早いもので
退職してもうひと月がたつ。
思えば、今月ほどいろんなことが
次々とあったことは珍しい。
近年、こんなに変わったことは
なかっただろうなあ。
まず第一に、旅行が続いた。
東北
若狭
九州
どれもdoironにとって
大きな意味のある旅行でした。
まぶたと心に刻んだ被災地の姿。
この社会の一員として
この目に焼き付けておきたかった
数々の原発群。
そして、長年共に社会人として働き続け
ようやく、終焉を迎えた
ミセスdoironの長年の夢だった
イルカ観察ツアー。
それぞれが、印象深い旅であった。
もっとも印象に残ったのが
若狭の旅かなあ。
海辺の静かな町のはずれに
厳然とたたずむその姿に
人類の繁栄と衰退という
光と影を見た気がしたな。
そして、新しい仕事に向けて
方違神社でお祈りをしたこと。
思えばこの神社には
前の仕事に就いた直後に来た記憶がある。
これまではdoironには出来過ぎの
恵まれた仕事だったから
今度もそういう仕事であっていただこうと
いろんなことを含めて
お祈りをしてきた。
変わらない社殿、変わらずある
門前の蕎麦屋でそばも食べた。
そして地元では、自治会の副会長として
そして祭りの年番長として
また、地蔵さんの当夜としての
寄合や引き継ぎの会議が相次いだ。
さらに、ジム通い
葛城の旅
堺シティのBBQと
趣味の世界もお盛んに頑張っているしね。
でも何より大きく変わったのは
新しい仕事を始めたことだ。
今までとは、まったく異なる業界で
働き始めたdoiron。
自分の意志である程度動かせる
仕事なので、
これまで手続攻めだった業界に比べて
自分の力で進んで行けるから
そういう意味では刺激的ではある。
早く仕事に慣れるため
休みの日も出かけて行っては
日々、新しい経験に出会っている。
そんな風にめまぐるしい日々が続いた
だけのことはあって
ひと月前のdoironと
今のdoironとではかなり異なっている。
いや、doironそのものは変わらないのだが
周りの状況というか、
境遇ががらっとすっかり変わっているのだ。
明日から5月。
第2の人生の
土台固めはまだまだ続く。
世間は、大型連休の始まりですね~
doironの今の暮らしに
曜日はあまり関係ないのだがね。
それでも、昨日今日と
好きなことをして過ごした。
昨日は、大和葛城山の自然を堪能。
今日は、ランニング仲間が集う
堺シティの会場にBBQを
楽しみに行った。
久しぶりの山歩きを
頑張って歩いたおかげで
今日はスネが少々痛かったが
上野芝の駅から
の~んびりと歩いて会場へ。
近頃、老人食を食べる機会が多く
久しぶりにがっつり食べた
焼肉はうまかったなあ。
それにしても、若い人たちが増えて
もう半分以上、名前もわからない状況でした。
盛り上がっててよかったにゃあ
帰り道、ミセスdoironの
お迎えを待って新緑を愛でながら
公園を散歩した。
今年の春は本当に特別な春だ。
見るものすべてに宿る命や
緑の歓声が聞こえてくるようだ。
こうして、山を森を、公園を歩き
ネイチャーを満喫した2日間。
明日は仕事のため、
doironのGWの前半は
今日で終わりです。
最後に昨日の葛城山の、残りの写真を
紹介しておきましょう。
まずはやはり
カタクリですね。
渾身のワンショット
そしてこれは、ケシ科のクサノオウ
そしてケシの仲間はほかにも
キケマンとムラサキケマン
でね、これは、ちょっと珍しいよ。
知らない人には少し驚きの造形です。
葉の真ん中にあるのが花
こんな花のつき方、びっくりでしょ。
自然の造形は
時に人に驚きを与える。
名前がまた、
ハナイカダ
と、まあなんとおしゃれなこと。
そして、スミレと一口に言っても
大変多くの種類があります。
山道沿いにも数々のスミレがありました。
スミレ
タチツボスミレ
アリアケスミレ
中でもウンと珍しいのがこれ。
エイザンスミレといって
葉が普通のスミレのハート形ではなく
深い切れ込みの入った葉と
珍しいものです。
日本では他に、ヒゴスミレというのが
こういう葉を持ちます。
多様な姿を持つ森の生態を見た
休日の春山。
う~ん、まずまずの休日でした。
「春の女神」というと
何を連想しますか?
レンゲ畑を飛び交うミツバチ?
う~ん、ちょっと大きさのイメージが合わんのう。
では、冬眠から目覚め
ウロウロ歩き始めた森のくまさん?
