おてんきぷらぷら

ホームタウンは三鷹。気ままな旅・街散策にFC東京。

Bлaдивⅽток〔Ⅳ〕

2019年05月05日 | travel abroad

令和元年5月2~4日、日本から最も近いヨーロッパ、極東ロシアの港町、ウラジオストクの旅。
街の中心に建つ「ウラジオストク駅」はシベリア鉄道の東の起点。はるかモスクワまでユーラシア大陸を横断する世界最長の鉄道の始発駅(終着駅)です。シベリア横断鉄道の着工は1891年5月、日本を含むアジア諸国歴訪の帰りに、この地に立ち寄ったニコライ皇太子によって宣言され、1893年に開業したウラジオストク駅。初代の駅舎は石造りの簡素な停車場で、竣工は1894年。1912年に現在の帝政ロシアの香りを残すクラシカルな雰囲気の駅舎に改装。駅舎に入るには、入口で×線の手荷物検査を受ける必要があります。手荷物検査を終えた先にある待合室はこじんまりとしていて、電光掲示板も簡素なもの。目を引くのは繊細な天井画。シベリア鉄道の東西の起点にあたるウラジオストクとモスクワの有名観光地が半分ずつ描かれていました。また、ウラジオストク駅のホームには、モスクワからの距離"9288km"を表す"シベリア鉄道終着地キロャXト(標識)"が。残念ながらホームに降り立ち傍で見ることはできませんでしたが、その傍らには、黒と赤のコントラストが美しいSLが鎮座していました。美しい駅舎に、キリル文字の書かれた列車が停まる様子は異国情緒たっぷり。昔ながらのヨーロッパの鉄道駅の風情(あくまで想像ですが)を味わうことができました。


「Bлaдивⅽток駅」








"ニコライ二世パネル"
















"シベリア鉄道終着地キロャXト(標識)" ロシア連邦の国章、9288の数字はモスクワまでの距離。










「レーニン像 (駅前広場)」
1917年ロシア革命のリーダーで、1922年にソビエト連邦を樹立したレーニンを祀った像。ウラジオストク駅に相対しして駅舎を見下ろすように立っています。