ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ドジ旅日記岩石風化の陰謀7

2017年11月30日 21時17分10秒 | ウォーキング

さあ天狗岩も終わったら、
いよいよ鶏冠山の方に
向かっておりていきましょう。

今回登ろうと計画している山は、
竜王山といい、この山といい
干支が付いている山ですねえ。

そういう意味で
深い信仰の山だった
といえるかもしれません。

天狗岩からおりていくジダン。



そしてこんな刀みたいな石や



じゃんけんグーみたいな



石を超えておりていきます。

このみちは次から次と
トアが続いています。

岩石風化の陰謀が続いていくのですが
我々は負けません。

かなりの高ペースで
どんどんと下っていきます。

でもねえ、いつも走っている
ジダンやバビさんのペースと違って
今日のペースはゆっくりです。

なのでバスの時間を考えたら、
鶏冠山には登らずに
降りていく方がいいということになりました。

北峰縦走路出会いから
谷の方へと降りていくことにしましょう。

実はこの部分はジダンも
まだ未踏でした。

進んでいくと、みちが徐々に
川になりつつあります。



うひゃー靴下がぼとぼとになったあ
などと騒いで降りていきます。

するとこんなナメ石のくだりもあり、
鎖が付いています。



うひゃーこれは結構ハードやなあ
とか思っていますと、
後ろでバビさんが「楽しい~」
と叫んではります。



もうこんな笑顔で楽しんではるのです。

ここは岩石風化ではなく、
水による削りでまたまた
面白い地形が続いていきます。

途中、こんな風に川が切れている
ところに出ましたが、



実はここがこの後見る滝の
落ち口だったんですねえ。

河原をどんどん進んでいきますと、
ああ滝への案内口がありましたので、
ちょっと寄っていきましょう。

シダが生えている湿っぽい道を
進んでいくと、おお~滝がありました。

立派な滝です。

「落ヶ滝」



といいます。
高さは40mで山の上に見えている
岩石風化の二段重ね岩の景色も独特です。



滝の落ち口に上がっていきます
ときれいな滝つぼが・・・
夏だったら浸かれるかもなあ。



はい、そのまま落ち口に入って
打たれてみてください。

あれ?ちょっと待てよ
滝の落ち口近くに、
なんか海牛のようなものがついているぞ。



ふんふんとジダンが
確認に上がっていったら、

その正体は・・・

以外にも石のくぼんだだったそうです、

う~ン新種の生物かと思たんですがねえ。

さあもうここからは
バス停まで一息ですが、
doironはちょっと休憩をとってもらいました。

心拍数を少し上げたまま
1時間くらい急いで降りてきたので、
ちょっと精神的に心配ですから
小休憩です。

元気なお二人に比べて
ひ弱ですから仕方ないですね。

岩石風化の陰謀とも
戦ってきましたからね。

ゆったりとホットコーヒーの
残りを飲んで、滝を眺めながら
ゆっくりしましたよ。

はいでは行きましょう。



元の山道に戻どって
しばらく歩いていきますと
分岐点に出ます。



あれ?ここはどちらに向かうの
と一緒思いましたが、
下から登ってきた人が見える方向に
文字が書かれてある方が
正解だろうと左折。

ああ、いよいよ上桐生のバス停に
到着です。



こうしてみると、
おっさんふたりがバビさんを
いじめているように見えますが、
実は中身は一番強いのがバビさんでしたな。
それにしてもここの山は
風化した岩石がすごかったですね。