女神というイメージじゃないなあ。
最近飛び交い始めたツバメ?
うんうんこれはかなりイメージが近い。
でも、違います。
ネイチャー業界(どんな業界じゃ)で、
春の女神というと
ギフチョウ
日本で絶滅が危惧されている
喋々である。
大阪で唯一その姿が見られるという
大和葛城山に登ってきた。
宝塚以降、3回目の葛城山である。
この山には、そうさなあ
だいたいもう20回以上は
登っているけれど
ギフチョウは見たことがない。
ま、ギフチョウが好むカタクリも
あまり見たことがないので
この季節にあまり来たことがないのだろう。
人が多いGWを避けていたからね。
で、まあ今回はその春の女神
に会ってみよう(そうや、カタクリもそう呼ばれている)
ということで、行くことにした。
駐車場の満車を覚悟して行ってみたら
何とも拍子抜けの
ガラガラでした。
長い間、閉鎖されていた
くじら滝コースが開通していたので
久しぶりにそちらのコースで
登って行った。
歩き始めるとさっそくありました。
これ
もちろんギフチョウでもカタクリでもない
「ミヤコアオイ」
ギフチョウが卵を産み付ける
ウマノスズクサ科の植物です。
つまり、幼虫の食草となるわけですね。
一年に1枚ずつ葉を増やしていき
根元に、じみ~な茶色い花をつけます。
女神との出会いを予感しながら
歩き続け、2時間くらいでくじらコースを
登り終えた。
ロープウェイの山上駅から
山頂へと続く道には
観光客がちらほら見られました。
その横の自然研究路の入り口あたりに
カタクリがあるはずです。
と、ありました、ありました。
これが春の女神と呼ばれる
カタクリ
高さ20cm位の花です。
色といい、姿といい
春の女神の名にふさわしい姿でしょ。
でもギフチョウは飛んできません。
昔は、金沢の山々で
その姿をしょっちゅう見ていたのですが
この山ではまだ見たことがありません。
果たして本当にいるのか?
もう捕獲されまくって
1頭(蝶は”頭”と数えます)も
いないんじゃないかと
思い始めたその時、
目の前をひらひらと飛ぶ蝶が
2m位先にとまりました。
はやる心を抑えつつ
静かーに近づいていき
パチリ
おお~、撮影成功です。
翅の一番外側前方の
黄白色の部分を見てください。
一番先っちょが小さく内側に
ずれていますね。
間違いなく、ギフチョウです。
春の女神というよりは
「春の貴婦人」の方が
ふさわしいかもね~
以上、こうして、絶好のお天気の下
観光客も思ったより少なく
静かだった葛城山で
春の女神達に出会えた
GW初日のことでした。
質素倹約ではないけれど
最近totoに興味を持っている。
え?ウォシュレットがまた壊れたのかって?
違う違う、それはトイレのTOTO。
そうではなくて
「toto」
正確にいうと
「スポーツ振興くじ」
の「toto」です。
サッカーの勝敗を、0と1と2で表し
その組み合わせで懸賞金が決まる
いわば宝くじみたいなもんですね。
totoと一口に言っても
最近はいろんな種類がある。
「minitoto」であるとか
「totoBIG」とか
totominiBIGなどという
大きいのか小さいのかわからんようなやつもある。
単なるtotoや
totoBIG1000なんてのもある。
普通、ジャンボなどと称される宝くじは
緑化であるとか
市町村の振興とか
色々な目的で発行されるが
このtoto群の収益は
日本のスポーツを
育てるために使われているとのこと。
そういえば、前の職場で
地域総合型スポーツクラブの
クラブハウスの設立費用なんかにも
補助金として支払われたりするということを
聞いたことがある。
そのほか、いろんなスポーツの振興に
役立つようだし、
当たれば、質素倹約の暮らしの
少しはたしになるかもしれないので
doironのライフスタイルに合うということで
ちょこちょこっと買うことにしている。
もちろん、買うのなら
バーンと大きく1等6億円が可能な
totoBIGである。
1等が当たれば、質素倹約などという言葉は
doironの辞書からはなくなるのだろうが・・・
譲与税のことも考えて
自分の当たりにするより
息子の当たりにして
養ってもらうというのもどうかなあと
絵に描いたモチを
どんどん膨らませている。
夜、ミセスdoironと散歩がてら
近くのコンビニに行き
チューハイや朝飯のパンや
おつまみなど買うついでに
気が向いたらtotoBIGを買うことにしている。
買うのは、一口300円で3口。
合計900円をスカイツリーから
飛び降りたつもりで投資する。
(高すぎ)
で、よく思うのだが、このBIG。
たとえ1チームでも
自分のごひいきのチームの
試合結果を選べたりしたら
