ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼高野山お礼参り1

2017年07月31日 21時01分13秒 | ウォーキング

ああ、もうあすから八月です。
もっともっと夏に遊ぶつもりなのに
何となくいろんな用事もあったり
暑さや雨に負けそうになったりで
思ったほどには遊べません。
まあ年齢考えたら、これくらいがよいのかもね。

ブログは今日から
四国巡礼の高野さんお礼参りが
始まります~

・・・・・・・

昨年より1年間かけて
四国の八十八か所霊場を回ってきて、
先日ついにこれを結願しましたねえ。

一年間よく頑張ったものです。

あとは高野山へとお礼参りに行き、
掛け軸と納経帳に
奥の院の朱印をもらえば旅のすべてが完成です。



あの四国八十八か所の「空海」は、
この高野山の奥の院に入定されました。
そして今もそんな空海の
霊廟内には決められた坊主が
衣服と食事を給仕され、
彼は禅定を続けられている
といわれています。

給仕するのは維那(ゆいな)と
言われる仕侍僧で
それ以外の人は入れません。

また維那も固く霊廟の様子を
話さないので、中が
どのような状態になっているかは
わかりません。

過去の資料で霊廟内では
石室と厨子で二重に守られている
といわれています。

そんな奥の院へ四国霊場巡りの
お参りに弘法大師に会いに行くのが、
高野山お礼参りと言われ、
ここで最後に朱印をもらうのが
巡礼最後の習わしとなっています。

僕らの四国参りを
案内してくれた会社が、
この高野山巡りも
企画してくれています。

高野山なので、いつでも行けるから
もういいかなと思っていたのですが、
実際の高野のお参りの仕方も知らないし、
いろんな案内もあるので、
じゃあこれもツアーで行ってみるかと、
首Dさんと申し込んだのでありました。

出発は四国行きと同じ
天王寺のバス乗り場です。

お参りセットと掛け軸、
納経帳を持って日帰りで
高野参りということになります。

ではそのツアーに出かけましょう。

この日のバスも満員でした。
一年間を通じて何度か見かけた
人々もやってきます。

ああ、あの人は春には
二人で来ていたのに、
途中で相棒がなくなった
という人ですねえ。

一人で来ています。

大阪国際を走っていた女性も来ています。

あの仲の良かった夫婦?
も来ていますねえ。
さあ、では高野山を目指しましょう。

バスはどの道を通って
高野山へいくのかなあ
と思っていたら、あれ?
阪神高速から阪和道に乗って、
南の方へと走っていきますねえ。

doiron家の近くも過ぎ
岸和田も過ぎて、紀ノ川の
サービスエリアの手前から、
新しく開通した京奈和道の方へと
入っていきました。
そしてやがて高速を降りたバスは
すぐに高野山ふもとの
道の駅へと入っていきます。

ああ~今はこういうコースで
行くのですねえ。

河内長野から紀見峠トンネルをこえていく、
いわゆる高野街道コースを
行くのかと思っていました。

道の駅でトイレ休憩をした後は、
どんどんと山の方へと
向かっていきます。

花坂という場所でまたまた休憩です。



ここには柿の葉寿司がある
というので、買いたい人は
ここで事前に注文しておけます。



試食もあったけどねえ、
首Dさんもちょっと
お気に入りではなかったようです。

昔、この花坂を通る
「町石道マラソン」を4回走りましたねえ。
3回目の時にはここまで5位で来て、
この先の急坂で二人を抜き
3位になったことがありますねえ。

自分の山道マラソン栄光の地です、はい。

そしてバスは、
高野山の最後の坂を上っていきます。
ここの道にはねえ、
道の端っこに距離表示があるんだよねえ、
ここへバイクで練習に来たときは
この標識を見ながら走ったものです。

皆生を完走したT美ちゃんも
ここへ練習によく来るそうです。

とその時に一台のバイクを発見。
後ろの観客は驚いてましたねえ。

「うひゃー、こんなところを自転車で登ってる~」
と叫んでいます。

ああ~これでこんなに驚くんやあ
と考えたら、自分も若い時には
かなりムチャしてたんですよねえ。
バイクもそうだし、
和歌山から高野山往復110キロを
走るマラソンにも出たこともありますしねえ。

それは6位でしたねえ
よく頑張ったものです。

それにしてもこんなに長く登る道って
ほかにあまりないのかなあって思うと、
意外と高野山はウルトラランナーの
聖地なのかもしれませんね。

四国巡礼とは
何の関係もない話ですけどね。


おっさんがゆり園へ

2017年07月30日 21時32分44秒 | 最近の出来事

新聞屋さんから毎年、
割引券をもらっているのに、
一度も行ったことのないところがある。

それが舞洲のゆり園だ。

今年で5年目の取組となるそうだ。
始まったばかりのころは、
友達が行って「たいしたことないなあ」
と思って帰ってきたというので、
そうかあと行かずにいたのだが、
昨年くらいに行ってきた人からは、
まあまあ良かったなという声を
聴くようになった。

