中川昭一財務大臣が辞任。

ローマでのG７財務相・中央銀行総裁会議の記者会見で波紋を呼んでいた中川昭一財務大臣が18日、泥酔会見の責任を取って辞任を表明。後任には与謝野馨経済財政担当大臣が兼務する形で就任することになりました。支持率が10％ギリギリor10％以下に落ち込んでいるだろう麻生内閣にとっては更なる痛手になることは間違いありません。

中川氏は当初、来年度の予算案と関連法案が衆議院を通過した後に辞任する意向を固めましたが、民主党など野党が中川氏の問責決議案を提出した数時間後に正式辞任しました。辞任会見で「ローマでのＧ７会合後の記者会見で関係方面にご迷惑をおかけしたことを改めておわびしたい」と謝罪し、予算の早期成立が困難であることから即日辞任を決断したということです。
夕刊フジの独占取材によると、中川大臣は「ローマ行きの飛行機で寝る前にジントニックを３,４杯飲み、13日の夕食会で赤ワインと白ワインを１杯ずつ飲み干した後、就寝前にジントニックを２,３杯飲んだ。翌日は昼食に出たワインを口に含んだだけ」と語っていました。さらには昼食会を抜け出して、同行記者と一緒に赤ワインを堪能していたそうだ。結構飲んでますねぇ～。ジントニック好きなのかしら？風邪薬の大量摂取の噂については、「13日と14日に主治医にもらった風邪薬と解熱剤、抗生物質をいつもの２倍飲み、痛の鎮痛剤も朝昼晩と１錠ずつ飲んでいた。G７本番だから治さなきゃと思ったけど、間違いだった」と説明していました。それは飲みすぎですよ…。泥酔＋薬の副作用でローマでの失態が起きたんでしょうね。風邪薬を服用するときに酒を飲んでましたが、普通の人は絶対にやらないし、水で飲んでます。良い子や大人の皆さんは決して真似をしないでください。

中川大臣の辞任の発端となった14日のローマでのG７記者会見で、まず登場していきなり「よろしいっすか？」と酔った状態でしゃべり、終始呂律が回らなくて眠たそうな表情を見せていました。「アメリカの対策も……、一応……説明を、説明を……受けましたし」と口調がスムーズではない、「あのぁ～、ふぅ～」と苦しそう。白川日銀総裁に対する質問に「何？もう１回言って」と割り込めば、記者の質問に「どこだ？」、「私です」と記者が言うと「おう」と確認するなどチグハグな関係に。会見終了後、関係者に付き添われて会見場を後にしたのでした…。
この会見は海外中に配信され、AP通信では中川大臣が寝ているところをアップにすれば、ABCの記者からは「今の日本の経済状況を考えれば寝ている場合ではない」と厳しくコメント。最初見たときは脳梗塞の前兆かと思っていましたが、酔っ払っていたことに思わず失笑。まるで新橋の居酒屋で酔っ払っているサラリーマンのようでした。本当に小泉さんじゃないけど、笑っちゃうくらい呆れましたねこれは。中川氏の辞任が報じられると、アメリカでは「サケ・プロブレム（酒問題）」と報じ、イタリアのマスコミは「政治統治能力が失われた今の日本を象徴している」と非難していました。その通りです。
中川氏の泥酔会見は、小渕優子少子化対策担当大臣の妊娠が発表されたという明るい話題も薄らぎました。こんな酔っ払いが大臣をやってるんじゃ、支持率も下がるわな…。ローマでの失態とは「関係ない」と主張しておりますが、100％関与してますよ。国民の殆どは中川さんのベロベロな姿に失望していると思います。同じ日本人として情けないです。与謝野さんが財務大臣になっても麻生内閣の支持率低下は変わらないでしょう。麻生内閣は年度末まで持つんでしょうか…？