ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

パンク修理

2017年10月13日 21時08分10秒 | トライアスロン

トライアスロンをやっていた経験が
今になって役に立ってくることがある。
それが自転車のパンク修理だ。

ママチャリのパンクを修理する
これがもう村の人のお役に立って
感謝されているのだ。
ええように使われている、
という説もあるが
まあ、それでもいいと
doironは思っているのだ。

ただし、簡単にタイヤを外せる
前輪だけね。
そんな技を利用して、
今年ももう近所の人三人の
ママチャリ3台のパンク修理をした。

一台目はチューブに
しっかり穴が開いていたので、
パンク用のシールをはったらきれいに直った。

二台目は長い間乗ってなくて、
もうチューブもボロボロだったので、
新しいチューブを買ってきて
交換したけど、
外側のタイヤもボロボロだったから
それも交換。

そうして前輪は直せたが、
後輪はさすがにチューブや
ブレーキはややこしく、
自転車屋さんに持っていき
なおしてもらったのだ。

かかった経費は総ていただきました。

そして先日、今年3台目の
自転車修理に取り掛かった。

これやねんといって
預かってきた自転車の
まず前のタイヤの虫ゴムを変えてみたが、
もう瞬く間に空気が抜けて
ペッチャンコになる。

後輪は虫ゴム変えただけで
修理完了。もんだいは前輪だ。
ああ虫だけではだめですね、
チューブを見ないといけないだろう。

そこでフレームにタイヤを
つけたまま内部のチューブを
ホイールから外してみた。
こんな感じ。



まあこれくらいの作業は
アッという間にできて
簡単なのだが、今の時期は
「蚊」との闘いが大変だ。

この時期の蚊は気が建っている。
一刻も早く栄養分を吸収して
卵を産まないといけないからね。

なのでかたわらで蚊取り線香を
たきながらの作業となるのだ。

出てきたチューブに空気を入れて、
バケツの水道水の中で
どこから漏れているか調べてみると、



ああバルブの付け根から
プクプク空気が上がっている
ではありませんか。

見てみると、バルブの付け根の
ゴムが敗れて空気が漏れているようだ。



これだとパンク補修シールを
張ることもできないしなあ。
接着剤でくっつけたりするのかなあ。
でもそんなノウハウもないので、
これはもうチューブそのものの
交換しかないだろうと判断した。