毎年同じ場所で開催しているし、
株も増えたのかなあ。
いろんな取り組みも
されるようになったのだろう。

なので、今年も割引券をもらったので、
じゃあ一度行ってみようと
おっさんが出かけて行ったわけだ。

舞洲は、これまでトライアスロンの応援で、
もう何回行ったかなあ。
4回くらいは行っただろう。
ここはスイムコースの横を歩けるので、
応援も面白い。

ただねえ、泳いでいる人には
ここの水質は大変だろう。
和歌山県から来ていた友達は、
水泳後「化学の味がした」と言ってたそうだ。

そもそも舞洲は、
大阪市のごみあんど下水処理場以外は
ほとんどが運動施設だ。

それに隣接する夢洲は、
ギャンブル施設であるカジノを含む
統合型リゾート(IR)を建設する構想や、
2018年に場所がきめられる
万博の候補地にもなっている。

まあ未利用地が多いので、
いろんな活用が取りざたされているところだ。

そんなところへと車を走らせよう。
阪神高速湾岸線に乗って、
1時間もかからないで到着となる。
まあ場所は調べて分かっていたので、
あっという間に駐車場に到着だ。



そこはかつてトライアスロンの
バイクコースにもなっていたところだ。
天気は上々だ。
ではゆり園へと入っていきましょう。



ランチとセットになっている
コースもあるのだが、
doironは一般の参加である。

ゆり園が近づいてくると、
けっこうにおいもしてくるね。

入場料を払って中に入ると、
おお~海辺の斜面にゆりが
山のように咲いている。



赤、白、黄色、柿色と華やかですねえ。

これだけ咲いていたら
ちょっと壮観です。
野生の場所でこんなに
ゆりが咲いているところはないでしょう。

北海道ワッカ原生林が
今までの最高だったかなあ。

こういう斜面がいくつか続きます。

斜面の向こうの海は大阪湾。
その向こうに神戸の街と
六甲山なんかが見えています。
神戸リボンの道を思い出しますねえ。

それに、場所によっては、
明石海峡大橋も見えていますねえ。
四国もうでの時はずいぶんと
お世話になりました。

これらの斜面をてくてく
歩いてみて回るほか、
気球での観察もしているようです。



残念ながらこの日は風が
強かったのかなあ。
条件不良のために決行中でした。

で、もうひとつの観覧方法が、
ヘリコプターによる遊覧でした。



歩いている間に、何度も何度も
ヘリがやってきてましたので、
利用者は結構いそうでしたね。



ヘリの飛行状況を見てみると、
舞洲をぐるりんと
一周しているようでしたね。
時間的には5分くらいだったかなあ。

まだヘリコプターには乗ったことがないので
一度くらいは乗ってみたいのですが、
料金がねえ。

年金をちゃんともられるようになったら
考えてみますかね。

会場では写真大会もされるみたいですから、
三脚を持ったカメラマンも
たくさんいましたし、
こんな風に必死に写真を撮ってる人も
いましたねえ。



doironは最後に「花戦き」の画面で
記念撮影です。



満開のゆりに囲まれて
1輪のおっさんがくねくねと
めぐったきれいな旅でした。

ちゃんちゃん!


西国三十三所 湖南の寺へ5

2017年07月29日 21時21分38秒 | ウォーキング

石山寺といえば、
やはり紫式部が出てきますねえ。



琵琶湖に写る月の風情を見ながら
物語を作っていったようです。

doironもたまにはお絵かきに
添える言葉を考えながら、
自分の頭の中を旅することがあります。

ぐるぐると思考をめぐらして、
出てきた言葉を書いてみると
「ちょっと違うなあ」といいつつ、
またまた頭の中の旅を続けます。

それを何度か繰り返して、
ようやく出てきた言葉を
仕上げていくのですが、
でもねえ、何かの拍子で
あああの時の言葉は
こちらがいいなあとかいうのが
ふと浮かんできたりするので
困りものです。

そういう頭の中を旅するのに、
ちょうどいい環境というのがあるようで、
doironの場合は散歩中で
あったりするように、
紫式部は琵琶湖に写る
月だったりしたんですねえ。



大きな山門のところには、
「三鈷の松」というのがあります。

東海道名所図会にも
ちゃんと描かれているそうです。



石の構造物なんかは
少しの期間残りますが、
こういった生きた木なんかは
年月によっては微妙な
遺物になるようですねえ。

で、石山寺に入っていきますと、
おおきな岩の斜面が見えてきます。



これは硅灰石というものらしいです。

石灰石が、熱を持った
花崗岩に加工されたものです。
こういう石が沸いて出てきているのが、
「石山寺」の名前のもとに
なっているんですねえ。

そして以前この山寺を
ぐるりんと回ったことがあります。
展望台も行ってあるいていると、
なんか結構大きな生き物が
参道を歩いていましたね。

写真を撮って帰って聞いてみたら
アナグマでしたねえ。

なのでけっこう山深いところまで
ここのお寺があります。

おさめ札を入れ、線香をたき、
ろうそくに火をつけて
賽銭を入れ、朱印を本殿で
申し込んでいきましょう。



ここでも1300年の印をついた
朱印をもらいます。

これでdoironは11社目ですねえ。

三十三か所の三分の一が過ぎました。

さあ、これで今回の目的は達しました。
あとは車に乗って帰るだけですが、
前に来た時に1件だけ
感じのいいお店があったし、
時間もまだ早いので
お茶を飲んでいくことにしました。

