ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

春爛漫の大和街道 1

2016年04月10日 21時15分56秒 | ウォーキング

街道はいろいろと歩いてきました。

熊野古道、紀州街道、高野街道、
京街道、西国街道、中山道、
山背古道など様々です。

普通の道と違って、
こうして名付けられた道には
歩いたものにしかわからない
独特の雰囲気があって、
なかなか味わい深いものです。

そんな街道はまだまだ他にもいろいろありますが、
最近また新しい街道に行ってきました。

それが「大和街道」です。

紀伊の国から五條を経て
大和の国にわたるという経路を通っており、
この世の中に桜が咲きはじめた時期、
ちょうどこの経路には
「桃」の花も咲き始めます。

先日ちょっと郊外の包近の里を通った時に、
桃の花が咲いているのを確認したので、
ちょうどこの大和街道も
「桜」や「桃」が咲いているだろうと
見越してほっつきに行ってきたのです。

「大和街道」

名前がなんとなく温かみがあっていいよねえ。
行ってみると、「桜」も満開近く、
「桃」の花もちょうど栽培者が
受粉作業をしているという季節でした。

桜の花見、桃の花見と
しっかり楽しませてもらった
このほっつき旅を書いてみます。

出だしはJR和歌山線の「船戸駅」です。

この駅には思い出があります。
以前、和歌山から高野山を往復する
110kmマラソンに出たことがあるのです。
ランニングクラブの人たちも
この大会に出るというので、
このコースをバイクで走ったことがあるdoironが、
下見ランでその道案内をすることになりました。
コースの片道をエッチラオッチラ走りました。

ところが、その先導のdoironが
途中で道を間違えたため、
この時は結局和歌山までたどり着けず、
この「船戸」駅から電車に乗って帰った
という思い出です。
あのといは申し訳ないことをしました。

今回は、船戸駅前には何もなく、
駐車場もないと記憶しているので
和歌山まで車で行き、



そこに車を止めてJR和歌山線で



船戸へと向かいました。

途中布施屋など熊野古道で通った駅が
懐かしかったなあ。

それを抜け、午前10時に舟戸着。



早速ナビをセットして歩き始めます。

駅前の道路を紀ノ川を向いて
歩いていくとこんな道標が立っています。



大和街道の道標です。
これに沿ってちょっと右に回って
「船戸の渡し跡」を見学しましょう。



ここから対岸の岩出大宮神社方面まで、
紀ノ川の渡しがかつてあったそうです。

入り口に置いてあるのは、
その対岸の神社の常夜燈。



今も堤防の一部が切れ、



階段で河川敷に降りていくことが
できるようになっています。

でもまあこのあたりの海岸は
あまり整備されておらず、
河川敷で遊ぶというような感じではありません。



でもまあ、
紀ノ川は広くて気持ちのいい川ですね~。

では元に戻って、
今度は駅から少し左向いていって
「岩出橋」を渡りましょう。

泉佐野岩出線、石切温泉を抜け
「根来街道」を降りてきた道路が
紀ノ川を超えるときに通る橋です。

結構重要な橋なのに二車線の橋で
渋滞がよく発生するために、
現在4車線の端へと付け替えが始まっています。



こういう歩道がついており、



工事現場を眺めながら



それを渡り切ると左前に
船戸の渡しの対岸にある、
岩出大宮神社が近づいてきます。

側道を降りていくと、
おお~こんな地元の看板が。



撮影してたら、後ろからそっと近づいてきてた
電気自動車にはねられそうになりました。

「危ない」ですねえ。

ここはいわゆるこの地方の郷社であり、



かつては特定の地方行政機能もあった神社です。

「斎刺祭(さいさしまつり)」という
特別な祭りが行われます。

旧神領地を確認するというものだそうですが、
どんな祭りなんでしょうね。

この境内には「玉塚」という施設もあります。



上人が信貴山でいただいた玉宝を
埋めてある施設なんだそうです。

それがこれ。



ありがたや~と続きます。