おてんきぷらぷら

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モン・サン・ミッシェル〔世界遺産〕散策②

2013年02月12日 | travel abroad
2月8日~13日、冬のフランス、ノルマンディとパリを巡る旅に出かけました。
現在の『モン・サン・ミッシェル』は、潮の干満差激しいサン・マロ湾にあって島が海に囲まれることはないとのこと。これは島をつなぐ堤防道路の影響で、景観と生態系保護のため堤防道路に代わる橋の工事が進んでいました。橋は2014年には完成予定とのことで、来年以降は再び海に浮かぶ『モン・サン・ミッシェル』が見れることになるようです。
モン・サン・ミッシェル名物として有名なのが、島の中へ入りすぐ左手にある「ラ・メール・プラール」というオムレツで有名なレストラン。店名は訳すとプラールおばさん。創業当時は今のように島と陸をつなぐ道路がなく、ここを訪れる巡礼者は潮の引くのを待たないと島に渡れませんでした。やっと島に渡りまずは腹ごしらえと人々が入った食堂がこの「ラ・メール・プラール」だったそうです。創業者のプラールさんが、お腹を空かせてモン・サン・ミッシェルにやってくる巡礼者たちに、メインディッシュが出てくるまで我慢してもらおうと、その間に出したオムレツが評判になり、今では世界中で知られるようになりました。今では、有楽町の東京国際フォーラムには日本店もオープンしています。
修道院へ続く参道グラン・リュは島のメインストリートにしてお土産物屋さんやホテル、レストランが建ち並び、にぎやかです。極寒の2月に観光するのは日本人が多いとのこと。
中腹に位置するのは、大天使ミカエルを祀る「サン・ピエール教会」。11世紀から岩山を削る形で建設が始まり、17世紀に完成。教会内部は、レリーフもステンドグラスも大天使ミカエルとドラゴンとの戦いが画かれていました。大天使のリーダー、軍団長であるミカエルが、ヨハネの黙示録において、悪魔の象徴であるドラゴンと戦い、それを打ち唐オた様子が伝えられています。また、入口には「救国の聖女」ジャンヌ・ダルクの像が立ちます。男女の勇者・戦士の教会ですかね。
これらすべてが、『モン・サン・ミッシェル』。大いに堪能。唯一残念なのは対岸のホテルに宿泊したのですが、天候悪く夜のライトアップされた『モン・サン・ミッシェル』がカメラに収められなかったこと。そうは言っても、ライトアップされた姿はしっかりと目には焼き付けきていますのでご安心を。


「ラ・メール・プラール」(フランス本店)







王の門



グラン・リュ









サン・ピエール教会























*絵葉書より* 2014年には昔の姿が甦るかも