店の名は「ほとりカフェ」です。



瀬田川のほとりにあるからかなあ。
店の人がとても親切で
サービスが快かったので覚えてました。

ここで三時のおやつカフェを
して帰りましたよ。



本日歩いたのは、
石山寺から岩間寺まで行き、
バス停まで8キロ半。



南郷洗堰から石山寺まで
3キロ半くらいの、合計
約12キロくらいですかねえ。



芭蕉の岩間寺から



紫式部の石山寺まで



そんな文学の生まれ故郷を
しずしずと歩いた楽しい歩き旅でした。


西国三十三所 湖南の寺へ4

2017年07月28日 20時50分05秒 | ウォーキング

バスの時刻表を眺めてみると、
おお~これはラッキーです。
あと5分もしないうちにやってきます。

小銭を確かめているうちに、
おお~来ました来ました。

このバスで南郷洗堰(あらいぜき)
まで行きましょう。
なぜまっすぐ石山寺まで
いかないかというと、
もう少し歩いてみようというのと、
実は以前この時期に
瀬田川を歩いたことがあり、
その時にナワシロイチゴを
わんさか収穫したことがあったので、
それを目当てにもしていたのである。

とりあえず、瀬田川洗堰の
右岸にある「南郷公園」で
バスを降りましょう。



時刻はというと、もう12時45分である。
つなぎでいなりを一個
食べてあったので遅くなりましたが、
ここでお弁当にしましょう。

今日のお弁当はこれ。



公園の屋根付きベンチに
座っていただきます。

あ、今日はアルコール系はなしですよ。

いいおっちゃんですねえ。

さあ、おなかもいっぱいになったし、
では歩いていきましょう。
まずはここで洗堰を渡り、
瀬田川の左岸へと向かっていきます。

これが洗堰をバックに
瀬田川の水辺にたゆたうdoironです。



ここには皇后陛下も
行啓されていますから、



doiron参上碑も
作らないといけませんね。

うう~、世の中doiron参上碑だらけ
になってしまいますなあ。

では洗堰を向こう側にわたりましょう。



おお~川の景色がきれいです。
これが我々の飲み水になるんですねえと、
下流の写真をパチリ。



この洗堰を通る道は
「夕照の道」と書かれていました。



さあ、ではウォーターステーションや
アクア琵琶なんかの施設を通りぬける、
瀬田川ぐるりさんぽ道に入っていきましょう。



この先の左岸の岸辺に
ナワシロイチゴが散在しているのです。

その左岸を琵琶湖向いて
さかのぼりながら歩いていきます。

しばらく行くと、
向こうにナワシロイチゴの苗が
見えてきましたよ。



さあ収穫だとビニール袋を出したのですが・・・

あれ?実がなってないぞ。
どうも見てみると
ちょっと時期的に早いようです。

え~2年前はちょうど収穫期
だったぞと思いながら
別の株を探したのですが、
やはり実がありません。

一つだけ小さな実がなっていましたが、
ほとんどがつぼみ風です。

いやあ、これはあきませんでしたねえ。
時期が今年は違っていたようです。

ざんねん。

お寺の朱印は手に入りますが、
自然の朱印(ナワシロイチゴ)は
手に入れられずですね。

ちょっとショボーンとしながら
瀬田川沿いを歩きました。

あ、これはあの琵琶湖の厄介者の一つ
「オオバナミズキンバイ」ですねえ。



生態系などに被害を及ぼすものとして、
借り入れられたりしているのに、
2年前より格段に増えているではないですか。
このままじゃ、下流の淀川にも
生態を広げてくる可能性がありますねえ。



あのクサフジやオドリコソウ、
キツネアザミなどを
駆逐してしまうのではないでしょうか。

滋賀県さん及び国土交通省さん
しっかり頼みますよ~。

瀬田川の河川敷には
釣りをしている人も多いですねえ。
その辺の景色は依然と
少しも変わっていませんでした。

結局今回得られた実はこれだけでした。



うう悲しい。
このまま瀬田の唐橋まで歩いていって渡り、
石山寺までもどろうと思いましたが、
もう京滋バイパスの側面に
分岐してきている国道1号を
渡ることにしました。