タイヤに書かれてある
チューブのサイズを見て



26×1・3/8

のチューブを購入してきたのだ。
値段は750円である。



で、今度はホイールを
チューブから外して、
買ってきた新しいチューブと
交換して再度自転車に装着すると、
はい出来上がり。



無事にこの自転車の
パンク修理も完成です。

持っていったら喜んではりました。

友達にいただいたフレーム代金
750円に自分で250円を足して
1000円とし、
そのあと友達と競馬を買ったら
合計2000円強の勝ちとなりました。

まあ、いいことをしたら、
いいことが返ってくる
といういいお手本のような話なのですね、
へへ。

パンク修理はタイヤだけでなく
ご近所付き合いも
より深く直してくれるわけですな。


皆生ゴール

2017年07月17日 22時18分18秒 | トライアスロン

さあ、皆生の旅を
もう少し写真付きで説明しましょう。

まずは朝一からの車の運転。

カイさん、N阪君、T美ちゃんは
連絡とりつつ皆生に向かいました。

途中若干こんな渋滞もありましたが、



時間には十分余裕をもって
皆生に到着しましたね。

レース前日のこの日は
3時から開会式と選手説明会があって、
選手は必ずこれに出席しないといけません。



ここに行きますと、
ああ~かつてのトラ友に
いっぱい会いましたねえ。

T蟹くん、ひげママ、ひげパパ、
N羽さん、S井さん、Y田君、
今ちゃん、S村君それに
昔の超一流の選手たちも
復活の兆しを見せ始めていましたね。

ここで説明を一通り聞いて、
この日は同宿の三人で
部屋で小宴会しましたよ。

翌日は午前5時に起きて会場へ。

天気は薄曇りですが、
暑くなる予感たっぷりでした。

今回中心に応援した6人のスタート前です。



ああ、ゴムのにおいをかぐと
自分のレースを思い出したりしますねえ。

あ、そうそうひげママが持っていたのが、
これ。



ウェットを「するりんぱ」と
着るためのスプレイだそうです。
へえ、いろいろあるんですねえ。

やがて全員がスタート地点へと向かいます。

ここんところは沖合50mくらいの
ところからフローティングスタートだそうです。

さあいよいよスタート。



べたなぎです。
これは泳ぎやすいやろなあ、
などと応援は気楽に構えてます。

ゴールで気が付いて写真を撮れたのは、
T美ちゃんだけですね。



女性はキャップが赤いので
よくわかります。
いやあ、おつかれさんです。

一時間半くらいまでゴール付近で見て、
さあ、ではバイクの応援に向かいましょう。

バイクは50~60キロ
くらいの地点で応援です。

いつも大山がきれいに見えるところなんですが、
きょうは山頂付近が雲の中でしたね。



カイさんとT美ちゃんは見つけられました。





ここで応援してると
知り合いからいっぱい声をかけられます。

「doironさん、いつもここでいるねえ」
と言われましたね。
3回目ですけどね~。

ここでほぼ選手全員を見送って、
しばらく昼食タイムです。

さあ、つぎはいよいよランの応援です。

もうこのころになると、
大山はまだ雲がかかっていますが、
太陽はかんかん出りです。

選手はきっと大変でしょうねえ。

まずはスタートしてすぐの
ところで応援です。

う~ん、写真はやっぱり
T美ちゃんとカイさんです。





そして次は10キロ地点くらい。

これはT美ちゃんの同年代。



早そうです。

そのあとまずはT美ちゃんが来て、
カイさんがきます。

カイさんの服がまたわかりやすいんですよねえ。
N阪君の姿が見えませんよねえ。
彼の力が全然わからないので
見逃しているかもしれません。

で、次は18キロ地点くらいです。
海の駐車場に車を止めて、
コースまで歩いていきます。

この友達が走ってきました。



彼も競技歴が長いですねえ。
そのあとT美ちゃんが
淡々と走ってきます。
完走だけ考えて、余裕の走りですなあ。



おっ、折り返しでY田君がきました。
頑張ってますねえ。



で、そのあとカイさんが
かなりくたびれて到着。



ここから残ったものを
すべて吐き出して~と応援したら、

「からえづきで何も出えへんね。」とのこと。

まあ時間は十分あるから
歩いてたら戻ってくるよと押し出した。

で、このあとすごいことが起こったのだ。

うみで遊んでいた人が
「子供が流された」と走ってきはったのだ。

「え~っ」と大騒ぎになり
慌てて救急車、パトカーを読んだ後で、
何とか帰ってこれました。
と安心して言ってきはりましたが、
消防は来る、レスキュー車は来る、
パトカーは来るで大騒ぎ。

