日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

WBC東京ラウンド第1戦! 侍JAPAN台湾に延長の末逆転勝ち!アメリカ行きまであと1勝だ!

2013年03月09日 | Sports

野球の国別対抗戦「2013ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は、8日から東京ドームで第2ラウンドがスタート。野球日本代表(侍JAPAN)は、福岡での第1ラウンドを2勝1敗で終えて2位通過。「東京ラウンド」ではキューバ代表(A組1位)と日本代表(A組2位)、台湾代表(B組1位)とオランダ代表(B組2位)の4チームが、2試合負けたら即敗退の「ダブルエリミネーション」方式で争われます。8日の初戦で日本は台湾代表と対戦。勝てばアメリカ行きに王手、負ければ崖っぷちに追い込まれる初戦は、終盤にドラマが起こりました!


スタメンはこちら
  日本代表        台湾代表
1(指)角中勝也     (左)陽岱鋼
2(二)井端弘和     (中)林哲セン
3(右)内川聖一     (一)彭政閔
4(捕)阿部慎之助    (遊)林智勝
5(中)糸井嘉男     (指)周思斉
6(遊)坂本勇人     (捕)林泓育
7(左)中田 翔      (右)張建銘
8(一)稲葉篤紀     (三)陳ユン基
9(三)鳥谷 敬      (二)郭厳文
 (投)能見篤史     (投)王建民
日本は2日前のキューバ戦から打順を入れ替え、1番に角中、2番に井端が入り、腰の違和感で欠場した内川が3番ライトで先発復帰。5番に糸井、坂本が6番降格。9番サードには鳥谷を起用。先発投手はブラジル戦で好投を見せた能見が登板。対する台湾代表は、第1ラウンドで大活躍を見せた日本ハム所属の陽岱鋼がスタメンに名を連ね、ニューヨーク・ヤンキースの元エース・王建民が先発投手を務めます。


1回、日本は1死から井端がセンター前ヒットで出塁し、内川の場面ですかさず2塁への盗塁を試みるも失敗。2死後、内川のレフト前ヒット&二盗で2死2塁と先制のチャンスを作るが、阿部が3塁ゴロに倒れて無得点。その裏、日本先発・能見は、台湾の先頭打者・陽岱鋼をチェンジアップで空振り三振を奪い、林哲センと彭政閔をフライで打ち取り、台湾上位打線を3者凡退に切り取り無失点。
3回、日本は先頭の稲葉がヒットを放つと、鳥谷の犠打で1死2塁、角中の内野ゴロの間に稲葉3塁進塁。2死3塁の先制の場面で井端に打席が回りますが、シンカーを叩きつけて3塁ゴロ。絶好のチャンスを逃してしまいます。3回裏、2回までゼロに抑えていた能見が、先頭打者の郭厳文に右中間フェンス直撃の2塁打を浴びると、林哲センに四球、彭政閔に死球を与えて1死満塁と先制のピンチを背負います。4番・林智勝を1塁フライに打ち取って2死としますが、周思斉との対戦で、カウント3ボール1ストライクからの5球目のストレートが外れて四球。押し出しで先制点を与えてしまう。なおも2死満塁のところで、日本は能見に代えて攝津正が2番手で登板。追加点は許されない場面で、林泓育を空振り三振に仕留め、台湾の攻撃を1点に抑えました。
反撃したい日本は、4回に2死から糸井の2塁打、坂本の内野安打で1,3塁と一発が出れば逆転のチャンス。この場面で中田が王建民のシンカーを弾き返すが、惜しくもショートゴロ。中田は一塁でヘッドスライディングするもアウト。5回には稲葉のヒット、井端の四球で2死1,3塁としたが、内川が3塁ゴロに倒れて2者残塁。台湾先発・王建民の前に1点を返すことができません。
2番手の攝津は、4回に台湾下位打線を簡単に3者凡退に抑えますが、5回に1死から林哲センにライト線への2塁打を打たれると、続く彭政閔に甘く入ったシンカーを狙われ、センター前タイムリーヒットを浴び、2点目を許してしまいます。6回からは田中将大が3番手で登板し、6回に2者連続3球三振を奪うなど3者凡退。7回も2つの三振を奪い、2イニング続けて3者凡退と圧巻のピッチング。
田中の好投に応えたい日本は8回、先頭の井端がセンター前ヒット、続く内川がライト前ヒットを放ち、無死1,3塁とチャンスをつかみます。何としてでも1点を返したい場面で、4番・阿部が台湾4番手・王鏡銘のストレートを振り抜き、ライト前タイムリーヒット!3連打で1点を返し、2-1と1点差に詰め寄ります!糸井のバントミスの後、1死1,2塁で坂本がショートへの内野安打!ボールが転がる間に阿部の代走・本多雄一が2塁から生還し、2-2の同点に追い付きました!
これで流れは日本に傾くかと思われましたが、8回裏に3イニング目の田中が先頭打者・彭政閔にシングルヒット、林智勝に2塁打を浴び、無死2,3塁のピンチを背負い、周思斉にフォークを弾き返され、センター前ヒットを浴びて勝ち越し点を与えてしまう。3連打を喫した田中は無念の降板。3-2と再び台湾にリードされる展開に…。
日本1点ビハインドで迎えた9回、1死から鳥谷が四球を選ぶが、途中出場・長野久義がセンターフライに倒れて2アウト。これで終わりかと思われましたが、井端の場面で鳥谷が玉砕覚悟の二盗を成功させ、2死2塁で井端が台湾5番手・陳鴻文の5球目の直球を捉え、左中間前に落ちるセンター前ヒット!2塁から鳥谷がホームインし、3-3の同点!日本が敗色濃厚から土壇場で同点に追い付きました!その裏、日本4番手・牧田和久が2死1,2塁とサヨナラのピンチを背負いますが、林智勝を空振り三振に斬り取ってサヨナラ阻止。3-3のタイスコアで勝負の行方は延長戦に突入!
延長10回、日本は途中出場の相川亮二がライト前ヒットを放つと、続く糸井が四球を選んで無死1,2塁。坂本がしっかりと犠打を決めて1死2,3塁とチャンスを拡げ、中田翔が台湾6番手・林イー豪のストレートを打ち上げ、レフトへ高く上がった打球はフェンス手前で落下してレフトフライ。3塁走者・松田宣浩(代走)がタッチアップしてホームイン。中田の犠牲フライで4-3と日本が逆転!このリードを守りたい日本は10回裏、杉内俊哉が登板するが、1死から高志綱と張建銘に連打を浴びて1,2塁と同点&サヨナラのピンチ。しかし、陳ユン基を遊撃ゴロ併殺打に打ち取り試合終了!日本が延長戦を制し、4-3で台湾を下しました!!