あの淀川を歩いているときに、
向こうに見えている山は
何だろうと思って調べたときに、
金勝山のことを知ったのですが、
いやあ楽しくていい山でした。

さあ今回のドジ旅もこれで終わりです。



草津の駅前で王将に入り、





ビールを飲みながら反省会をしながら、
お別れです。

次回のドジ旅は2018年の春に
doironが計画する旅になります。

中味はほぼ決まり、
実は下見も一度は済んでいます。

はたしてどんな陰謀が待ち受けているのか、
そして誰が参加するのか。

お楽しみにお待ちくださーい。

おしまい


ドジ旅日記岩石風化の陰謀6

2017年11月29日 21時45分13秒 | ウォーキング

白洲正子は随筆「かくれ里」の
「金勝山をめぐって」の中で、



ここの摩崖仏を
「聞きしに優る傑作」といい
こんなに迫力のある
石仏は見たことがない。

と書いている。



バビさんも石仏の前に立ってはりましたね。

さて、では再び先ほど降りてきた道を
こんどは登っていきましょう。



湿り気のある道を
えっちらおっちらと登っていき、
風化した様々な岩の間も
くねくねと登っていきます。


まあ、この辺りはジダンも
バビさんも早いですねえ。



doironは体中を流れる血液状態を
確認しながら慎重にかつ大胆に
ついていきます。

岩石風化の陰謀どころではなく、
血管破損の陰謀とも戦って
行かなくてはなりません。

あ、これは往路では見逃したな。

まるでイースター島の
モアイの一部のようです。



本当に花崗岩の岩石風化の
陰謀は思わぬ造形を作りますねえ。

大きな石の中に仏像のような形に
固い部分があったら、
風化して仏像になっていくような
感じですねえ。

とまあ、そうしているうちに
先ほどの白石峰に戻ってきました。

さあではここで昼食です。



といっても簡単におにぎりと
doironは先ほどのコンビニで
買ったホットコーヒーで
済ませます。

食後のおにぎりは
カリント饅頭ですが
どうもジダンは苦手の
ようですからバビさんと分けました。

「へ~カリント饅頭なんて
あるんですねえ」
と驚いてはりましたな。

昼食をとってたら、
次から次と登山者が
登ってきはります。
気候のいい時の日曜日の
午後ですから、
絶好のハイキング日和
ということでしょう。

さあではここから耳岩、
天狗岩と金勝アルプスの
メインの尾根へと
降りていきましょう。

最初は気持ちよく尾根道を
降りてゆきます。

トレイルランの練習コースには
いいでしょうねえ。

でも、やはり岩場、トアの方に
近づいてきますと、
こんな岩の間の狭い道に
なったりしていきます。



ときには背中のリュックが
邪魔になるところもありましたよ。

道に転がっている岩はdoironが
持ち上げて重ね岩を作ったりしながら、
岩石風化の陰謀をやっつけていきます。


ああ、ここの岩はすごい。
さきほど思ったみたいに
岩の中に仏像の形の
硬い部分があったみたいに、
岩石風化の陰謀が石仏を
作っているようでした。



「仏岩」とでも名付けましょうか。

いろんな形の岩があるので、
名前を付けていったら
面白いかもしれませんね。

自分でかまぼこ板を持ってきて、
岩の名前を見ながら
つけて固定しておいていったら、
自分のつけた名前が
きっと地図に乗ったり
するでしょうねえ。

面白いかも~。

でも調べたらそういう人は
たくさんいましたね。



これがゴリラ岩だったりと
ネットに書いてありました。

え~ではここがもう地図に
書かれている耳岩です。



リュックをつけてたら
登れないような斜面を
登って行ったりします。

バビさんはさすがに強い。
メットをつけてバットレスや
ジャンダルムも簡単に超える人ですから、
こんな岩石風化の陰謀は
何でもないでしょうねえ。



風化の陰謀など
モノともいたしません。

そしてその後、ついにやってきました、
本日のメインの

「天狗岩」です。



形が別に天狗に似ているから
ではなく、かつては天狗が
住んでいたんじゃないか
といわれるような、
大きなトアです。



ここさえ超えれば、
我々は8000万年の岩石風化の
陰謀に打ち勝つでしょう。

こんなごつごつした岩を、



このやろこのやろと上っていき、
やった~無事に三人登頂です。



これで陰謀にも勝ちました。

ああ~景色もいいですねえ。
遠くには琵琶湖の湖面も見えています。

しかし、ここの登山は陰謀と
戦う気持ちじゃなかったら、
ちょっとしたコツがいりますねえ。

まあ頑張ればだれでも
行けるのでしょうが、
素人さんだと見守る方は
かなり勇気が必要ですねえ。

簡単な岩の登り方、
滑る登山道の歩き方
などを軽く知っておれば
簡単でしょうけど、
そうでない人には
かなり違和感のある
山でしょうねえ。

岩石風化との闘いは
かなり大変でした。
我々だから打ち勝てたのでしょう。

岩の上に普通の登山者が
何人か写っているけど・・・。



続く


ドジ旅日記岩石風化の陰謀5

2017年11月28日 21時13分30秒 | ウォーキング

岩がごろごろする道を歩いていると、
その一つの岩に観音さんの
像が彫ってありました。

これです。



茶沸観音。



ここまでの厳しい登りなんか、
へそで茶を沸かすようなもの
とでもいうのでしょうか。

いやいや、実はここまで登ってきた人に、
さあお茶を!とか言って
出したりしたそうです。
山の峠の喫茶店ですな。
定年退職した人が
ここで働いていたんでしょう。
第二の人生を山の中で・・・
なあんてそんなものでは
決してありません。

