久しぶりに耳たぶが痛くなるくらいの寒さの中、行ってきました「RRRドルビーシネマ上映」。
行くタイミングを測ってたらこんな大寒波が来ててそもそも映画館に行けるかどうかも怪しい状況で、twitterで見てみると関西方面のJRが全滅してるとかいう話が流れてきてこりゃやべえと思ってましたが、なんとか帰って来られました。
梅田に行く分は大阪シティバスで問題なく行けたんですが、帰りの電車がなんか120分遅れとか行っててこれはもう最悪の場合はブルジョワの乗り物であるタクシーを十数年ぶりに使うことになるかと思ってましたが、しばらく待ってたらようやく来たのでなんとか帰れましたが、他の路線ではずーっと足止め食ってたらしき人たちの行列ができてて改めてえらいことになってるなあと思うのでした。
さて「RRR」ですが、平日のレイトショーでなおかつこの天候という状況にしてはけっこう人は入ってた感じ。
また、上映後の周囲の様子を見る限り、初見さんがけっこう多かったようでした。
さて感想。まずは映像に関して。
まあさすがドルビーといった感じです。単純にスクリーンがでかいのと、映像の解像度が向上してるのでこれまで気づかなかった部分に気づくことができたのがなかなかの収穫。
たとえば、冒頭のラーマVS1万人の後半でターゲットの行く手を阻む崖から、群衆の叫喚で砂が落ちてるところとか、ダンスバトルのあとでふたりが帰っていくシーンで、後ろのほうでイギリス人男性が面白くなさそうに「なんだあいつら」みたいな仕草をしてるところとか、細かいですが作品の解像度が上がる発見ができました。
あとは結構なロングショットでもラーマが胸につけてる名札の文字がはっきり読めたのもさすがドルビーシネマといった感じでした。
ほかには、やはり光と影のコントラストが際立ってたのが印象的でしたね。後半のラーマンビーマンのところとか最高だった。ラーマとビームを象徴する、ひいては本作を象徴する要素である火と水が美しさを増してもう毎秒マンガの見開きカラーページが展開するかのような映像を楽しめました。
そして次はドルビーシネマのいちばんの目玉とも言える音響です。
もう最初のDVV(ジャヤジャヤジャヤ)からいきなり音が多層的になってて幻惑感すら覚えるほど。
続く冒頭のマッリの歌、ロングショットのときは声が響き、カメラが寄ると声の響きが押さえられるので、距離感がよりはっきりと表現されてる感じでした。
そして冒頭部分こそ「ちょっとこれ音大きすぎやしないか?」と感じましたがあっさり慣れました。まずシアターが単純に広いので耳どころか全身で音を浴びることができるので楽しい。スコット邸襲撃シーンとかもはや花火大会と化していました。また、放たれた動物の声がかなり聞き分けられたと思います。
ほかに音響関連で気づいた点といえば、ブレスレットなどの金属製の装飾品が鳴る音が聞き取れたことですかね。
いやー外は冷え込んでましたが見終わる頃にはポカポカでした。RRRの健康効果はWHOに周知されるべき。そしてRRR、もう何回も見てますがまだまだ楽しみ足りません。作品自体の感想についてもまだまだ書き足りないので、次のマサラの感想は作品自体の感想にも行数を割いてみようかなと思います。