さらに面白いんだろうけどなあ。
残念ながら現時点では、組み合わせを
こちらで選べないことになっている。
ただ単に一口300円を払えば
機械が勝手に組み合わせを選ぶのだ。
この抽選の結果は
サッカーの試合結果とともに
新聞に掲載される。
BIGの場合、J1における
14通りの試合すべての
結果を0,1,2で表し、それが
すべて当たれば1等である。
理論上、組み合わせは
3の14乗通り、つまり
さざんが九、九さんが27・・・
と、とにかく天文学的数値になる。
なので、1等が出ない場合もあるので、
その時は、次回に繰り越されるわけだ。
そのtotoBIGがついに当たったのだ。
買ったくじの番号と当選番号を並べてみる。
最初が買ったくじで後が当選組み合わせ。
21101211222210
21101111122212
赤色が外れている。
最初は5つまで当たってたので
ドキドキした。
小市民のdoironである。
もうその時点で
あと1イニングで完全試合が
成立するという野球の投手のような
気分である。
図らずもその後、二つの
フォアボールを出したものの
ノーヒットノーランまであと一人まできて
最後にバントヒットを打たれたようなものだ。
残念だが、自分の記録は逃したが
チームは完勝
みたいな、4等9600円をゲットした。
それにしても二つの「2」が「1」
ひとつの「0」が「2」だったら
六億円だったのになあ。
ウォシュレットが数えきれないくらい
買えたのになあ。
瀬戸内のイカくらい買い占められたかも。
晩柑を500万個くらい買え・・・もういいか。
しかし9600円もあれば
今月分のジム代を稼いでまだおつりがある。
大手を振ってトレッドミルを走れるってなもんだ!
小さいけど証拠の、くじ本体と新聞記事を一緒にした
写真を載せておきます~
質素倹約の暮らし、順調っす
先日、ハナミズキのことを書いたが、
季節の風物詩はそんな街路樹だけではない。
この季節、道端の足元に目をやると
これはこれでなかなか面白い。
というのも
大阪のこの辺りは
大阪湾に面しており、
海外から運ばれてきた
いわゆる帰化植物の種が
様々な場所で芽生えて
花を咲かせている。
これだけ世間に外国人が
あふれる場所になった
国際都市大阪である。
植物だって国際化したって
何も不思議はない。
たとえば、休日や
朝の散歩でよく目につくのが
この花だろう。
小さな花ではありますが
華奢なわりに花のつくりが
よく目立つ花だ。
名前はマツバウンランという。
昭和の末期頃だろう
大阪の泉州周辺で
よくその姿が目立つようになってきた。
北米原産の帰化植物で
葉が細いために「マツバ」、
花の形が、同じゴマノハグサ科の
「ウンラン」に似ているから
この名前がついている。
以前、マラソンをバリバリやってた頃
そう、まだ「でこひろし」と言われる前の
「でこせまし」だったころのことだ。
今の季節は、マラソンシーズンを終え
これからのトライアスロンシーズンに向けて
少し体を休めながら
ジョグ中心のトレーニングをしている頃だった。
そんな季節に咲く花なので
パブロフの犬ではないが
この花を見ると
そんなシーズン境目の
ほんわかした気分がよみがえる。
そんな、トレーニングの気分を反映する
植物にはもう一つ、これがある。
これも帰化植物だが
こちらはヨーロッパ原産である。
なまえは
「マンテマ」という
色合い的には
「シロバナマンテマ」なのかもしれない。
いずれにしても
季節季節で道端に目をやると
めちゃめちゃトレーニングをしていた頃の
季節感というか、その時期の思い出が
潜在意識の中にふつふつと
蘇ってきたりするのである。
ご近所で新しい仕事を始めて
10日ほど過ぎた。
doironの生活状況は
十分把握したうえで
受け入れてくれる会社に通い始めている。
仕事の詳細はもう少し
先に紹介するとして
今日はそんな仕事にまつわって
動き始めた新しい春にも
ぼちぼち、慣れ始めたようだ。
昨日、今日は夕方にジムに行き
バイク、トレッドミルを堪能し、
ライフサイクルは
落ち着きつつある。
仕事も自由に楽しませていただいている。
先日、友達に電話した時に
こんなことを言われた。
「doironさんの声を聞いてると
楽しく過ごしている雰囲気が
すぐにわかったよ」だって。
声をきいて、暮らしぶりを
推察してくれるなんて、
友達ってものは
とてもありがたい。
そんなdoironにもまして
ミセスdoironの
生活ぶりも一変している。
これまで、某施設のNo2として
人の配置や部下のお目付として
色々心を痛めたりと
それなりに心労もあったのだろう。
前の職場で働いていた当時は、
寝つきが悪いし、夜中に目覚めたら
