おてんきぷらぷら

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神様はバリにいる

2015年05月03日 | Movie
5月3日~5日、GW真只中、2泊3日弾丸ながら、中国・北京三昧のひとり旅に出かけました。
本年1月ロードショーの映画『神様はバリにいる』を、全日空NH0905便(成田国際空港→北京首都国際空港)にて鑑賞。本作は、単身でインドネシアのバリ島へ渡って起業し大富豪になった丸尾孝俊氏との出会いなどをつづった、クロイワ・ショー氏の「出稼げば大富豪」を原案に、バリで暮らす日本人大富豪が独自の哲学で周囲の人々の人生を変えていく姿をコミカルに描いています。飛行機の中では軽快な映画がちょうどいいとチョイス。インドネシア、バリ島。婚活ビジネスに失敗し借金を背負った照川祥子は、アニキと呼ばれる男と出会う。パンチパーマ、眉なし、太いゴールドネックレス、アニキと書かれたTシャツに、センスも品も知性もなさそうな如何わしい中年男。アニキは不動産ビジネスで成功した大金持ちだといい、金持ちになる教えを語る。「失敗したときこそ笑え」「信頼は金で買えん」「世間の常識を疑うんや」「幸せを循環させるんや」「感謝の達人になれ」「一番大切なのは仲間や」「やると決めたら腹が据わる」や、「ダジャレは新しい発想を生む」「人生はドラクエや」など硬軟併せ持った有難い大阪弁の教訓、哲学。全編バリロケには、バリの人たちはお互いに助け合いながら濃厚な人間関係の中で生きている忘れかけた良き昭和を彷彿とさせます。ストーリー自体はよくあるパターンですが、秀逸な俳優陣が明るく面白くエンターテイメントムービーに仕上げている感じ。北京ひとり旅の途上で出会った映画だけに、自己中心的振る舞いが目立つ中国の方々との対比で、“他人の幸せは自分の幸せ”というバリの人たちの考え方が心に染み入りました。