でもなかなか素性の
優しい観音さんですねえ。
だったらビール観音とか
あればいいのになあ。

その先で道は白石峰という
休憩所に出てきます。



右に曲がると耳岩、天狗岩と
続くトアの尾根道で
まっすぐ行くと狛坂摩崖仏
という分岐点です。



今日は摩崖仏まで行ってから
道を引き返し、ここ白石峰から
天狗岩の方を回って
下山していくというコースです。

この時点で時刻は12時近くに
なっていましたが、
とりあえず摩崖仏まで行って
帰ってきてから
昼食ということにしましょう。

ここからかなり下っていくので、
復路が食事後だときついでしょう
というdoironの判断です。

では下っていきましょう。



あれ?道の横にロープが
張られていますよ。
注意書きを読むと、
この辺りは松茸山なので
今は入れないよと書いてあります。

へ~こんな山の中にねえ。
持ち主も大変ですねえ。
昼食のおかずに一本
なあんてわけにはいきませんね。

そしてこの少し先に
「重岩」という石がありそうなのですが、
おお~ありました。



見事に重ねっていますねえ。

一体誰がかさねて置いたんだ
という素直な感想を持ちますが、
そうではなく方丈節理で亀裂が入り、
石の硬さで風化が異なり
こんな形になったんでしょう。

まさに岩を変形させる
岩石風化の陰謀のせいです。

この岩には薄く阿弥陀像が
刻まれていたのですが、
これもかなり摩耗して
ほとんどわからなくなっています。

風化と摩耗の陰謀ですな。

我々も髪の毛が摩耗していますが、
もうこの陰謀には
負けてしまいそうです。

さあ続いて、地図によると
「国見岩」という岩がある筈です。

でもねえ、次々とこんな岩の塊が
現れてきます。



そこから眺めてみると、
どこも確かにこんな
三上山のある景色や



天狗岩の上にたまる人々の姿も
垣間見えています。



そう、どの岩も国を見渡せるのです。

なのでジダンはかつてここに
来た時に岩を色々見てみたけど
どれが国見岩なのか、
結局わからずじまいだったそうです。

岩石風化の陰謀に
振り回されていますねえ。

歩きながら、う~ん、これかなあ、
それともこの岩かなあ
と眺めていたのですが、
その時に「おお~」と声が上がりました。

ここに書いてあるではないですか。



さすがに陰謀との闘いに
やってきた我々ですから、
少しずつ陰謀を
やっつけていくわけですねえ。

どれどれと風化と戦いながら
上がっていきますと、
確かにここも景色がよく見えています。

この山の下をトンネルでくぐる
「新名神高速道路」も見えていますねえ。



「やった~国見岩の正体がやっとわかった」
とジダンは陰謀に打ち勝ち上機嫌です。

「よし君たち、こうして我々は
順調に進んでいくんだぞ」
とdoironは心の中で叫んで
進んでいきます。

道はここからさらに、
湿り気のあるきつい下り坂に
変わっていきました。

前方には若いお姉さんグループも
進んでいきます。
ここでジダンを一人にしてはいけません。

くっついて歩きながら、
「この人は頭も風化していますが、
ちゃんと普通の人間生活を
送っている人ですよ」という
アドバイスをdoironとバビさんは
送り続けなくてはなりません。

そうしてやってたどり着いた
坂道の下、かつてここにあった
という狛坂寺の古い石垣や



道端に落ちている古い瓦、



石に掘られた様々な仏像に囲まれて、
高さ6m以上もある大きな花崗岩に、
3mの如来像と2体の菩薩立像、
周囲に9体の菩薩像が
彫られている立派な
摩崖仏がありました。



続く


大阪マラソン2017応援

2017年11月27日 21時39分50秒 | マラソン

ドジ旅日記の途中ですが
先日の日曜日に大阪マラソンに
行きましたので、写真等もあるので
掲載しておきます~。

大阪マラソンといっても
走ったわけではないですよ。

毎年走っていたジムの子が
今年は抽選もれで
走れなかったのです。
でも応援に行こうということで
早朝から足を運びました。
普段からいろんな人に応援されているので
そのお返しにといういい心がけです。

府中から電車に揺られて
8時半頃に森ノ宮に到着。
さっそく大阪城公園に入っていくと、
ちょうど目の前に貝さんグループが。

「今年はルネからも多人数走る」と
連絡をいただいてましたが、
あれ?少ないぞという感じ。

聞いたらもうみんな先に
行ったとのことでした。

「頑張ってね~」と送り出した後、
doiron達はスタート地点近くまで
歩いていきました。

ここではスタートに向かう
I原さんにも会いましたね。
100kmサブ10の走力を生かして
頑張って走ってくださいね。

そこで何人か見送ってから、
スタートから195m地点に陣取りました。

「あと42キロ~」なんていう
応援はしませんよ。

ていうか、大人数でだれ一人
わかりませんでした。
目が回りそうでした。そして
今日はしっかりカメラを
持ってきてなかったので、
結局車いすとランのスタート写真しか
取れませんでしたね。





仕方なく今度は中之島の方へ移動です。

地下鉄中央線で移動し、
徒歩で淀屋橋の北西詰めに
陣取ってますと、
最初にやってきたのが
「青馬会」の濱ちゃんです。

「頑張って~」と植え込みの間に
都合よく足を置いて応援。
その後すぐにI原さんも来たので
声をかけると、別のところから
「doironさん」と呼ぶ声が・・・
大集団でしたので、
きっちり確認できませんでしたが
たぶんミカモ君であったと思います。

