おてんきぷらぷら

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柘榴坂の仇討

2015年01月12日 | Movie
1月10日、シェムリアップ行き日本航空8339便機内にて、映画『柘榴坂の仇討』を鑑賞。
秋ロードショー映画を遅ればせながら鑑賞。航空機内映画鑑賞も我が海外旅行の楽しみ方のひとつとして馴染んできています。シェムリアップまでの約6時間半、日本男児・武士道を感ずる2本立てでした。
2本目は『柘榴坂の仇討。作家の浅田次郎が2004年に発表した短編集「五郎治殿御始末」に収められている一編を映画化。幕末の安政7年、主君・井伊直弼の御駕籠回り近習役として仕えていた彦根藩士の志村金吾は、桜田門外において目の前で井伊の殺害を許してしまう。切腹も許されず、仇討ちを命じられた金吾は、時が明治へと移り変わってもなお、井伊を殺害した刺客を探し続ける。やがて金吾は、井伊を討った水戸藩浪士の最後のひとりで、車引きの直吉と名を変えて生きていた佐橋十兵衛を見つけ出すが、まさにその日、明治政府が仇討ち禁止令を発する。佐橋重兵衛の車に乗る志村金吾。二人の武士のクライマックスは。志村金吾に中井貴一、金吾が追い続けた水戸藩浪士、佐橋十兵衛を阿部寛。志村の妻、セツは広末涼子。いつもながら思うことですが、広末涼子はどんな役でもはまり役にしているなあということ。『蜩ノ記』堀北真希との対比が、あまりにも対照的でした。
これまた、日本男児。武士の心意気をただただ感じる映画。これぞ武士道。日本人として大切にしたい何かを思い出させてくれる映画でした。『蜩ノ記』を含め2本とも日本映画らしい作品で、嬉しくなりました。