階段をてくてく上がって、
国道の横にある歩道を歩いていきます。



これがそこから見た
瀬田川の下流の景色で、





橋の名前は石山橋となっています。



国道の歩道といっても、
両脇にあまり近くに町はないから、
あまり使われない道ですねえ。
doironも初めてわたりました。

これを渡ったら、石山寺まで
超近道となりますね。

さあでは、次は西国三十三所の
13番札所石山寺へと入っていきましょう。


西国三十三所 湖南の寺へ3

2017年07月27日 21時17分54秒 | ウォーキング

とか何とか言ってるうちに、
奥宮神社の下に来ました。



山道から鳥居と階段が急に始まります。



と、この時です。

見上げた階段のずっと上の方。
そこに見事なイワシ雲が出ていますねえ。
登って行って、神社と空を確認してみましょう。
すると



あの下のコンビニの上空で
少し写真に写っていたような
筋雲が移動してきて、



ビヤーンとここの空にたなびいてます。



いやあ、こんな見事に強烈な
筋雲は初めて見ますねえ。

神様が空に筆を走らせたような感じです。



あとでネットを見たら、
この日はこんな空の雲が
見事だったとネットに
出ていたようですねえ。

奥山神社は結構山の中の方なのに
結構整備されていました。



地元の人たちの信仰も
篤そうなところでしたねえ。



ここには琵琶湖が見渡せるという
展望台がありますので寄っていきましょう。

西の方には近江大橋が見え、



東の方には以前登った
「琵琶湖富士」である
三上山が静かにそびえています。



よくあちこちから目立って
見える山なので登っててよかったなあ。

さあてではここから
岩間寺の方へと向かいましょう。



あっ、向こうの山の上に
なんかアンテナのようなものが見えますよ。



あれはここの山に登る前、
コンビニ付近の写真を撮った時に
山の上に突き出ていた施設ですね。



ああこんな目印があったんですねえ。

で、その時です、
こんな誰もいなさそうなところで
何か視線を感じます。



む、さっき樹皮剥ぎを
していたかもしれないシカ?
それともイノシシ?
もしかしてサル?

あ、どうやら視線の送り先はこの猫でした。



結構むき出しの視線を
送り込んできます。
野生化しているんですかねえ。



で、そのあたりからは
車も通れないような、
東海自然歩道という名にふさわしい
自然の山道が続きます。



といっても、もう岩間寺まで
100mです。



この寺は「真言宗醍醐派」のお寺です。
どんなお参りをするのか
よくわかりませんが、
時折どでかいお経の掛け声
みたいなのが聞こえてきますし、
もう何となく線香の
においもしてきます。

裏手の山の方から本殿へと
向かって歩いていきます。

では手水に行って手を洗い、
お参りしていきましょう。

本殿に入っていくと、
ちょうど僧がお参りを
している最中でしたね。



「うひゃ~」とか「うお~」とか
聞こえてきますね。

あ、なんかお経の一説を
叫んでいるのかもしれませんが
わかりませんねえ。

まあ、とりあえず頭の中で
四国で勤行していた内容を
描きながらお参りをし、
本日最初の朱印を押していただきましょう。

ここでも草創1300年の
印をついたうえで記載してくれました。

おおこれでdoiron10社目の朱印です。
なんか四国に比べて33か所は、
その気になったらあっという間ですねえ。

定年退職者参り、
近畿700寺とかないのかなあ。
毎日行っても約2年とかねえ。

まあそんなことを考えながら
境内にある、こういうご本尊出現の
夫婦桂とか




芭蕉が「古池や 蛙飛び込む 水の音」の
句を詠まれた蛙池(写真撮ってない)を
見ながら、
さあでは下っていきましょう。

今度は途中のコンビニのところにあった
バス停まで歩いて行って、
南郷洗堰へと向かっていくのです。

コースを反時計回りに
歩いて登ってきたので、
帰りもそのまま反時計回りで
こんどは車道を下っていきます。



駐車場の方へ降りていくと、
広い道が山を下っていきます。
だって西国三十三か所だから、
ツアーの大型バスとかも
来るんでしょうねえ。



そんな道を下りなので
ルンルンと下っていきます。



あ、途中にこんな看板がありました。
ぼけ封じ雷除けの寺だそうです。



ああ、これは大事ですねえ。
ぜひとも船越さんにも
参ってもらいたいものですなあ。

あ、雷除けだったら
豊田さんにも参ってもらわないとねえ。

とか言ってるうちに
帰りは下りなので



らくちんのままバス停に到着です。

どれどれ時刻は?と続く


西国三十三所 湖南の寺へ2

2017年07月26日 20時44分39秒 | ウォーキング

京滋バイパスの道路をくぐると、



周りは一気に開けてきます。



ちょっとうっすらと緑が多く
冷やとした街を抜けて、
先ほど車で通りかかった
明るい石山ICの近くまで来ました。



すると、なんか大きな施設があります。



ああ~このあたりに滋賀大学の
教育学部があるんですねえ。
たしか友達も通ってましたね。
もう40年前ですけどね。

元国立大学なので、
敷地には余裕があります。
そんな大学の横の道を



歩道を選んで歩いていきますと、



今度は田園地帯風の方面へと
入っていくようです。

やがて右に曲がると
岩間寺へと向かう分岐点に
さしかかりました。



帰りはここまでまた
歩いて戻ってきて、
この先にある「南郷洗堰」まで
バスで向かうことにします。

バスの本数をチェックしましたが、
ああ時間を気にしないでいいほど
便数があります。
まあ一安心ですね。

ではここにコンビニがありましたので、



ちょっと休憩しましょう。
コーヒーとこんないなりずしを
一つ買って休憩です。



あ~少々暑いけど、風も気持ちいいし、
天候がとってもさわやかです。

でもねえ、この時は
気が付かなかったんですが、
実はコンビニの上部に
変な筋雲が出ているでしょう。



これがねえ岩間寺の方に
入っていったときに、
すんごい景色になるんです。

さあ、それでは右折して
山の方へと向かう道に
入っていきましょう。

あ、道標がありますので
距離を確認してみましょう
と近づいていったら、
1本の木に



「ありがとうございます」

としか書かれていません。

「え~、何に対して感謝してるのかなあ。」
も、もしかして
「ここの景色は最高やなあ」
と叫んでくださいとか、
「立小便をして地面に
栄養を与えてください」
とかじゃないでしょうねえ。