そしてまたすぐに声が・・
う~んN川君だったようなあ。

すみません、確認できませんでした。

そのうちに警備員に
植え込みに足を入れないでください、
と注意がありました。

いやあ、しっかり足元は
確認しているのですがねえ。

ここでは何人か応援できましたね。
写真は無理だったけど。
かなり後ろまで応援してから、
今度はもうコスモスクエアまで行きます。

陣取ったのは、
40.8キロ地点くらいでしょうか。

一番早かったのは知り合いの女性で
ここを2時間42分位で通過しました。
結果2時間47分だったとか。

ここでは写真もいくつか取れましたよ。

でもねえ、写真はというと
しっかりカメラじゃなかったので、
人と人の合間に写ったりと
変な写真が多かったです。

これが濱ちゃん。



これも陰に写ったので
矢印をつけています。

こちらは知り合いの「まきちゃん」ですが、
これも陰になってしまいました。



でもこのまきちゃんは
神戸マラソンと2週連続ラン
だったようで、すごいよなあ。

そしてようこちゃんや



貝さんはまあまあ写りましたね。



そうしてここで約二時間
近くいたのですが、
かなり寒くなり、
申し訳ないがあとは
退散となってしまいました。
雨も後に振ってきたしね。

見つけられなかった人、
時間が合わなかった人は
すみませんでした。

まあ天候的にはいい気候でしたね。

知り合いには自己ベストを
出したよという友達もいましたよ。

走ったみなさん、
そして応援の皆さん、
お疲れさんでした。

参加できませんでしたが、
きっと打ち上げは盛り上がったんでしょうねえ。

またどこかで応援に行きますよ~


ドジ旅日記岩石風化の陰謀4

2017年11月26日 22時12分11秒 | ウォーキング

林道終点から下界を眺めてみますと
何か大きな施設が見えていますねえ。



あれはなんと競馬の
栗東トレーニングセンターです。
うわー、あのディープインパクトとか
キタサンブラックとかも
あそこにいるんでしょうねえ。

施設見学とかできるのかなあ。
行ってみたいですねえ。

最近は競馬会の陰謀に
騙されてばかりですからねえ。
何とかなりませんかねえ、
と思っていましたら
この駐車場の奥に
「馬頭観音」がありますので



お参りしておきましょう。



行きますと、観音堂の周りには
馬の形をした絵馬が
いっぱいぶら下がってますよ。



大野神社も熱心な人が多いでしょうけど、
この馬頭観音も下に
栗東トレセンが見渡せれる場所なので
きっと信者は多いはずです。

doironもしっかりお参りしておきましょう。

「競馬会の陰謀に打ち勝てますように」。

そのうち陰謀との闘いの相手は
「GⅠ競馬の陰謀」にしますかねえ。
まあとにかく頑張りましょう。

さて、ドジ旅もいよいよ
ここから戦闘地へと入っていきます。

ここがその登山道への入り口です。



そこには、コールポイントの
説明が張ってありました。



これによって場所を特定しやすく
するためのものです。
携帯のバッテリー容量を
考え無駄な通話は控えてください。
などの注意事項が
書いてありましたが、
さすがに友が島の時のように
ポケモンGOの注意事項などは
ありませんねえ。

そしてもう一つの看板が、
「ここは皆さんの森林「国有林」です。」
というもの。
はいはいわかりました。



ん?その下に何か紙が貼ってありますよ。



読んでみますと、
ここの山は風化が激しく、
崩壊、落石、滑落の危険性があります。
と書いてあるではないですか。

「岩石風化の陰謀」が
さりげなく予告されています。

これは心して歩き始めないといけませんね。

最初は普通の登山道のようですが、



おやー、徐々にその姿が現れてきます。



道端にさりげなく転がる巨石。

林の隙間に見え隠れする奇怪な山の姿。



「ふふふ、おいらは待ってるぜ~」
と笑っているようです。

まずは我らは、
今回のコースの中でもっとも
標高が高い竜王山の山頂に
到着しました。

これが三角点です。



三等三角点と書かれていましたねえ。



こんなに風化する山でも
三角点はあるんですねえ。
国土地理院も岩石風化と
よく戦ってますねえ。

標高は604.7mとありました。

この山頂には「八大竜王本尊」があります。



白洲正子は書いています。
昔この山にキノコ採りなんかで
登るとき、特に干ばつの時には

「アーメ ターマエ ハーツダイ リューオー」
(雨給え八大龍王)

といいながら登ったという、
地元の人の話を書いていました。
まさにその八大龍王のいるのが
この竜王山だったわけですねえ。

ああ、わしらがウロウロしている間は
降らないでねといっておきました。

まあそもそもこの日は
山登りには絶好の日でした。

雨もなく寒くもなく、
風も全くないという
すごいお天気です。

岩石風化の陰謀と戦う我々に
八大龍王はとても優しかったわけですなあ。

さあではここからは
基本下りとなります。
進んでいきましょう。

相変わらず道の横には、
風化した岩々がごろごろしています。
どう見ても花崗岩で、
たまにじっくり手でこすってみると
ジャリッという音を立てて
小さく崩れていきます。

石灰岩の場合、
柔らかい部分と固い部分があって、
それぞれに風化の度合いが違うので、
奇妙な形に岩を風化させていき、
異様な形を作ったりします。

それが固まって集団で
奇岩・怪石、巨石の塊を
作っているのが“トア”という地形です。

先ほどから山の右側に
姿を垣間見せている
そういう地形ですね。



あそこの道はどうなっているのか、
後でいやでもその中身が出てきます。

続く


ドジ旅日記岩石風化の陰謀3

2017年11月25日 20時10分33秒 | ウォーキング

バスの親切なおじさんに



次の停留所で案内されて、
ドライブスルーのおにぎり屋さん
(これはとても自慢してはりました)



