おてんきぷらぷら

ホームタウンは三鷹。気ままな旅・街散策にFC東京。

Bлaдивⅽток〔Ⅲ〕

2019年05月04日 | travel abroad

令和元年5月2~4日、日本から最も近いヨーロッパ、極東ロシアの港町、ウラジオストクの旅。
「中央広場」から坂を上るように続くオケアン大通りを、北に向かってまっすぐ進むと目前に見えてくる立派な美しい大聖堂が「ャNロフスキー聖堂」ロシア正教会です。ロシア正教の建築らしい丸屋根が、金と青で配色され、とても美しさを感じる建造物。ロシア正教の教会として1897年に現在の敷地に墓地がその横に教会が建てられました。1935年に宗教禁止の煽りを受け「パクロフスキー教会」も壊されましたが、ソビエト連邦が終焉しロシアとなり、2003年、現在の「バクロフスキー聖堂」ロシア正教会が建設されたのだそう。内部に入るには、女性はスカーフが必要で、男性は脱帽が求められます。拝礼の作法は、右手で頭から腹、右肩から左肩へ十字をきり、手を合わせお辞儀するルーティンの3回繰り返し。見よう見まねで拝礼し室内へ入ると、ちょうど、厳かなミサが執り行われていました。女性の参拝者が多く、讃美歌の美しい歌声が印象的で、しばし見入ってしまいました。


「バクロフスキー教会」












「与謝野晶子記念碑」

詩人与謝野晶子は、1912年、パリにいた夫・鉄幹に会いにいくため、ウラジオストク経由でシベリア鉄道に乗ってパリへ行きました。その際に詠んだ歌が石碑に刻まれていました。

    「旅に立つ」
 
    いざ天の日は我がために  金の車をきしらせよ 
    颶風の羽は東より  いざこころよく我を追へ。         

    黄泉の底までなきながら  頼む男を尋ねたる 
    その昔にもえや劣る  女の恋のせつなさよ。 

    晶子や物に狂ふらん  燃ゆる我が火を抱きながら 
    天がけりゆく西へ行く  巴里の君へ逢ひに行く。



早朝の散歩に「スメ[ツ湾」へ出かけました。ウラジオストクの中心から「スメ[ツ湾」へと通じる通りが「アドミラーラ・フォーキナー通り」。別名「噴水通り」とも呼ばれており、通りの真ん中に大きな噴水がいくつも存在します。通りに面する建物と雰囲気は、ロシアと言うよりはヨーロッパという感じ。とにかく、華やかで垢抜けています。噴水にヨーロッパ風街並み、通りのお店もヨーロピアンテイストでロマンチックな感じ。壁に描かれた"落書き"は、ャbプな現代アート風でオシャレでした。さらに「アドミラーラ・フォーキナ通り」をまっすぐ進むと海(スメ[ツ湾)に出ます。「スメ[ツ湾」は、日光浴や海水浴ができるビーチになっています。湾沿いに「海辺通り」を進むと、右には遊園地があり、左奥はヨットハーバー。遊園地の馬でしょうか、散歩中の馬にも出会えました。雰囲気はどこかのんびりしており、海を見ているだけでもリラックスできました。

「噴水通り (アドミラーラ・フォーキナ通り)」
















「海辺通り」&「スメ[ツ湾」