ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

春真っ盛り大和街道 3

2016年04月17日 20時51分35秒 | ウォーキング

弘法大師にちなんだ由来を持つ井戸です。



大師井戸ともいわれています。



この地蔵には道しるべも刻まれています。



「右 こうやみち 左 いせ まきのお道」。

ここは資料によると西神谷街道の
起点といわれています。
でもなあ、西神谷街道は堺から歩いたしなあ。
こんなところ通るはずはないよなあ。
どちらかといえばこの道を別に調べたら、
「麻生津道(おうずみち)」と
呼ばれているようです。

ま、今日はそれを進まないからいいけどね。

そういえば、熊野古道や大和三山の道のように
こういう大師の井戸はあちこちにありましたね。
弘法大師さんはかなりの数の
井戸を作られたようです。

ここの井戸は今まで一度も
枯れることなく水がわいていることからも、
水不足の時にも、困ることなく
ありがたい井戸なんだそうです。

そのときも、ちらっとふたを開けてみたら、



おお~なんときれいな水が
沸き上がっておりました。
水質検査しておいしかったら、
夜の水割りなんかにも
ちょうどよさそうですねえ。
そんな風に使ったらばち当たりますかねえ。

この井戸への分岐点にあたる常夜灯と
道標のある交差点は、
「高野辻」とも言われているようです。

常夜灯の横にある
道標は古く、何か字が刻まれているのは
確かなんですけど、
全く読めなかったです。





そんな高野辻を過ぎてしばらく進むと、
線路を渡ります。



お、ちょうど電車が来ましたねえ。



それを渡ると、古い地蔵さんのところに
道標があってそれに沿って曲がっていきます。



前方の遠くに見えてくる山はもう、
町石道の走る山かもしれません。



山地に施された太陽光発電なんかを眺めながら



線路沿いに進んでいくと
周りはかなり町になってきました。



これはいけませんね。
まだ飯を食っていませんので
座れるところを探しましょう。

で、きょろきょろしてたら、
名手川の手前におあつらえ向きの公園がありました。



今日はここで昼飯です。



ものは、おにぎり二個と
なめこの味噌汁です。



カロリーはまだ多いかなあ?
材質はヘルシーに気を使っては
いるのですがねえ。

ま、滑り台の横で
むしゃむしゃといただいたわけです。

暖かい日差しの中で公園で
おにぎりを食べる、
う~ん幸せなひと時です。

食べ終わったら、公園内に
ごみは残さず再スタートです。

名手川の名手橋を渡り、



以前華岡青洲の件で訪れた
名手宿本陣はスルーして
光明寺へと向かいます。

名手の村中を抜けていきますと、



その寺がありました。



そこにはえらく年季の入った
松が生えているそうです。

それがこれ。



何本もの柱で枝を支えていますねえ。
すでに介護が必要な年代に
なっているのかもしれませんね。

さて、これで今回の見どころは
すべて回ったようです。
ここからゴールの名手の駅に向かいましょう。

おっ、この公園も桜がきれいですねえ。



駅について、さあ和歌山方面行の電車を見てみると、



ああ~ちょうど出たところで
次の便まで55分あるではないですか。
そんなにもここで待ってもいられないぞ
と思い、また再び別の道を通って
粉河まで歩いて戻ることにしました。



ナビは駅前で止めてしまっていたので、
また別のコースとして記録です。

結局国道中心の道を龍門山なんかを眺めながら戻り、
この日は結局、紀伊長田~名手の間を
一往復歩いたことになりました。





8キロと3.5キロくらいでしたね。

まあ、片道歩いただけなら約7キロだから、
これでよかったのかもしれません。

粉川につく頃にはちょうど、
帰りの電車も到着したころでしたしね。

さてこうしていろいろと温かく
花の景色も気持ちよかった今回の旅も、
これでまあひと先ず終わりです。

いろんな人に話しかけられたり、
質問したりしながら歩くのも楽しかったです。
また落ち着いたら、
つながっている和歌山から船戸、
名手から五條への道を
プラプラと進んでいくことにしましょう。

帰りは神通温泉でひとっぷろ浴びて、
気持ちよく帰宅したdoironなのでした。

終わり。