でこんなおにぎりを手に入れました。



でかいおにぎりです。

さすがにバビさんは心強い助っ人です。
ラッキーを招き寄せはりますねえ。

バスは、途中こんな
近江富士といわれる三上山なんかを
眺めつつ、進んでいきます。



途中、こんな「大野神社」
という場所を抜けていきます。



解説のおじさんが

「ここはねえ、嵐の大野君の
ファンがチケットを手に入れたい
と願ったところ、
その夢がかなったということで、
大野君のファンがよく来られています」
と語ってくれました。
神戸の二宮神社も
そんなファンが多いそうです。
え~だったら尼崎の桜井神社も
そうなんでしょうねえ。

doiron神社ってどっかに
ありませんかねえ。

などと罰当たりなことを言いながら、
バスはさらに狭い山中へと
入っていきます。

ああそうかあ。
こんな狭い道を行くから、
高齢者団体で満員になるような
マイクロバスなんですねえ。

この道には歩いて進んでいく
山道もあるそうですが、
きついらしい。

途中こんな「泣き地蔵」という
場所もあったりして、



下から歩いてここを通る人は
「まだか~」とか言って
泣いたのでしょう。

ああもうこんなところにも
陰謀が絡んできています。

そしてやっとたどり着いた終点が
「金勝寺」です。

お寺の名前は「こんしょうじ」
と読みますが、この辺りは
「金勝アルプス(こんぜあるぷす)」
といわれています。

「こんしょう」と「こんぜ」と
読み方が違いますねえ。
いったいどうなっているのでしょう。

実はこれらのことについて、
白洲正子は「かくれ里」という
随筆の中で、様々な
考察をしてはります。



金勝寺を作った良弁が渡来系の人で
「金粛」といわれていたこと、
金勝族という青銅業をする一族が
いたことなど様々なことが
書かれてあり、東大寺なんかと
絡めて考察してはります。

バスの運ちゃんも、金属関係の一族が・・・
ということをおっしゃって
はりましたがね、
真相は一体どうなのか
まだよくわからないようです。

一方金勝アルプスを別に
山歩きの本などで探しますと、
よく出てくるのが

「花崗岩が風化した巨岩が
満載の山道を歩きます」
と書かれています。

なのでこれをさらに
地学的に調べますと

「この山地は白亜紀後期、
約8000万年前に
マグマが固結した花崗岩から
できています。
そんな風化した方丈節理の
花崗岩が様々な巨岩となって
“トア”といわれる地形を
作っています。」
と書かれてありました。



むむ~これは、8000万年という
長い期間に風化した
大自然の陰謀が
我々を待っているんだよ
という意味でしょう。

歩きはじめるのには、
かつての良弁僧正が
植えたという言われている



大杉に力をいただいて
進んでいきましょう。





あ、木を腐らす気はないですからね。

そうそうここでナビを
入れなきゃと思ったのですが、
残念ながらdoironの携帯は圏外でした。

これももう陰謀の
一つかもしれません。

金勝寺看板の下で記念撮影し、



さあ出発しましょう。
ぼちぼち紅葉の始まっている



山地をてくてくと登っていきます。



この舗装路は「林道金勝線」
といわれており、この先の終点まで
1.5キロほど続きます。

で、この道は地元自転車族の
練習場にもなっているようですね。



かつて、日本の最高トライアスロン
アイアンマンがひらかれた琵琶湖ですから、
こういう自転車の好きそうな人は
多いかもしれません。

いやあ、それにしても
高級バイクでしたねえ。

と、そのとき前方の道路を
何か一匹の生き物が
走って木に登っていくのが
みえました。

あ、あれが幻の大いたちでしょうか

陰謀の出先の生き物かも
しれません。
と、思っていたら”リス”でした。

一本の木に登っていったから
探してやろうとじっとみてたけど
わかりませんでしたねえ。

素早い奴でした。

そしてここからは
遠くに三上山が見えています。
二上山に一増えた山と
バビさんは覚えてはりました。



で、いよいよ林道終点です。
ここまで車は上がってこれるようです。

続く


ドジ旅日記岩石風化の陰謀2

2017年11月24日 21時29分16秒 | ウォーキング

山科で夫婦が降りられた後で、
そこにバビさんが座ってこられました。

頼りにしてますよ
「よろしくお願いします」
とあいさつを交わした後、
彼女がもってきた
カリントウお菓子を配ってくれました。



手拭きシート付です



doironはカリントウまんじゅうを
持ってるけどなあとか思いながら
ありがたくいただきましたね。

それにしても岩石風化と
カリントウですか。
なんかこの後の我々の戦いを
象徴するようなお菓子が
ここで登場となりましたね。

甘いお菓子を風化させたような
お菓子ですからね
どこかでいただきましょう。

草津駅で電車を降りようとすると、



車内放送で草津線の電車が
すぐに発車するとのことです。
これは急ぎましょう。

ジダンが女性車掌に番線を
確認に行きますと、
2番線のようです。

ここは5番線ですから
草津駅内の階段を上りその番線へ。

ふうふう。

なんか今日はこんな忙しい旅に
なるんでしょうか。
気持ちが焦ります。
もう陰謀に敗れそうです。

といいつつ飛び乗ったのが、
後で分かったのですが
実は登山口まで行くバスの
一本前の時間帯の電車でした。

でもねえあせったのには
実は理由があるのです。
本日この後に乗ろうとするバスが、
もしかして突然やってきた
団体の登山客にさきに
席をとられてしまうと
乗れなくなってしまうのですから
急がないといけないと、
かつて来たことのあるジダンが
その経験から言うのです。