もう助かったとわかっているけど
大騒ぎでした。

思わず走っているトライアスリートに
泳いで助けてあげてくれと
言いそうになりましたね。
いやあ、本当になにもなくてよかったです。

そのあとはゴールの競技場に向かいました。
T蟹、ひげ夫婦、T美ちゃんと帰ってきます。

T蟹君は、なんと今回が10回目の
ゴールだそうです。
おめでとうございます~



さああとはカイさんとN阪君です。

T蟹と二人帰ってくるかなあと
思っていたら、帰ってきました、
カイさんです。

よくぞあの状態から戻しましたねえ。
経験ですかねえ。
一緒にゴールしたら変な写真になりましたなあ。

結局N阪君は途中まで走って、
皆生のゴールは来年の宿題となりました。

ああ、懐かしかったこの大会に
久しぶりに満喫してきました。
もう復活することはないけど、
昔を思い出しつつ
ゆっくり楽しめたいい一日でした。

選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。


皆生につきました

2017年07月15日 20時59分48秒 | トライアスロン

本日は朝6時前に家を出て、
皆生へと向かった。

ああ、高速の運転も大変やねえ。
でも大会に出る人の中での
応援だから運転くらいはしないとね。

なんとか皆生に到着し、
みんな説明会を受けましたよ。

さあ、明日の天気はどうなのか。
皆生の海は優しいのか激しいのか、
大山は静かなのか喧噪なのか、
境港は楽しいのか苦しいのか。

夏の一日を、応援のdoironも
満喫することにしましょう。


皆生旅2017

2017年07月14日 21時46分09秒 | トライアスロン

いよいよ夏が真っ盛りと
なってきますねえ。

海にも行きたいな
歩きにも行きたいな
気軽に山にも行きたいし
宴会もしたいなあ。

やっぱり夏っていいよなあ。
いろんな遊びが浮かんできます。

で、明日からこの夏の最初の企画
「皆生トライアスロン」の
応援に行ってきます。

この大会はdoironが最も多く
出場したフルトライアスロンの大会です。
そして一方で、日本で一番古くから
ある大会なのでする。

これまで12回出て11回のゴールを果たした。
いっぱいの仲間や応援に囲まれてね。

そんな皆生に出なくなって
今年でもう7年が経つんやなあ。
12回中、1回は豪雨で
ラン途中で中止になったなあ。

そういえばこういう途中中止を除けば
参加した総てのトライアスロン
31回は総て完走したな。

まあ、この競技は完走することに
意義があるのだしね。

始めたころにローカルで
年代別2位が一度ある。
若い時は元気だったもんなあ。
さいごの5キロランを
19分で走っていたもんな。

フルの大会では、
北海道で70位台が最高だったなあ。
始めたころには職場に
友達が4人くらいいて
よく出かけたもんだ。

ただ地元にはそういう友達は
一人もいなくて、練習は
一人バイクというのが多かったなあ。
高野山と加太を一日で回ったのが
最高の練習だったな。

そのうちに、地元の周りに
トライアスリートが生まれ始め、
初めて皆生に一緒に行く
友達なんかも生まれてきた。

まあ、そんな人生を費やした大会に
今は応援というのはさみしい気もするが
まあ、体のことでそれは仕方ない。
その分しっかり応援させていただこう。

楽しい皆生旅にしないとねえ。

今回応援に行くのも、
カイさん始めそんな結構古くからの
トラ友の人たちだ。
参加者名簿を見ていたら
懐かしい人たちの名前も
いっぱい入っている。

さあて今年は皆生に出場する
旧友たちがどんなレースを
見せてくれるだろうか。
いかに苦しんでくれるか
いかにもがいてくれるか
楽しみである。
それができるというのは
本当にありがたいことだからね。

あすは午前5時過ぎに家を出て、
出発です。
運転あるからしっかり寝なくちゃ。

ではおやすみなさい


ロードバイクと道交法改正

2015年06月10日 21時36分46秒 | トライアスロン

自転車に関する交通事故が増えたために、
交通秩序の整序化を目指して、
この6月1日から道交法が改正され、
自転車に乗る人への規制が強化された。

悪質運転者への講習の義務付け
などもあるようだが、
要はこれまで以上に安全運転のための
ルール順守が厳しくなったと言えるだろう。

最近はオジチャリなどに乗り、
チリンチリンと遊んでいるdoironなのだが、
やはり年に何回かはロードバイクを
すっ飛ばして遊ぶこともあるので、
このことはしっかり頭に入れておかねばならないだろう。

当然ロードバイクへの警察の目は
厳しくなることも予想される。

今回危険行為として
14の項目が設定されているので、



ひとつひとつロードバイクに当てはめて検証してみよう。

1.信号無視 

過去の行状に照らすとこれは微妙だ。
例えば周りの状況を見て、
赤信号でこっそり左折し、
くるっと方向を変えて横の信号に従って
何食わぬ顔で、青信号で左折
なんてことはやりがちだった。

なにせ止まるとなるとクリートをペダルから
いちいちはずすという作業が必要になるからね。
でもそれは明らかに違反である。

問題は脚をはずさず、
交通標識のポールを手で持って待機
なんてときにそのポールが
停止線を越えたところにある場合だ。

今は見せしめ的に、
それを信号無視という危険行為と見なして
指導される場合があるそうだから、
その点は注意したい。

2.遮断踏切立入り 

まあ、これはないだろう。
ロードバイクのような細いタイヤで
あんな溝だらけの踏切内に
そんなタイミングで入って行く勇気はない。

3.指定場所一時不停止等 

ああ、これはやりがちだ。
とくに見通しのいい田舎道や
側道からの合流点は要注意やなあ。

4.歩道通行時の通行方法違反 

日本の歩道は段差があるので、
あまり走ることはない。
ただ、コンビニを出たときなんかに
その先の信号まで歩道を右側通行する
というのはよくやる。

5.ブレーキ不良自転車運転 

これはロードに乗っていて
そんなことはまずない。
変速不良はあっても
ブレーキ不良は絶対しないもんね。
極限までブレーキパッドと
ホイールのクリアランスを縮め
ブレーキのレスポンスを高めることはあっても
ええ加減なききのブレーキで
長距離・高速ライドはありえない。

6.酒酔い運転 

暑い夏の練習時にコンビニでちょっと一杯は
最高なんだけどね。

7.通行禁止違反 

う~んだんだん難しくなってきたぞ。
通行禁止の道を走ってはいけないってこと?
まさか高速道路を走る奴はいないだろうけど。

8.歩行者用道路における車両の義務違反 

ああ~なんか面倒くさくなってきた。
要するに自転車は軽車輛であることを自覚して、
歩行者の通行や交差点の円滑な流れを
妨げたらアカンてことやな。

他はトバそう

最後に

安全運転義務違反

てのがあり、この中に話題になった項目が
いくつか入る。
まず傘をさしての片手運転はあかんらしい。

まあ、ロードで傘さすような奴はおらんだろうて。
でも注意しないといけないのは、
飲み物を飲んで片手運転もアカンそうだ。
どひゃー、バイクボトルの水も
停まって飲まんとあかんのけ?