なかなか眠れないとぼやいていたのだが
退職した最近は、
まるで魔法が解けたように
よく眠れるそうだ。
ま、言ってみれば
世間がG.Wで9連休などと
騒いではいるが
なんの、なんの
ミセスdoironは一年間で365連休だもんね。
で、doiron自身はというと
もともと眠ることに関しては
全く問題のない人間である。
ん?まだそれだけ余裕があるということなのかなあ。
とにかく、寝つきは瞬時
夜中に目覚めてトイレに行っても
眠りながら布団にもぐりこむくらいで、
こちらはまるで逆に
魔法にかかったみたいに
よく眠るのでありました。
以前からもこういうところは
全く変わっていないので
生まれつきの性格なのかもしれません。
ただ、やはり通勤にかかる時間や
平日に休んだり
土、日に仕事に行ったりするし、
仕事の中身そのものが以前とは
大きく変わるので、
そこにおける自分を
ちゃんと制御しつつ
生活のリズムを作っていかねばならない
わけなのである。
生活の中で重視したいのは
もちろん老親の介護生活だが
やはり、趣味的には
体を動かす時間である。
幸い、就業時間はきっちりしているていうか
かなり、自由にふるまわせていただいているので
この暮らしが定常的に
動き出せば、運動時間の確保は
さほど難しくないだろう。
定常的に動けるように
今は仕事も少し踏ん張りどころではあるがね。
それでも、日々楽しく仕事ができているのは
ありがたいことである。
いよいよ本格的に動き始めた
doironの新しい春。
仕事での足場固めと
生活づくりに、ただいま奮闘中なのであ~る。
以前、ひょんなことから
このフルーツと出会った。
友達の友達が
九州は天草諸島の下島
その最南端にある牛深というところに
いて、その人を訪ねたときに
買ってきてくれたのが始まりだ。
以来、ファンとなり
現地の農場から取り寄せている
フルーツが
「晩柑(ばんかん)」。
農場の人がとても素朴というか
純朴で、いつも取り寄せた品に
パソコン全盛の時代というのに
手書きの下手な字で書かれた
手紙が添えられている。
先日もイルカツアーで近くまで行ったので
寄ってみたかったが
悲しいかな1泊2日の旅行では
その余裕はなかった。
それにしても、天草を車で走っていると
それはそれはたくさんの柑橘類と出くわす。
一番大きいのは、かつてブログで
紹介したことのある
「ばんぺいゆ」
これは人の頭ほどの大きさがある。
他にも
奥から二番目に飾られている
「ポンカン」
それから
「デコポン」
こんなチューハイ群も売られていた。
ま、すべて買ってきて飲んだけど
左端の「河内晩柑」が
まさに、晩柑の味そのもので
あまりにおいしかったので
ケースで取り寄せたくらいである。
今も、飲んでまあす。
この前、現地を旅してつくづく思ったよ。
あんなにのどかな
ほのぼのした土地で
育った素敵な柑橘類達が
うまくない筈がないってなもんだってね。
桜がとうとう散ったと思ったら
道路の街路樹に植えられた
ハナミズキの花が徐々に咲き始めた。
白、淡いピンク、濃いピンクと
色とりどりの姿で
街路を飾っている。
そのハナミズキと桜の間には
思わぬ因縁がある。
今からちょうど100年前の1912年
当時の東京市から
アメリカの首都ワシントンに
桜が送られた。
その返礼として、アメリカから
日本に送られたのが
ハナミズキで
それが日本での始まりだ。
今年は、アメリカでその100年を記念して
今年もまたハナミズキを送ろうという
動きがあるらしい。
桜とハナミズキ
意外と深いつながりがあるでしょ。
ぜひ紹介しようと
何とか写真をアップしたかったのですが
近頃、仕事にいそしみ始めたため
朝はバタバタしているし
帰りは、暗くなっている。
散歩のついでに
携帯で撮影してみたのですが
あのかわいい色は切り取れませんでした。
では昼間はというと、
これが、始めたばかりの仕事で
いっぱいいっぱいと来ているので
結局いまだに満足に撮影できていない。
実は、doironは夏が一番好きなのですが
世間や自然はこの季節を一番喜んで
いるように思いますねえ。
原発停止で否応なく迫られる節電の苦労もいらないし
トキに雛が生まれたし・・・
わが泉O津市には
ハナミズキ道路というのがあり
そこの街路樹も、最初はしょぼい状態でしたが
近頃はかなり成熟してきて
見事なハナミズキ通りになっている。
車で通ることのない人は
散歩、あるいはジョグのついでに
見に行かれてはどうですか。
ただし、無免許運転の車には気をつけて・・・
とまあ、だらだらと
花便りを書いておりますが
さてここで問題です。
今日の記事の中に、一体いくつの
時事ネタが隠れているでしょうか?
