですがチェックしてたサークル2箇所ともサークル主さんとすれ違ってしまいました。
 こうなりゃヤケクソじゃい!ということでわたくしいったん東館に戻ってからの怒りの2往復をぶちかましました。あーなんか体が軽いですよ? その甲斐あってなんとかチェックしてた「Ether Valkyrie」さん、「ほずみつきの」さんには挨拶できました。あーよかった。しかし今回STG島が縮小してた感じですね。時間と体力が追いつかなくてチェックしてたサークル以外はあんまり確認できてませんが。
 そして自分のスペースの話ですが、この酷暑の中スペースに来てくれた人がけっこういて非常にありがたい。さきほどの「ほづみつきの」のほづみつかささん、2日目参加の「フヅキ堂」のフミツキマサヒトさんが来てくれました。そして長年のバロッカー同志であるしおのりさんも暑い中来てくれてありがとうございました。
 今回の新刊は実に20年前の作品を引っ張り出してきてリメイクしたわけですが、お隣のバロッカー同志の「時計の番人」さんとしおのりさんがリメイク前の作品を覚えていてくださってたのが嬉しくてうっかり召されそうでした。20年前の作品を覚えててくれるって相当すごいことだぞ。
 こないだ「東方我楽多叢誌」の記事でお世話になっている土露団子さんと、「例大祭やコミケといったリアルイベントには中高生といった若年層が参加するのが金銭的な面をはじめとするハードルが高い」という話をしたのを思い出しました。
 そうしたハードルを承知の上で言いますがリアルイベントはいいぞ。
 わたくし人形使いも作品の感想がなかなかもらえないとか未だにうまい作品が作れてるのかわからないという不安や悩みを抱えて布団の中でダンゴムシにメタモルフォーゼしたりもしますが、リアルイベントでの「眼の前に自分の作品を手に取ってくれる人が存在する」という圧倒的現実はそんな不安や悩みをモルヒネのごとくマヒさせてくれるのでおすすめです。まあ「これ本当に現実? 本当の自分は今布団の中でヒメマルカツオブシムシにメタモルフォーゼしているのでは……?」とか思ったりもしますが。自分の幸福が信じられない。
 ともあれ、リアルイベントへのサークル参加は本当に唯一無二の喜びをもたらしてくれることは確実です。このブログを読んでいる方でリアルイベントに参加しようか迷っている方がいたらぜひとも冬コミに早速参加しましょう。今なら参加申込書がなくてもオンラインで申し込みできるから! 特に大熱波の時しか表に出てこないバロッカーの皆さん! あなたのバロックで救われる俺がいるんです! いいからつべこべ言ってねーで申し込みしろオラァァァン!!!
 はぁはぁ。体力が……。
 そんな感じでコミケ1日目は終了……してません。ホテルに行き着くまでがコミケです。そして1日目の最大手とも言えるのが帰りの臨時バス乗り場。わたくし人形使いはあんまり壁サークルには並ばないんですが、考えてみるとコミケで並んだ中でいちばん長い列がここかもしれん。
 コミケの閉会は4時なんですが、その時間になると一般参加者に加え撤収を終えたサークル参加者も加わってしまうのでそれより少し早い時間に帰るようにしてるんですが当然みんなそう考えるわけなんですよね。
 まあ帰りの交通手段は分散してるので1時間も2時間も待たされるわけではありません。しかし日陰がないので帰りの体力を使い果たしてボロボロのヘロヘロのゲドゲドになってるところに夕方の直射日光が容赦なく照りつけるこの臨時バス乗り場は最後のハードルと言えるでしょう。とてもつらい。
 しかし運良く座ることができたので多少なりとも体を休めることができました。東京駅に到着したあとは駅内で食事を済ませて予約してたカプセルホテルへ。コミケからホテルに到着して入る風呂の心地よさよ……。
 もはや体力の限界だったので早めにホテルに帰ってきて正解でした。風呂を早々に済ませて翌日の準備を済ませて全力で寝る!!
 後半に続く!(キートン山田の声で)
 
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第21回博麗神社例大祭戦利品レビューファイナルスパーク!

2024-08-10 20:17:49 | 同人誌感想
 「夢幻理論の臨界点」のレビューは見事夏コミ出発前に終わらせましたが、実は例大祭戦利品レビュー自体はまだ残ってたという……。
 そして今日は夏コミへの出発当日ですが、まだ時間があるので今すべてを終わらせる時!
 