さあ電車はバス出発の手原駅に到着です。



どわーと団体客が降りるのか
と思ったら、ごく少数の人が
降りただけですね。

結局その時はバスの乗客は
我ら3人だけでした。
まあほっと一安心ですね。

出発までまだまだ時間があるので、
まずは観光案内所をチェックです。

ここで地図をいただきましたね。

そしてバビさんが
小さなおにぎりしか
持ってきてなかったので、
コンビニの場所を訪ねたのですが
どうも近くにないようです。

これはもう持参の分だけで行きますか。

ぼくもカリント饅頭とかもっているし。
すると、バスの案内人が乗車時に
「おにぎりを欲しい人は予約できますよ」
と案内してきはりました。

ここで予約しておけば、
途中のおにぎり屋さんで
売ってくれるとのこと。

これは申し込みましょう。



それにしてもこのバスの
案内おじさんはなかなか
いろいろと親切でしたよ。



山の案内なんかもしてくれますし、
こんなふうにおにぎりまで
手配してくれるのです。

たぶん、地元栗東市の定年社員
じゃないかなあ。

観光案内も熱心でした。
で、おにぎりを予約した後も
まだ時間がありますので、
doironは手原駅の駅前広場を探索です。

広場の真ん中にこの地方が
「手原」という名前になった
いわれが書いてありました。



当時のこの地方のえらいさんが、
男の子が欲しいと神様にお願いをし、
女性の腹に手を当てて
唱え続けたところ、
ぶじに男の子が生まれた
ということから
「手腹」ということで
来ているとのことでした。

う~ん、何となく陰謀の
気配を感じますが、
まあ過去の言い伝えです。
そういうことにしておきましょう。

そしてそこにはもう一つの
石碑がありました。



「東経136度の子午線が通る駅」

と書かれてあります。
うわーこれはすごい。
この夏に明石に行き、
東経135度の子午線が通る
「人丸前駅」のところに
行ってきたばかりです。



ざっと計算してみますと、
地球一周が約4万キロとすると、
東経の一度の感覚が赤道で111キロ。
大体その四分の三とすると、
やく83キロほどあの駅と
離れていることになるわけですねえ。

まあ大体そのくらいの
1度の距離の間に
doironの生活のほとんどが
入っているということなんですなあ、
なあんてことを考えながら、
結局バスはあと一組2名の客を乗せて、
登山口へと向かって行きました。



続く


ドジ旅日記岩石風化の陰謀1

2017年11月23日 21時06分43秒 | ウォーキング

ついに始まります。
ドジ旅日記八番目。
最近ブログの進み具合からすると、
何話か飛ばしてしまいますが、
ジダンブログとのプチコラボ
ということもあり、ご了承ください。
さて今回の陰謀との戦いはどうなのか。
また助っ人は誰だったのか。
ぜひご一読を~。

・・・・・

油断して暮らしていれば、
我々はいつも様々な陰謀に襲われてしまう。

doironも病気という陰謀に襲われ、



その都度命を懸けて戦い



打ち勝ってきたのだ。

大人の三大陰謀の病気のうち二つは
やっつけたということになる。

そしてまたこれまでジダンと戦った
陰謀との闘いも、壮絶なものであったが、
これもまた心強い味方も参加して
ともに戦い打ち破ってきた
ということになるだろう。

そんなドジ旅ももう何回あった
だろうかと考えてみると、
これまで7つのものがあった。



柳生一族から始まり、
近江商人、明日香人などが続き、
7つ目は長距離走という
見えない敵の陰謀との
闘いでもあったのだ。

そして、ついにいよいよやってきましたよ。
ドジ旅2017年秋の闘いの日々。

今回のドジ旅の陰謀の相手もまた強烈です。
あの巨大な花崗岩も
どんどん風化させるという
「岩石風化の陰謀」との闘いなんです。

大自然に潜む巨大陰謀、
我々の寿命をもこえた、
いや人類そのものの生存期間を
はるかに超えた長期間の
巨大な陰謀との闘いになるのです。

そんな我々とともに
陰謀に対して一緒に戦ってくれたのは、
毎夏メットをかぶって
北アルプスを歩き回り、
萩250キロも11回完走、
主婦とフルタイム職業をこなす
というスーパー女性
「バビさん」である。