その昔、ここはショーベン交差点と
呼ばれたとか、そんなわけないか。

むむむ~意味不明ですね。

千丈川にかかる半田橋を渡り、





周りが田んぼに囲まれた道を、
山の方に向かって歩いていきます。



そしてこういう奥宮神社の看板や



東海自然歩道の道標を
見ながら山道の方に入っていきます。



京滋バイパスをこえたあたりから、
すっかり山道になっていきますね。

こういう場所はよく覚えておきましょう。

こんど京滋バイパスを通るときに
思い出せるようにね。



おお~これが奥宮神社ですか、
というとそんなわけはないでしょう。
でっかい立小便禁止鳥居でしょうか。

そしてお寺まであと2キロ
の看板があり、その横に



キノコまみれの木が生えています。



わあなんかその姿も異様です。
宮沢賢治の小説だったら、
「きのこ坊主」と呼ばれてしまうような木です。
水木しげるなら妖怪にしてしまうでしょう。

そしてその先に見えてきたのが、
これが本物の奥宮神社の鳥居です。



これをくぐって右の方へ
進んでいけば神社へと向かっていきます。



予定では奥宮神社、岩間寺と反時計回りに
回って一周してくる
コースになっているので、
doironはまず右の神社の方へと
向かいましょう。



もうコースは一層の山道です。



道の塗装は粗目のアスファルトで
できており、歩きやすいような
そうでないような。

標高443mの岩間山を
目指してかなりの急こう配で
登っていきます。



こんな急こう配は心拍数を上げないように、
そして水分をしっかり
とりながら登っていきます。

あれ?
木にガムテープがぐるぐるに
まかれています。



こ、これは何だと、
その道のプロであるジダンに
問い合わせてみると、

これは樹皮剥ぎを防ぐ対策だ
とのこと。

この辺は、何かなあ、
鹿もいるのかもねえ。

おっさんには
毛筆剥ぎ対策はできませんかあ。

おお~ここの標識は
「長等公園」を指しています。



よく東海自然歩道の話に
出てくる公園ですね。

10.5km。
いやあ結構な距離です。

続く


西国三十三所 湖南の寺へ1

2017年07月25日 21時51分53秒 | ウォーキング

四国八十八か所より歴史の古い、
西国三十三所の霊場もこの際だからと、
納経帳を持って頑張って回っています。



もうこれまでに9か所の
霊場を回りました。

本当いうとねえ、もっと回っては
いるんですけど、
納経帳を持って回ったとなると、
9か所ということになりますね。

まあ、最近のあそびの動向を考えたら、
雨降りの時や暑い中気軽に散策というのには
持って来いのお出かけ場所ということですな。

今回は、ちょっと歩くコースを
しっかりとってみようと
考えて選んだんですよ。

行くのは「一大寺」です。

そんな大事件みたいなお寺じゃなくて、
湖南にある大津市の
「石山寺」からちょっと山の方を向いて
歩いていく「岩間寺」の二か所巡りです。

あえてテーマをつけるなら、
紫式部の石山寺から、
芭蕉の岩間寺へと続く田舎道を
歩いてめぐる旅を計画したのです。

気候は思惑通りもう6月なので、
水分はしっかりと携えていきましょう。

また、今回は2か所のお寺を
お参りするので、線香、
ろうそく、お賽銭、西国の止札
なんかも忘れずに持って行かないといけません。
まあ、四国のお参りが結願したので、
その時の持ち物を参考に
準備を進めていけばいいわけですね。

