おてんきぷらぷら

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横尾忠則展 反反復復反復

2012年12月10日 | Museum
12月9日『開館記念展Ⅰ 横尾忠則展 反反復復反復』横尾忠則現代美術館(Y+T MOCA)へ。
六甲の社宅寮から散歩がてらてくてくと、神戸・王子動物園向いに先月開館した「横尾忠則現代美術館」へ行きました。現代日本において世界的評価を受ける美術家:横尾忠則氏の3,000点以上に及ぶ作品と膨大なアーカイブ資料を所蔵する美術館。徒歩圏内でのんびり半日楽しみました。
  
二度あることは、三度ある。~横尾忠則展 反反復復反復 ちらしより~ 
2012年11月、兵庫県出身の美術家、横尾忠則の作品および資料コレクションを所蔵する「横尾忠則現代美術館」が開館するのを記念し、横尾忠則展「反反復復反復」を開催します。横尾忠則の作品の大きな特徴として、ある特定のモチーフが繰り返し何度も描かれることがあげられます。例えば60年代の代表的な絵画シリーズ「ピンクガールズ」は、90年代に突如再生産され、近年にいたるまで断続的に描き続けられています。また、2000年以降の横尾の代表的なシリーズのひとつ「Y字路」についても、同じ場面が少しづつ変貌を遂げながら何度も描かれています。他にも同様の例は枚挙にいとまがなく、あたかも音楽における“主題と変奏”を想起させます。元来、横尾件pにおいては、既存のイメージを描き写すこと=“模写”が極めて重要な要素のひとつです。さらに、自らの作品をも“模写”の対象とする態度は、極めて独特だといえるでしょう。それは単なる自己模倣ではなく、いわば確信犯的な営みであり、「作品は年代を追って展開するもの」、あるいは「美術作品にとって、唯一無二のオリジナリティこそが重要である」といった常識に対する、批判精神に裏打ちされているのです。今回、本展のために新たに制作された新作を交え、時空を越えて執拗に反復を繰り返す、横尾忠則の独自の絵画世界に迫ります。



  


           
       「お堀」1966         「人生にはゴールが無い」 2005



「モナ・リザ」1966    「二人のD」2005    「カミソリ」1966     「共時性」2005


           
 「暗夜行路N市-Ⅰ」2000年 「暗夜行路N市-Ⅱ」2000年 「暗夜行路N市-四度」2003年 



「Love Arabesque」 2012