おてんきぷらぷら

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平泉:世界遺産散策〔毛越寺・観自在王院跡・無量光院跡〕

2013年04月16日 | World Heritage in Japan
4月13日『ベガルタ仙台vsFC東京〔J.League Division1第6節〕』ユアテックスタジアム仙台へ。
翌14日は、在阪時代に奈良・京都の世界遺産巡りの延長で平泉へ足を延ばします。奥州藤原氏二代基衡、三代秀衡が造営した世界遺産『毛越寺(もうつうじ)』を訪れました。当時の伽藍は『中尊寺』をしのぐ規模で「吾が朝無双」と称されました。当時の堂宇は全て焼失してしまいましたが、堂宇や庭園の遺跡が良好な状態で残されています。境内に広がる「大泉が池」は、修復整備され平安時代の浄土庭園の素晴らしさを今に伝えています。とりわけ池中の立石は約2.5mで「毛越寺庭園」を象徴する景趣です。池に水を引き入れる「遣水」も当時のままで、毎月5月には「曲水の宴」が催されるほか、正月二十日に境内堂行堂で行われる二十日祭では中世券\「毛越寺の延年」が古式ゆかしく執り行われています。この広大な庭園を囲む伽藍・堂宇がいかようなものであったか想像してしまいます。
ここには松尾芭蕉が義経をしのんで詠んだ“夏草や 兵どもが 夢の跡”の英訳句碑がありました。
隣接の世界遺産『観自在王院跡』は、二代基衡の妻が建立した寺院の遺跡で、2棟の阿弥陀堂が池に臨んで建てられていたとのこと。建物は皆失われてしまいましたが、浄土庭園の「舞鶴が池」を中心に遺跡が修復整備されていて史跡公園となっています。
世界遺産『無量光院跡』は三代秀衡が建立した寺院遺跡。現在は発掘調査が進められていましたが、ちょっと見はただの公園で寂しい感じでした。
『中尊寺』「金色堂」の金襴豪華な平泉文化を目の当たりにした後だったため大いなる感激は比べるのは困難ですが、浄土庭園の静けさに心洗われました。


世界遺産『毛越寺』






本堂


芭蕉句碑


開山堂





浄土庭園 大泉が池








遣水 曲水の宴が行われます




世界遺産『観自在王院跡』




舞鶴が池




世界遺産『無量光院跡』