いやあ、なんとまあありがたい。
もうこれで、やじさん、きたさんに
くのいちが加わったようなものである。

湖南の金勝(こんぜ)アルプスで
行われた大自然との闘いが
いよいよ始まるわけです。

その日にちは11月初めの
連休の最終日のことでした。
前々日にハーフマラソンを
二位で走り抜けた
バビさんとは京都駅で待ち合わせです。

われら二人は最寄りの
松の浜駅より出発となります。

でもこの出発もこれまで
いろいろとあったのです。

集合時間を間違えて
遅れそうになったことも
何回かありました。

前回なんか、仁Oさんが時間を勘違いして、
かつてのウルトラ走りを
思いだしつつ駅まで
チョー走ってきたということもありました。

まあそれらは何とか乗り越えては
きたんですがね。

で、今回も二週間くらい前の
台風21号で南海電車のダイヤが
乱れているかもしれません。

大阪駅で乗る電車を決めているので、
遅れると後が大変です。
でもねえ、さすがにこの時は
大自然の陰謀との闘いを
控えていましたから、
さすがに南海電車も頑張って
ダイヤ通りにやってきました。

新今宮からJRに乗り換え大阪駅へ。

そこでコンビニで昼食の
おにぎりを購入だ。

まあ、自分でウロウロしたりするときは、
弁当を持って行ったり
お湯を沸かして昼食を作ったり
もするのだが、今回のメンバーだと
さほど食事に時間を
費やすのはもったいない。

少しでも移動できるよう、
自分の体力も考えて
おにぎりとすることにした。

おにぎり二個とカリントウまんじゅうを
一個買ってザックに補給しておいた。

電車でまず行くのは草津の駅だ。

そこから草津線という支線に
乗り込んで最初の駅が目的の
「手原駅」となる。



ふーん、草津線という支線なんて
あったんやねえ。

電車に乗って京都に向かっていると、
目の前の席にも山歩きらしい
ご夫婦が座られた。

僕らが地図を見ていると
興味を持たれていたので話をすると、
今日は山科から京都市内へ
歩いていくとのこと。

ああ、同好の士ですねえ。

きっと素晴らしい紅葉でしょうねえ
といっておきました。

そして彼らはまた僕らが
今から行こうとしている
金勝アルプスにはとても
興味を示されているようでしたね。

また是非行ってください。

さて京都を過ぎたこの時点では
バビさんが登場しているのですが、
少し離れた一人用の補助椅子で
リュックのパッキングを
整理するとともに、
気合を込めて、山歩きの準備を
されているようでした。

続く


みちのくおっさん3人旅12

2017年11月22日 21時39分23秒 | 最近の出来事

瑞巌寺というのは俗称です。
正式名はというと
「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といい、
臨済宗妙心寺派に属しているそうです。

かつては比叡山延暦寺に
比肩される寺として
「延福寺」という名だったそうです。

その後いろんな経過を経て
今の名前になっています。

まあお寺も時代に合わせて、
いろんな変遷があるんですねえ。



ここの広い参道沿いには、
「復興地蔵堂」が作られていました。





瑞巌寺の中に入っていきますと、
ちょっと変わった感じのするのが、





こんな大きな磐をくりぬいた
お堂が結構ありましたね。
首Dさんがとても関心を持ってはりました。

でもねえ、doironは3度ほど
ここにきてるんですがねえ。
ちょっと印象が変わりましたねえ。
こんな感じやったかなあ。
なんか印象が仙台市内の
伊達政宗の墓「瑞鳳殿」と
かぶさってますねえ。

こ、これは脳梗塞のせいなんでしょうか。

お寺の施設内や宝物殿なんかも





しっかり眺めて、
まあここの観光はこんな感じですね。
土産物屋とか見学しつつ









そのあとは五大堂の方にも行きました。



松島が初めてのお二人には、
五大堂の先から見える



海の景色が印象的だったみたいですねえ。



それにしても、
ここも外人が多いですねえ。

五大堂には、海面が見渡せるような感じで
スケスケの橋が架かっています。



名前は「すかし橋」というのですが、
ここを渡るすれ違いのときに、
傘をよけようともしない
外国人も多かったなあ。
なんか自分さえよければ
それでいいみたいで不愉快でした。

ここは世界遺産という
わけでもないのになあ。

日本3景の一つみたいな
文句で売り出されているんですかねえ。

さあ、それではここの観光も
終わりです。
帰りの飛行機は夜おそい便で
ありますので時間があります。

そこで最後に、
あの東北の震災の後を
確認しに行きましょうと、
高速道路で空港も過ぎて
ずっと南の方の山元インターまで行きました。

そこから空港に向けて、
海岸線を移動していきましょう。

そのあたりに残っている村々も、
そこそこ復興は進んでいるようです。
でも過去の姿を知らないから
むつかしいところもあるのですが、
小学校から帰る子供が歩いていたり、
新築の新しい家が建っていたりします。

でも中には、津波を受けたままで
壊れたままの家も
ところどころに残っています。
たぶん住人はもう被害を受けて、
所有権がややこしくなっているような
家もあるんでしょうねえ。

