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「草原の王朝 契丹 」展

2011年10月29日 | Museum
10月23日『サガン鳥栖vsFC東京〔J.League Division2 第32節〕』ベストアメニティスタジアムへ。
九州国立博物館では、唐の滅亡後、北アジアに栄えた「契丹(きったん)国」に光を当てる特別展『草原の王朝 契丹 ~美しき3人のプリンセス~』が開催されていました。同展は、九州国立博物館が中国の内蒙古博物院などと連携し、開館前の2005年から準備を進め、一級文物(日本の国宝に相当)45件を含む127件が展示されています。いまからおよそ1000年前、北アジアの草原地帯に生まれた大契丹国。巧みな騎馬戦術と唐を継承する高い工結Z術は、世界を駆け巡り、その名「契丹」は、ロシア語の「キタイ」、英語の「キャセイ」のように中国大陸を指す言葉の語源です。
世界初公開のトルキ山古墳から出土の耶律阿保機の時代を生きたプリンセスの彩色木棺や宝飾品。契丹第5代皇帝を父に持ち18歳の若さで亡くなったプリンセス陳国公主の黄金の仮面。章聖皇太后が建てた白亜の仏塔に納められた極彩色の奉納品。本展では、契丹を生きた3人の皇族女性ゆかりの品々を中心に草原の王朝・美しき契丹国文化の世界を堪能できます。
太宰府の地でたまたま出会えた本展ですが、一期一会、中国・東ロシア・モンゴルに及ぶ大帝国の文化文明に触れることができました。