・七夕坂幻想(上海アリス幻樂団)
 東方の深淵とも呼べる秘封倶楽部、その最新作「ZUN's Music Collection」の第十弾がついに登場!
 実に8年ぶりとなる秘封新作、明らかに「別れ」を予想させるジャケ絵に秘封界隈は騒然となりこの騒ぎは三日三晩続いた。
 さて秘封倶楽部といえば単なるサントラという以上に、2024年現在公式ゲームにも書籍にも登場していない、この「ZUN's Music Collection」のブックレットでしか語られない謎めいたストーリーが魅力なわけですが、本作はこれまでと比べてもなんというか非常に異色。
 「ZUN's Music Collection」は原作ゲームで使用されたBGMとオリジナルのBGMが取り混ぜて収録されているんですが、ブックレットを読みながらBGMを聞いていくと実に「効」く。
 わたくしまだまだ本作はじっくり聴き込んではいないんですが、本作はあまりにも「不穏」の色が濃い。「伊弉諾物質」のあたりからなんとなく秘封倶楽部の終焉というか別離といったような雰囲気が匂ってきてましたが、なんか本作あからさまになってないかこれ!?
 収録されているBGMとブックレットの内容は、正直数回触れただけでは明確にはわかりません。「解読」が必要な音楽CDってなんだよ……。
 
・あいかわらずけものみち(まりおねっと装甲猟兵)
 例大祭戦利品レビューの最後を飾るのは、恒例のこのサークルさん。
 それではいつもどおりの全ツッコミいきます。わからないネタは潔くスルーしていくので識者の方は援護射撃お願いします。
 
・3ページ2コマ目:ついに現実の世界がここまで来たとしみじみ思います。サイゼリヤのネコ型配膳ロボ。
・4ページ目3コマ目:「真」と書いて「チェンジ!!」と読むのは言うまでもありません。「真ゲッターロボ地球最後の日」。
・6ページ目6コマ目:ソラでこの曲名を言えるかどうかは東方ファンレベルのひとつの判別方法だと思います。妖々夢の橙のテーマ「ティアオイエツォン」。
・8ページ目4コマ目:みんな大好き世紀末バスケこと「北斗の拳」のトキの北斗有情破顔拳。ちにゃ!!
・同5コマ目:「バイオハザード4」のチェーンソー男。おっぱいのペラペラソース!!
・9ページ3コマ目:一大ブームとなった米津玄師の「KICK BACK」のPV。最初見たとき「ポチョムキンかな?」って思った。
・10ページ目4コマ目:「ドラゴンボール」の神龍と「遊戯王」のブルーアイズホワイトドラゴンと好きな惣菜発表ドラゴン。
・同5コマ目:「ぷよぷよ」のドラコケンタウロス。
・11ページ1コマ目:このネタ分かる人どのくらいいるんだろうな……。PSの「カルネージハート」。
・同2コマ目:一斉を風靡した猫ミーム。
・同5コマ目:アーケードとファミコンで出てたACT「ゲバラ」。今考えるとゲバラとカストロがプレイヤーキャラってすげー話だな……。
・12ページ1コマ目:思い出すのに時間がかかりましたがアーケードで出てたガンシュー「スティールガンナー」。
・同2コマ目:このネタわかる世代、東方界隈にどれくらいいるんだろうか……。「電撃戦隊チェンジマン」。
・13ページ3コマ目:童謡って歌詞やメロディは知っててもタイトルを知らないことって多いよな。童謡「あめふり」。
・同5ページ:これ本家のCMよりも「デストロイオールヒューマンズ」で田中敦子さんのアレのほうが有名だったりしないか? 「ホテル聚楽」のcm。
・15ページ1~3コマ目:ストーカーつながりで「機動武闘伝Gガンダム」のストーカー。
・16ページ1コマ目:枝切りバサミを持ったらこのモノマネをしなくてはならないと条例で定められています。「クロックタワー」のシザーマン。
・同3コマ目:みんな知ってる国民的アニメ「サザエさん」のじゃんけん。風の噂によるとサザエさんじゃんけんの勝敗を延々と記録している猛者がいるとかいないとか。
・17ページ4コマ目:なにかと思ったらこれ「高橋名人の冒険島」か。
 
 
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