コースは地図を参考に、
途中バスにも乗って南郷洗堰周りで
散歩をするコースを考えました。

では、ここんところ結構通いなれた
石山寺に向かって車で進んでいきましょう。

第二京阪から京滋バイパスを
通っていくこのコースができて
近くなりましたねえ。

約1時間15分で石山ICに到着します。



このお寺の近くにはねえ、
地元の人ならみんな知ってる
無料の駐車場があるんです。

そんなこともしっかり学びましたねえ。

では、ナビをセットして
巡礼を始めていきましょう。

ここには車を止めているので必ず戻りますから、
まずは石山寺には参らずに、
直接岩間寺を目指していきます。



石山寺の山門の前を通り過ぎてゆきます。

と、もう道は乗用車同士が
簡単にはすれ違えないような、
いきなりの狭い道に入っていきます。

あ、ここのマンふたは以前から
紹介している通りにぎやかですね。



あ、こんな石が立っていますよ。



旧石山村役場跡だそうです。
そしてその前には旧石山尋常高等小学校跡
の石もあります。



ああ、昔はこの道が
メインストリートだったんですねえ。

瀬田川から少し外れて、
ちょっと高台になっている土地でしたね。
その尋常高等小学校も、
今は「石山寺保育所」になっている模様です。



途中こんな地蔵堂とかも
見ながら進んでいきますと、



ああここはどうやら箕面の駅前から
八王子まで続く全長約1700キロの
長距離自然歩道である



「東海自然歩道」のようです。

そんな木の道標が建っていました。

岩間寺まで5.1キロだそうです。
そんな木の道標のわきには、
石の道標も建っていて、
そこには「いわまでら」と
彫られているようですね。

そしてその少し先には、
こんな道標もありました。



右は岩間寺。
まっすぐは、宇治を指していますね。
そしてその横には
「左立木観世音道」というのがあります。

これは行きましたねえ。
瀬田川沿いを下りながら歩いていくと、
弘法大師が厄年の時に
シカに乗って瀬田川を渡り、
そこに霊木を見つけ、
それを立木のまま観音像を
彫り上げたというところです。

700段の階段は結構急で
大変だったのを思い出します。

そんな道標のところから
右に回ってさらに細い道を
どんどん進んでいきます。



このあたりは駅からも遠いし、
生活も大変でしょうねえ。





きっと女性が頑張っているんでしょう。



こんな女性自衛消防もいるようですし、
こういう道標が建つ場所も



きれいに整備されていたりします。

続く


義母一周忌 ネジバナ乱舞事件

2017年07月24日 20時47分27秒 | 生活

ちょうど、この19日に
今年の梅雨が明けたんだと、
気象庁の報告がありました。

義母さんのきっちり1年の
命日にちょうど梅雨明けです。

御坊の空にも青空が
広がっていましたね。

室内で食べることのできなかった
おにぎりを海辺のあたりで
車を止めて食うかと思って
車を走らせました。

いつもはこのあたりの海は
静かでいいなあと
思っていたのですが、
今日は何となくにぎやかです。

登り旗に「海水浴場」の表示が
いっぱい掲げられています。

そう、今日は19日。
明日が小学校とかの終業式ですね。

夏休みの期間が始まり、
これからこの辺りは
海水浴客でとても
にぎやかになるんですね。

だから海辺の駐車場は
総て有料の駐車場になっていました。

ああ、有料の駐車料金を
払ってやすいおにぎりを
食うくらいなら、
その分食堂に入ったらいいよなあ
と思いつつ、どこかで
休憩できないかなあと
周りを見回してみますと、
ちょうど山の方に公園があるのを
思い出しました。

3キロくらいの長い山道を
車で登って行くと、
御坊がずらっと見渡せる
西山緑地公園という
山の上の公園がありましたねえ。

ここを駆け上るマラソン大会も
昔はあって出ようかと
思っていたところです。

ああ、あの山の頂上には
あずまやもありましたねえ。
義父母もよく遊びに
行ってたところです。
あそこに行きましょう。

結構急な坂道を車で登っていきます。



今日はミセスの軽自動車で
来てるので大変です。



まあ、ここはあまり人が来るような
公園ではないんですが、
そこそこ道は整備されているので
助かりました。



とその時です。

コースの前方で一匹の生き物が
こちらをじっと睨んでいるのです。
どうやら「イタチ」のようでした。

義母さんが向こうの家の
天井の上でイタチが
走り回っているというのを聞いて、
屋根の入り口を
ふさいだことがありましたねえ。

きっとあのイタチの一族に
違いありません。

運転しながら見ていると、
首をちょこんと下げて
茂みの中に消えていきました。

まるで、義母の一周忌の
お祈りをしているような
不思議な感じでしたね。

ああ、昨日のツバメ、カワエビ、
メダカに次いで、
またまた命が見せた不思議な感覚でした。

途中には和歌山夕陽100選の
碑が立っていましたよ。



何とかたどり着いた山頂からは、
こんな風に御坊の町が見下ろせます。



下の松林は煙樹海岸ですねえ。
遠くには御坊の発電所の煙突も見えていますし、
doironが頑張って歩いた
熊野古道もあのあたりでしょう。

そんな景色を見ながら
ここでお弁当を食べましょう。
こんな感じでね。



で、ふと休憩している周りを見ると
なんとネジバナがいっぱい咲いています。

そういえば義母さんは
自然の中にあったネジバナを
持ってきて、家の庭で増やしたよ
と言ってました。

これが今、我が家にある
御坊から持ち帰った
ネジバナなので、



もしかしたらここのネジバナの
親戚なのかもしれません。

とそんなことを思い出してると、
風の中から義母さんの

「ここが我が家のネジバナの産地やで」

という声が聞こえてきたような気がしました。

ミセスに、うちのネジバナは
ここが産地なのかもしれんね
というと、

「そうみたいやなあ。
いま母さんの声でそんな話が
聞こえてきたような気がするよ」
というではありませんか。

「え~、ぼくもいま声聞いたで」。

そうかあ、義母さんが
教えてくれたんやあと
二人で感動しました。

絵にかいてみましたよ。



山頂の公園では黄色い蝶々が飛び交い、
野生の鳥があちこちで
泣きまくっていましたね。



「あ~ここへ来てよかったね」
と言いながらおなかいっぱいで
駐車場に戻ります。

車に乗ってさあ下っていこうとすると、
なんと目の前の電線に
子ツバメがじっとしているではありませんか。

しかも5羽です。

思わず車を止めて外に出たけど、
ツバメは動きません。

「きょうは3度も5羽の
ツバメに見送られたなあ」
と言いながら車に乗り、
動き始めたらぶわーっと
どこかに飛んでいきましたね。

御坊や西山は人もあまり来ない
静かなところですが、
なんかとってもたくさんの
生き物に囲まれていたような
そんな気がしましたね。
義母さんの一周忌に
御坊で出会った様々な生き物との出会い。