また、イヤホンをはめての運転もアカンし、
スマホを使っての運転もアカンそうだ。

イヤホンはツーリングで仲間同士で
無線を聞いてる時もあるし、
スマホをナビ代わりに
ハンドルに固定しているのもいるわな。

あまりほめられたことではないけど、
それが別の意味での安全運転に
つながる場合もあるはずだ。

とまあ、罰則が強化されたりもしているが
ロードバイクも生身で交通弱者の面もあるのだから、
ある程度自己責任でいいんやないのかなあ。

こんな時こそ、手本となってほしいのが
トライアスロンの練習やね。

しかし、この道交法改正で
一旦停止や通行区分帯の扱いなど
トライアスロン大会の
バイクパートのルールも
微妙に変わってくるような気がする。
ローカルルールはしっかり確認しておきたい。

いずれにしても

今回の改正が

「ああ~バイクって気持ちいい~」

と心から叫んでしまうあの開放感に
水を差すような無粋なルール改正になっていないことを
祈る他はない。


2014春バイク

2014年04月14日 20時56分16秒 | トライアスロン

先週末の午後は実に久しぶりにバイクに乗りました。

あ、室内バイクはほぼ毎日ジムで乗っておりますが、
この時は外を走るロードレーサバイクのことです。
この愛車に乗ってね。



しかし、こうして見ると
我が愛車も少々時代遅れになってきましたなあ。
最近はフレームの加工技術も発達して、
こんなリニアーなデザインはもうあまり見かけません。
最新のディレーラーが何段になっているのか
それすらわかりません。

ペダルも
SPD→SPD-R
→SPD-SLと変遷してきましたが、
今は何が主流なんでしょうか。

そもそもブルホーンハンドルに
PROFILEのエアロバーという組み合わせは
絶滅しかかっているんじゃないかと思うほどです。

しかあし、それでもいいんです。

doironはこのバイクでずっと闘ってきましたから。

何千キロも一緒に走りましたから。

溝に突入したけど、軽傷でしたし、
命を共にしてきた愛着があります。

今さら新しいバイクを買うのも
気力、体力、財力がありません。

丁寧に整備をして、動作確認をし、
しっかり空気を入れてさあ出発です。

今回はこんないでたちです。



ミセスに、「恰好、変なことない?」て聞いたら、
「別にバイクに乗る普通の恰好やと思うけど、
あんなひどい目に逢っておきながら、
まだ乗ろうとするあんたの頭が変やと思う」
と言われてしまいました。
ま、これはdoironの性(さが)ともいうべき行動やから、
無理やり理解していただくほかありません。

近所を少し流して変速の加減などを確認して、
最初に向かったのは和泉中央でした。

調子はというと、脚の方は全く問題なしでした。

ていうか、驚くほど快調なのは
日頃のジムトレのたまものでしょう。

ただ、ジムのエアロバイクと実車との違いが
顕著に表れる身体の部位があります。
それは首です。

ロードでは常に前を向いて
危険を予測しつつ走らねばなりませんが、
ジムトレは下を向いて本を読んでいますから
首にかかる負担が全く違います。

5キロもいけば首筋がだるくなってきました。

それと背筋の使い方も違います。
要するに体の背面がすぐに疲れてくるのでした。

これもトレーニングですから耐えなければならないと、
自分に言い聞かし
なんとか観音寺の坂を越えて
和泉中央に来てから、
ふと思い立って、現在工事中の
コストコの様子を見に行ってみようと
そちらに向かいました。

その日の新聞にチラシが入っていて、
1000円引きで会員登録が始まっている
とのことなので様子伺いです。

すると、普段は田舎の静かな道路に
今日は車がどんどん走っていて、
しかもみなさんキョロキョロしながら走っているから、
危ないことこの上ない。
早々に退散しました。

