6月20日、映画『 TAP THE LAST SHOW 』"新宿バルト9"の夕方割りにて。
水谷豊がメガホンを取った初監督作品。水谷豊がタップダンスの映画を撮りたいと発案したのは40年ほど前だそう。「いろんなプロデューサーや映画会社の幹部に構想を伝えていましたが、いつもはぐらかされてきたそうです。それだけ映画として客を動員できるかが見えにくい題材」「映画の『相棒』シリーズで利益をもたらしている水谷さんの希望を周囲が忖度して実現したのでは」などのゲバ評も。事故で足を痛め踊れなくなった老天才タップダンサーが、旧知の劇場支配人から、劇場を閉館するため「ラスト・ショー」を演出してほしいというストーリー。酒浸りのかつての天才タップダンサー。オーディションで選ばれたダンサーは個々に事情をかかえていて・・・。根底に流れるのは"人間の絆"であり"家族の絆"。ストーリー的には真新しい感じはしませんが、古き良き昭和の時代、回顧主義的温かみある映像は好みの部類。ラスト24分間に、たたみ鰍ッるタップダンスショーは、北野武監督「座頭市」を思い出しましたが、本作の方がタップダンスをメインテーマにしているだけあってエンターテインメント・ショーのレベルは別格でしょう。このタップダンス鑑賞だけでも一見の価値あり。個人的に大変感銘、単純に大好きな映画でした。本格的なタップダンスは、絶対に劇場(映画館)で鑑賞すべき、その迫力は圧巻ですし、一方で登場人物の人間模様を伺い想像を膨らませながらの「ラスト・ショー」鑑賞に、この映画の奥深さを感じました。
水谷豊がメガホンを取った初監督作品。水谷豊がタップダンスの映画を撮りたいと発案したのは40年ほど前だそう。「いろんなプロデューサーや映画会社の幹部に構想を伝えていましたが、いつもはぐらかされてきたそうです。それだけ映画として客を動員できるかが見えにくい題材」「映画の『相棒』シリーズで利益をもたらしている水谷さんの希望を周囲が忖度して実現したのでは」などのゲバ評も。事故で足を痛め踊れなくなった老天才タップダンサーが、旧知の劇場支配人から、劇場を閉館するため「ラスト・ショー」を演出してほしいというストーリー。酒浸りのかつての天才タップダンサー。オーディションで選ばれたダンサーは個々に事情をかかえていて・・・。根底に流れるのは"人間の絆"であり"家族の絆"。ストーリー的には真新しい感じはしませんが、古き良き昭和の時代、回顧主義的温かみある映像は好みの部類。ラスト24分間に、たたみ鰍ッるタップダンスショーは、北野武監督「座頭市」を思い出しましたが、本作の方がタップダンスをメインテーマにしているだけあってエンターテインメント・ショーのレベルは別格でしょう。このタップダンス鑑賞だけでも一見の価値あり。個人的に大変感銘、単純に大好きな映画でした。本格的なタップダンスは、絶対に劇場(映画館)で鑑賞すべき、その迫力は圧巻ですし、一方で登場人物の人間模様を伺い想像を膨らませながらの「ラスト・ショー」鑑賞に、この映画の奥深さを感じました。