これはきっとご先祖様たちの
仕業に違いないと思いましたねえ。

梅雨明けの日に、空だけでなく、
ぽっかりと心も洗われたような、
そんな時間をすごした
doironだったわけです。


義母一周忌 燕見送り事件

2017年07月23日 21時19分25秒 | 生活

あんな面白い鐘撞を経験した後で、
こんどは義父母の実家を
訪ねて行った時のお話です。

その19日は、義母さんの命日でした。

昨年の梅雨終わりのころ、
義母が入院していた病院では
セミがたくさん鳴いてたなあ。

義母さんも痛み止めが効いてくると、
セミが鳴いてるねえと
うれしそうに言ってました。

7月19日。

昨年の梅雨明け間近でした。

義母さんは静かに、
やりたいことをすべて整えて
天国へと向かわれましたね。

そんな日に、たまたま無人で
置いてあった御坊の実家を
借りに出していたところ、
どうやら借りたいという人が現れて、
人が住むようになったので
それを確認がてら
御坊に行くことにしたのです。

義母さんの命日ですから
残った家にもこっそり報告しにね。

天気も良さそうなので、
車で早朝から家を出ようとしました。
そしたらなんと向かいの家の
軒下に巣を作っていたツバメが
一斉に巣立ちをしたようです。

家の周りにたくさんの
子ツバメがぶわーと飛び回っていました。

義母さんの命日に
新しい巣立ちがあったんですねえ。
精一杯命を満喫してくださいね~。

では出かけましょうと車に乗りますと、
家の前の電線にその子ツバメが
5羽止まって見送ってくれてます。

両親と犬の命が宿っているのかもね
とミセスと話しながら出発しました。

車に乗って高速を走り、
途中紀ノ川のサービスエリアによりますと、
おっ、ここでも大量のツバメの巣から
子ツバメが頭を突き出しています。

「ピーピー」とうるさいくらいに
鳴いていますよ。
よく見ますと、こんな狭い巣に
4匹がひしめき合っているではないですか。



「うわ~この人口密度じゃなく
燕口密度はなんじゃ~。
早く巣立ちせーよ」って
感じでしたね。
と、そこへ親ツバメが
飛んできてまたまた
5羽が出迎えてくれました。

この写真は面白く取れましたので、
これを参考に、ツバメの命を
描いた絵をちょっと描いてみましたよ。



やがて車は渋滞もなく高速を降りて、
実家へと向かいます。
そうそうその途中に
小さな地蔵さんがあります。

かつてはあまりにも
みすぼらしく放置されていたのですが、
ある時義母さんが着物や
帽子を作って着せてあげたそうです。
そしたら、地元の人も
気持ちを入れ替えたんでしょうねえ。

あれ以来地蔵さんは
周りもきれいにされ、
それとなく大切に
置かれるようになりましたとさ。

その地蔵さんにもお参りです。

「きょうは義母さんの命日ですよ。」
といったら「まかしとき」といって
にこっと笑ったような気がしましたね。

きっとあの世で大切に
してもらっているんでしょう。

そして地蔵さんの前の溝には
カワエビが踊りまくっていましたね。


ネットから(自分は写真忘れた)

なんか地蔵さんの周りにも
命があふれているように
見えました。

さあて、山道をくねくね走って、
街中に出ていよいよ実家に到着です。
新しい人が住んで
どんなふうになっているかなあ
と思っていたのですが、
なんとこれまでひっそりと
たたずんでいた無人の実家が、
見た目とても生き返っている
ではないですか。



ああこれで安心ですね。

しっかりと暮らしていけたら
いいなと思います。

doironとミセスは、
その近くの道に車を止めて、
ついでにいつものように
メダカ狩りをしましたよ。

するとねえ、これがまたとても
不思議なことに短時間で
超大量ゲットなんです。

まるで子メダカが広げた網の中に
喜んで飛び込んでくるような
感じで入ってきます。

あっという間に100匹くらい
とれたでしょうか。

念のためにおおきな入れ物を
二つ持ってきていたので、
助かりました。
近所のメダカ仲間と帰ったら
分け合いましょう。

それにしてもいつもはなかなか
捕まらないメダカが、
今日はどうして一瞬で
大漁になったのでしょうか。

なんか今日はいつもと違って
命を強く感じる日です。

で、時間はもうすぐおひるです。
もう実家がないので、
いつものようにそこで
お弁当を食べることもできません。
仕方ないので、そのあと、
作ってきたお弁当をもって、
むかしよく釣りに行ってた海の方に行き、
どこかでお弁当を食べようかと、
車でむかったdoironと
ミセスなのでありました。