試合結果 ワールドベースボールクラシック 2013/03/08(金)
▼台湾-日本 1回戦 (日本1勝、東京ドーム、19:01、43527人)
日本 000 000 021 1  4
台湾 001 010 010 0  3
(延長10回)
【投手】
(日本)能見、摂津、田中、山口、沢村、牧田、杉内-阿部、相川、炭谷
(台湾)王建民、潘威倫、郭泓志、王鏡銘、陳鴻文、林イー豪、陽耀勲-林泓育、高志綱
【責任投手】
(勝)牧田2試合1勝1S
(S)杉内2試合1S
(敗)陳鴻文3試合1敗1S


延長戦までもつれ込んだ日台戦は、本当に手に汗握る、痺れるような死闘となりました。打線が再三にわたりチャンスを作りながらも台湾のエースである王建民投手を攻略できず、8回に2点ビハインドを追い付きながらも、田中投手が3連打を浴びて勝ち越し点を許し、「ああ今日もダメかな」と思いました。しかし、9回2死からドラマが生まれ、鳥谷選手の特攻が決まり、井端選手がここ一番の場面でタイムリーを放ち、延長10回に中田選手の犠牲フライで試合をひっくり返しました。奇跡とも言えるような土壇場での逆転勝利を挙げた侍JAPAN、これで再びチームに勢いがつくといいですね!
打撃陣はチーム全体で13安打。2番に入った井端選手は、この試合4打数3安打の猛打賞。8回の第4打席では反撃の口火を切るセンター前ヒット、9回の第5打席では値千金の同点タイムリーヒット。福岡ラウンド初戦のブラジル戦と同様、厳しい場面で仕事を果たしました。まさに「神様・仏様・井端様」でしょう!この試合のヒーローとなった中田翔選手は、10回の第5打席で逆転犠牲フライを放ちました。その前の4回の2死1,3塁の場面で内野ゴロで凡退、無安打のまま迎えた最後の最後で汚名を返上してみせました。他にも、2試合ぶりに先発復帰した内川選手が2安打、坂本選手が2安打1打点、稲葉選手は3安打の猛打賞。本番前の強化試合から不振が続いていましたが、ここにきて復調の兆しが見えてきたか?そして主将・阿部選手に待望の大会初ヒットが生まれました。8回の第4打席でライト前タイムリー。難産だったヒットが出て、これから打撃が上向きになってくれればいいけど。
投手陣についてですが、先発登板の能見投手は3回途中でKO。2回までは0点に抑えていたけど、3回に先頭打者に2塁打を打たれ、2つの四死球で満塁。踏ん張りたい場面で押し出し四球を与えてしまい無念の降板。2回2/3を投げ、投球数62・被安打3・3与四死球・1失点という内容でした。2番手に投げた攝津投手も途中まではよかったけど、5回に捕まり1失点。今大会3度目の登板だった田中投手は、2イニング連続3者凡退・4奪三振と素晴らしかったけど、3イニング目に崩れました。これで田中投手はを強化試合を含めて5試合連続失点です。今後使わない方がいいのかな?9回に登板した牧田投手は、ダイビングキャッチを見せたり、サヨナラのピンチを凌いだ時にガッツポーズ。その直後に味方が逆転し、勝利投手となりました。ダイビングキャッチの時に手首を捻ったけど、それをも感じさせない気迫の投球でした!

2次ラウンド初戦に勝利した日本代表は、10日の「第4試合」に進出。侍JAPANの対戦相手を決める「オランダVSキューバ」の試合が日本戦の前に行われ、オランダが6-2でキューバを下しました。オランダは2回にスミスが先制本塁打を放つと、6回にはスコープが3ラン本塁打。一方のキューバは12安打を記録しながらも5併殺の拙攻に泣きました。台湾ラウンドで韓国を破り、東京でキューバに勝利。またも強豪から金星を挙げたオランダ、かなり㔟いにのってます。この結果、9日の敗者復活戦は「キューバVS台湾」、10日の「決勝ラウンド進出決定戦」は日本VSオランダの組み合わせに決定。10日の試合ではオランダ強力打線を捻じ伏せて、アメリカ行き一番乗りを決めてもらいたい!



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