以前、行ったところで
周りに家の基礎が
ずらーと並んでいるすごいところは、
一斉に開発され公園のように
なっていましたね。

慰霊の小山に登り、
じっくりと眺めてきました。



それにしてもこの辺の開発地には
パトカーが結構います。
あとで考えたら、
僕らが行った後
皇室関係の人の訪問もあり、
警戒していたんでしょうねえ。

海の家も何もない海岸線を走り、
現地の復興の気配を
感じた時間となりました。

さあでは空港へと向かいましょう。

ガソリンを満タンにした
レンタカーをまず返して
空港へと送っていただきます。



さあここではかねてから
計画していた牛タンの晩飯です。



米沢牛、蔵王牛、牛タンとまあ
贅沢な旅行に締めくくりです。

三人で牛タンをつつきながら、
飛行機待ちです。
それでもまだまだ時間もあったので、
空港の片隅で宴会が始まりました。



「今回は天気悪かったけど、
紅葉がたっぷり見れてよかったねえ」

「温泉がみんな豪華で最高やったね」

「旅館の飯もよかったけど、
選んだ昼飯もジャストミートやったねえ」

などといいながら、
今回の東北での最後のひと時を
過ごしました。

台風が何とか間に合うような感じで、
少し遅れた大阪便に乗り、
空港で飲んだお酒で熟睡し、
あっという間に関空についた
おっさん三人の旅。

これにておしまいです。

これで今回の旅行は終わりです。
しかしおっさん3人の
人生の旅は続いていくのです。

おしまい

さあて、明日から今秋の
ドジ旅日記が始まるよ。
今回はどんな陰謀との闘いか
場所はどこなのか
助っ人は誰なのか
お楽しみに~


みちのくおっさん3人旅11

2017年11月21日 20時57分45秒 | 最近の出来事

風速1~3mどころじゃないでしょ。

時折ビューンと突風が吹いてきます。
展望台から500m位
歩いていくのですが、
吹き付ける雨、凍えるような風、
doironの安物の傘も壊れる寸前です。



「う~ん、神はわれを見放したか」
ってそれは山が違いますね。

何とかオカマが見えるような
場所まで行くと、
なんと急に空がはれ上がって、
こんな感じに・・・



ちゃうちゃう。

こんな感じに景色は真っ白でした。
首Dさんは念のためにと、
ダウンまで持ってきていたのに残念です。



それにしてもさすがに五色沼、
今日は白ですか。

とにかくまあ記念写真だけとって
慌てて展望台まで戻りました。
ストーブがありがたかったです。

売店の人が行ってましたが、
この展望台もあと一週間くらいで
冬季閉鎖されるそうです。

そういえば昔、仕事で
仙台に来た時に帰りに
オカマによって行こう
と思ってたのですが、
急な雪で通行止めになっていた
ことがありましたねえ。

残念ながら今回は道は行けたのに、
景色がダメでした。
オカマには縁がないようです。
おかまいなく。

さあこの後は仙台まで降りてゆき、
そのあたりを観光です。

最初は青葉城へと思っていたのですが、
この雨で青葉城もいまいちでしょう。
仙台市内は車も多いし、
お二人にとって
さほど魅力的でもないでしょう。

なので、いっそ高速を走り続けて
松島の方へと行くことにしました。

今日の昼食は「はらこ飯」ですから、
海の方へ行くといいでしょう
という気持ちもあったのです。

以前は松島の方へは
した道で行ってたのですが、
今はもう高速道路ですぐです。
あっという間に、到着しました。

駐車場を探してまずは
昼飯にしますか。

ウロウロと土産物屋さんあたりを
歩いていると、こんな店がありました。



焼きかき食べ放題ですかあ。

これもいいなあと思いましたが、
ちょっと腹減り具合から見て
不利なようですね。

と、そんなときにメールが届きました。
見るとミセスです。
松島に行くんやったら
「カキ食べ放題」の店もあったよ
というアドバイスです。

少し前にミセスは友達と
日帰りで安い飛行機に乗り、
ここまで遊びに来たのでした。

「な、なんと今ちょうど
その店の前にいるんやで。
でも今日は旅館女中のお勧めで
“はらこ飯”を食べるのです」

と返事しておきました。



で魚配送センターみたいな
店の二階で「はらこ飯」の
看板が上がっています。
これは入らなくてはいけませんね。

はらこ飯とは炊き込みご飯の一種で、
醤油や味醂など一緒に
鮭を煮込んだ煮汁で
炊き込んだご飯の上に、
鮭の身とイクラ(はらこ)を
のせるものです。

頼んで出てきたのが、これ。



ふむふむさほど空腹ではない
われらにとっては
おあつらえ向きの量です。

食べてみると、ふむふむ
こういう触感でこういう味なのか
とちょっと意外で
おいしい料理でしたねえ。

こういう料理はちょっと
お土産なんかにはなりにくいですね。

食事の思い出がまた一つ
増えたって感じでした。

さあおなかも膨れたので、
若干ここで観光しましょう。

船に乗って港を回るのは無理ですねえ。



たぶん舟も出てないでしょう。
なので瑞巌寺へと行くことにしました。

「この辺りは津波水害はどうやったんやろ」
という二人に、
「この辺りはねえ、松島の島々のおかげで、
腰まで位の津波だったそうですよ」
と以前来た時に
取材した内容を説明してあげました。

そうやなあ、大阪も友が島なんかの
おかげで、津波なんかも
大したことならんやろ~
と話してたら、和歌山のT本さんは
避難しなきゃなあと行ってはりましたね。

海岸沿いの土産店が
並ぶ歩道を歩いていきますと、
右手に大きなお寺が見えてきました。
ここが瑞巌寺。



入っていきましょう。