そしてこの海の方で、
この日見かけたツバメ、
カワエビ、メダカに変わって、
また不思議なことがありましたので、
明日また報告しましょう。


義母一周忌 靴崩壊事件

2017年07月22日 21時24分58秒 | 生活

息子の結婚式がすんだら
今度はしめやかに
義母の一周忌のお話です。

ある日暑い中、母親を思い出しつつ
一周忌のお参りを行うことにしました。

といっても当麻寺の墓に
行くのではありません。
義母の位牌等は義兄のところにありますからね。

四天王寺に行き、
戒名をすべて経木に書いて渡し、
それを僧(四天王寺でも僧というのかどうかは知りません)
が読んでお参りをしつつ
鐘をついてもらうという供養を
することにしたのです。

義母さんはよく言ってました。

「四天王寺さんの鐘は地獄の果て
まででも聞こえてくるそうやあ」とね。

まあ、たぶん両親は総て天国に行ってるでしょうが、
そこででももちろん聞こえる
鐘の音ですから届けてあげましょうと、
ミセスと二人で出かけたのです。

それは暑い日でした。



ミセスはあまりに暑いので、
ここんとこしばらく履いてなかった
スリッパを持ち出してきました。

痛んでないやろねえと
軽くチェックをしたうえで
それを履いて出かけていきました。

近くのJR駅まで車で行って、
激安Pに車を止めて電車で向かいましたよ。

今回はその鐘を突いてもらうことと、
もう二つ別の目標がありました。

一つはdoironがどこに遊びに行っても
そこの朱印をもらえるようにと、
無地の集印帳を探して買うことでした。

ダイソーやセリアでもだいぶ
探したのですがねえ。
100均ではさすがに見つからず、
そんな話をしてたら歩き友達が
持っていたことやミセスも
四天王寺の周りでそんなのを売ってるよ
というので、探すことにしたのです。

そしてもう一つの目標は
「絵具」の補給です。

黒とリーフグリーンの絵具の補給です。

天王寺にある画材店で買って帰ることが、
もう一つの目標でした。

では天王寺駅から、
まずは鐘つきに行きましょう。
電車を降りて暑い中しばらく歩いていると、

あれ?ミセスが立ち止まっています。

視線は足元です。
「ふわ~、ミセスも脳梗塞なのか」
と一瞬焦りましたがそうではなく、
どうも履物の調子が悪いとのこと。

どれどれ見てあげようと、
前を歩かしてみると
「むむ、時々靴底が外れそうじゃありませんか」
それを言うと「点検してきたのになあ」
とミセスはガックシです。
でもまあ何とか歩けるから
このままいくわとのこと。

途中釣鐘饅頭のお店をのぞき、
神仏具のお店をのぞきながら
doironは一つ目の目標の
「集印帳」を買いました。
これ。



シンプルでいいですねえ。
もうこれからの旅行や歩きには
欠かさず持っていくことにしましょう。

四天王寺の鳥居を超えたところで



遅れているミセスを見ると、
なんかとてもうれしそうに笑っています。

「どうしたん?」て聞くと
「さっきからかかとが壊れていって、
ゴムの塊をまき散らしながら歩いてるねん」とのこと。



うひゃあ、ミセスが文字通り
「へんくつおばさん」になっています。

で、鐘撞銅の近くまで来たときに
「うわっ」と叫びます。

「どうしたん?」

「いやあついに片足の靴底がなくなってん」
と言います。
後ろを見ると、ミセスの靴跡通りに
ゴムが散らばり、最後に
大きな靴底の塊が転がっていました。

「ああ。靴底なくなったら歩きやすなったわ」だって。
なんちゅうことですか。

まあ仕方ないので、
そのまま鐘撞堂に入って
お経をあげてもらいましたが、
なんとなく顔が笑っています。

でもまあなんとか鐘撞は終わりです。
南無阿弥陀仏
般若波羅蜜多です。

あとは駅まで頑張って帰って、
なんとか戻ることですな。
当然一心寺のお参りと
doironの絵具はお預けとなりました。

また来るかあ、と思って歩いていると、
またまたミセスの
「うひょ~」の声が四天王寺界隈に響き渡ります。

どうやら、もう一方の靴も
そこで崩壊し始めたようです。

結局改札を通り抜けるときに、
そちらもかかとがなくなって
しまったようです。

ここで亡くなったら、
後ろをふりかえずに
まっすぐ進んでいくんだ
と心に決めていた通りに
通過したようです。

でないと機械の関係や
後ろの乗客との関係が
ややこしくなりますからね。

最悪を想定していて、
その通りになり、
でもなんとか乗り切ったようです。

まあなんとか帰宅まで
裸族にならずに済んだようです。

途中ではだしになったら、
「アフリカの生活思い出すよなあ」
とか横で行ってやろうと思ってました。

一周忌の鐘撞はそんな風に
悲鳴を上げながらの
お参りとなりましたとさ。

後日おこなった御坊行きの
この後書く
不思議な生き物事件と合わせて、
とても心騒がせた
一周忌のお参りでした。