今回は同人ゲーの新規開拓が進んだ感じです。
・魔棒少女みらくるくるん(ですのや)
魔法少女ではありません。魔「棒」少女です。
正義の魔法少女を目指す主人公・巡坂くるんは、正義の勝利のために人の姿すらかなぐり捨てて棒に変身!
というわけでこのSTGの自機は棒です。なんの呪いだこれは。
ほんとに自機が棒で、しかも当たり判定は全身。
なのでくるくる回転させたり面から出るショットと先端から出るレーザーを切り替えたりしつつステージを進んでいきます。
なんとも奇抜なSTGですが、ステージ攻勢や敵配置もそれに合わせたものになっていて、普通のSTGにはないプレイ感が楽しめます。
かなりパズルゲームに近いのでは?
まさに同人ゲーと言った感じの良作だと思います。こんなん同人ゲーでしかお目にかかれないぞ。
当たり判定が全身なので接触ミスがかなり多いですが、逆にかなり狭い隙間でも通れたりするのでとっさの判断と回転の調整が勝利のカギってとこでしょうか。
まだ実装されていない機能もあるようなので、今後のアップデートに期待ですね。
・夜光蛾6(あきら小屋)
夜光蛾シリーズの6作目。
今回は地形シューになってます。
最近ではなかなか見なくなった相変わらずの多関節キャラと巨大ボスで、オッサンシューターを楽しませてくれます。
今回は接近して撃ち込むことでスコア倍率が上がり、ボムゲージも溜まるという仕様になっているんですが、STGの大きな楽しみの一つである撃ち込みが視覚的、そして聴覚的に強調されている感じですね。
撃ち込みが楽しいとそれだけでプレイが楽しくなるので、このサークルさんの作品は好きなんですよね。
接近すればボムゲージも速攻で溜まるので、ボムは緊急回避ではなく攻撃用として積極的に使用すると吉。
ザコ敵がかなり硬めになっているので、ボムで一気に大群を薙ぎ払ったときの爽快感はなかなかのもの。
時期もライフ制なので、ガンガン前に出て攻めるタイプのSTGに仕上がっています。
このサークルさんのSTGはどれも一見内臓とか骨とか骨とか内臓とかミミズとかキャラの変な名前とかまえばりとかでイロモノ系に見えますが、どれもSTGの楽しさを追求しているのがわかります。
ザコ敵に至るまで、攻撃の予兆がしっかり見えるようになっていて、接近するタイミングと離れるタイミングがはっきり分かるようになっているのもグッド。
反面、今回は「地形シュー」と「接近して撃ち込む」というスタイルが「派手なエフェクト」 と合わさって、知らないうちに死ぬケースが非常に多いのがちょっと残念かな。
特に自機周りのエフェクトがかなり派手で、地形や敵弾がまったく見えなくなることもしばしば。
1面前半は特に顕著で、壁から生えてくるドリルの砂煙もそれに交じると視認性が極端に悪くなり、頻繁に地形が見えにくくなってしまいます。
後半のもやもやはステージギミックなのでいいとして、こうしたギミックとして仕込まれていない視認性の頻繁な低下はちょっとマイナスポイントかなーと。
今日はここまで。