退職したとはいえ
家庭、祭り、遊びで
色々と、バタバタしている
doironである。
加えて、やがて明らかになろうが
ぼちぼち、新しい春の本番となる
仕事にも行き始めている。
仕事のことは、もう少し
ほとぼりが冷めて
落ち着いてから
徐々に明らかにするつもりである。
いずれにいたしましても
ちっともじっとしておらず
人生を走り回っている今日この頃なのではある。
そんな中で、たまには
心静かに、創作なんかもしてみたい
ということで、
今年、旅行でタイミングを狂わされた
花見の出来事を
1片の紙に記録しておこうと考えた。
4月のとある一日
忙しく動き回るdoironが
ゆっくりと花見に行けたのは
ある雨の日であった。
傘をさして、海辺の公園に
桜を見に行った。
おりしも、雨の中で
桜は落花さかんで
そんな景色も風情があって
とてもよかった。
帰ってきてみると
畳んだ傘の折り目の中から
桜の花びらが数枚出てきた。
それを使って、何か作ってやろうと
思って始めたのが
絵手紙風の色紙作りだ。
そこそこ片づけ、書斎化しつつある
息子の部屋で、桜の花びらを
貼り付けた紙を前に
筆を手に持ち、いろいろと考えてみた。
結局、余計なことを考えずに
ありのままに書こうと
思ってからは早かった。
こんなのは、あれこれこねくり回さず
素直にあったことを、そのまま
一気に書かないと、ダイレクトに
表現できない。
心静かに、心のままに
一枚の作品を仕上げました。
今日のブログは
それを紹介して終わります。
では、明日も仕事なので
先日、天草を旅したときのことだ。
もうすぐ5月ということで、
男の子がいる家庭では
巨大な鯉のぼりを揚げているのが
あちこちで目に入った。
田舎ほどこういうことは大々的にするらしく、
その鯉のぼりはとても大きく、
そればかりか鯉のぼりのポールの横に
同程度のポールを立てて
そこにのぼり旗を揚げてあった。
そののぼりには、
当該男の子の名前が大きく記載されていました。
しかも金文字だったような記憶がある。
大阪では、そんな鯉のぼりを見たことがない。
これまで見たのは淡路島くらいかな。
田舎のほうに行くと、そういう派手なことをやっているようだ。
最近は観光地で、名物的に
沢山のこいのぼりを
横に並べるイベントをしているようですねえ。
doiron家でも、
息子が小さい時に
鯉のぼりを揚げていたかというと、
なかなか猫の額のような庭ではままならない
(主人の額は広くてもね)。
だから、部屋の中に
金太郎だったか武者だったか、
そんな5月人形を飾っていたくらいである。
ま、しかしこの少子高齢化の時代である。
子どもが家にいるというのは、
社会の宝を育てていますよ
みたいに誇らしいことではあるんだろう。
5月の空に泳ぐ鯉のぼり、
それはこのご時世、
以前にもまして価値のあるもの
なのかもしれないねえ。
先日、スーちゃんが
施設で鯉のぼりの細工を楽しんだようである。
できたのがこれ。
山下清も真っ青の鯉のぼりの貼り絵でしょ。
息子の体格に合わせて、
ずんぐりむっくりの鯉ではありますが、
こういうことをしてもらえるって
施設というところはとてもありがたい。
本人のリハビリ&頭の体操になるとともに、
doiron家のいい宝物になるってもんです。
先日、老親二人を連れ、
車いすで入れる回る寿司屋に昼食に行きました。
食べたのは、鯉の握り、そう鯉にぎりです。
へへ、そんなものはありませんが、
まあ二人の喜んだこと。
こういっちゃなんですが、
こういう日々を
余裕で過ごせるのも退職のおかげ。
宝物のような日々を過ごして、
鯉のぼりは揚げてもらえなかったけど、
子供の頃に大切にしてもらった
恩返しをしているような今日この頃ですわい。