それからは、和泉の山麓を漕ぎ漕ぎしつつ、
途中で会ったサロマトレーニング中のジム友に
写真を撮ってもらったりしながら、



夕方自宅に帰ってまいりました。

レースに目標を絞って、
あごから汗をしたたらせながら
この峠を何分で登るんだ、
みたいなバイク乗りもそれなりに楽しかったけど、
全身運動の割に心拍数の上がらないゆるゆるバイクも、
なかなか楽しくて健康にもよいにちがいないでしょう。

古臭いバイクに乗って、
親父ライダーを決め込むのも悪くないかな。


晩夏の山寺にて1

2013年08月29日 21時23分44秒 | トライアスロン

昔、トライアスロンの大会によく出ていた頃、
バイクの練習で頻繁に行ってたのが牛滝でした。

内畑から大沢町の山村を縫ってつけられた
府道40号線をエッチラオッチラ登り、
山の製材所からの急こう配を
ゼイゼイと漕ぎ上って、
いよやかの里が左に見えると、
終点の牛滝山大威徳寺はもうすぐです。

最初の頃は、この坂を
時速8kmなどという、
いつこけてもおかしくないような
低速でしか登れなかったのですが、
最も元気な時は前輪アウターで
時速18km位で駆け上がった時もありました。

なつかしい、バイクトレの聖地です。

そして、この山で昔、
よく会ったのがTさんでした。

登り切った終点の石の上に
ちょこんと座っておられて、
よだれまみれ、鼻水まみれで登ってきたdoironを
いつも笑顔でお迎えをしてくれました。
とても練習熱心な人でした。

というか、ざっくばらんで
とても仲間思いのいい人でした。

と、過去形で書いているのは、
このTさん、実はあるトライアスロンの
大会中にお亡くなりになったのです。

スイム中での心停止でした。

彼はその前の海外アイアンマンレースでも
一度スイム中に心停止し、
海兵隊に湖底から引き上げられて
一命を取り留めたという経歴を持っていました。

復帰してのレースだったのですが、
多分本人にも気づかない傷が
心臓に残っていたのだと思います。

悲しいお葬式だったことを思い出します。

しかし、失礼かもしれませんが、
そうしてTさんが
命を賭けて教えてくれたその教訓が、
今もdoironを生かしてくれているのだと、
思わずにはいられません。

医者に後遺症はないよ
と言われた段階から、
もしかしたらまた以前と同じように
無茶をして、大事に至っていたかもしれないdoironに
ずっとブレーキをかけてくれていたように思えてなりません。

そんなTさんが
いつも笑顔で座っていた
大威徳寺入り口のある石を、
doironは勝手に

「Tさん石」

と名付けています。

前置きが長くなりましたが、
実は先日仲のいい友達と、
久しぶりに牛滝に行ってきました。

一番の目的は、その「Tさん石」訪問でした。

doironの事故後、
ようやくたどり着いたその石の前で、
お祈りをささげてきました。

石をなでながら

「Tさん。来たよ。僕もいろいろあったけど、
Tさんに教えられた教訓で今日まで生きてますよ。
ありがとうございます。また、来ますからね」

と言わせていただきました。

秋の気配が漂う晩夏の山寺の参道に置かれた
その石をなでると、
山に漂う空気よりもなぜか暖かく、
Tさんのぬくもりが残っているようでした。

もう、あれから何年経ったのか、
指折り数えてもわからないほどの
年月が過ぎました。

しかし、今もdoironの胸には
あの笑顔が残っていますし、
何よりこうして生きながらえさせて
いただいております。

事故後初めて訪れた、
バイクトレの聖地で
深い感傷にひたるとともに、
かつては何度も行っておきながら、
お寺そのものを
ほとんど訪れたことがなかったので、
この機会にお詣りもしてきました。

そのお話は、次回に。


第33話大会

2013年07月12日 21時19分19秒 | トライアスロン

梅雨も明けて、各地で猛暑日となっている灼熱の日本列島。

その片隅で、さらに熱い心を持った人たちの戦いが
あさっての日曜日に繰り広げられる。

全日本トライアスロン皆生大会。

日本中からこのトライアスロンの聖地に
勇者たちが集うのだ。

ことしの大会は「第33回」ではなく
「第33話」だとうたわれている。

そう、その大会はまるで物語のように
語られるにふさわしい大会なのだ。

今年は5台の中継カメラで
その模様をネット中継するそうだ。

あいにくその時doironは、
選手としてそして応援として
15年間通い続けたが、
今年の現地応援はかなわず、
長野に向かっているはずだ。

選手の皆さんは、
すばらしい第33話の主人公です。

精一杯苦しみ、そして楽しみ、
忘れられない夏にしてください。

心より応援しています。