いやー20年ですよ20年。
とうとう映像化です。感慨深い。連載初期から読んでましたからねこの漫画。
えっBLAME!ver0.11? ソンナノナイヨ?
というわけで感想です。
致命的なネタバレはない……というか、そんなにネタバレが気になる種類の作品ではなかったので特に内容は隠しません。
づるかわいい!
おやっさんシブい!
シボさんクールビューティ!
セーフガード気色悪い!
シャキサクってそうやって食うの!?
サナカンってそういうアクセントだったの!?
霧亥全然しゃべらねえ!!
電基漁師のアクションカッコイイ!
腕がちぎれるとかかすり傷!
「重力子放射線射出装置」って言うの大変そう!
すげえ! ガンツだ!
霧亥VSサナカンの無言の殴り合いが原作通りでOK!
……こんな感じ。
主人公である霧亥が皆さん御存知の通り全っ然しゃべらないので、話はづるを中心に構成されている感じでした。
つうか作中では霧亥って戦うか電池切れで寝るかしかしてません。
お前はエネルギー切れまで遊んで回る小学生かよ。
演じる櫻井さんの台本が見てみたいわ。
そして花澤さん演じるシボさんがクールで良かった。
まあ最初はおなじみのミイラ状態でしたが。
原作でもミイラ状態からようじょ形態まで幅広い性癖のファンを虜にしてきたシボさんですが、今回もミイラ状態から華麗にクールビューティ化。
さらにそこから驚くべき姿に!
ミイラ状態で霧亥に背負われてるのがなんかラブリーでした。
あと「フフッ……」って笑い方がすげー好き。
でも個人的には「体がいっぱいあるよー!」ってはしゃいでるシボさんも見てみたかったかも。
そしてみんな大好きシャキサクですが、よもや水に漬けてふくらませるのが正しい食べ方だったとは!
床に落ちたときの音から察するに、加水前のシャキサクはガチガチに硬そうなんですが霧亥の歯は大丈夫なんだろうか。
忘れてはいけないのが音です。
シドニアのときでも音響はこだわり抜いて制作されていましたが、そのこだわりは本作でも健在。
もちろん重力子放射線射出装置発射のシーンは、なんかいかにも未知の兵器って感じがして好きです。
あと、トリガーを引いたときの「コリッ」っていう硬い音が好き。
BGMも壮大でよかったんですが、世界観的にはもう少し無機質なBGMでも良かったかも。
結構エモーショナルというか、情感を全面に出したBGMが多かったです。
ストーリーに関しては、正直ちょっと物足りなかったですかね。
BLAME!の魅力の一つに、その遠大さがあると思うんですが、そのあたりがちょっとこぢんまりとまとまってしまってたと感じました。
まあ主人公が一言もしゃべらないまんま延々歩くとか映画でやるわけには行かないでしょうけど。
こんな感じですかね。
全体的には非常に良い映画でしたし、そもそもBLAME!が映像化されたってだけでプラトーンのポーズですよ。
あとアンソロ小説に加え、冲方丁先生のノベライズも出るらしいので買わねば。
あとシャキサクは全国のコンビニで売るべき。