日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

【ブラジルW杯】 4年前のリベンジだ!オランダが無敵艦隊・スペインに大勝利! 

2014年06月14日 | soccer

日本時間13日に開幕した「FIFAブラジルワールドカップ」は、大会2日目の14日未明にグループB第1節・スペインVSオランダ戦(@アレーナ・フォンチ・ノヴァ/サルヴァドール)が行われました。前回の南アフリカ大会の決勝戦で顔を合わせた両チームが、グループリーグ初戦で早くも直接対決。優勝候補同士の一戦は、激戦必至かと思われましたが、思わぬ展開となりました。



両チームのスタメン
[スペイン代表]
GK 1 カシージャス
DF 3 ピケ
DF 15 ラモス
DF 18 アルバ
DF 22 アスピリクエタ
MF 6 イニエスタ
MF 8 シャビ・エルナンデス
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 16 ブスケツ
MF 21 シルバ
FW 19 ジエゴ・コスタ


[オランダ代表]
GK 1 シレッセン
DF 2 フラール
DF 3 デ・フライ
DF 4 マルティンス・インディ
DF 5 ブリント
DF 7 ヤンマート
MF 6 デ・ヨング
MF 8 デ・グズマン
MF 10 スナイデル
FW 9 ファン・ペルシー
FW 11 ロッベン



先に大きなチャンスを迎えたのはオランダでした。前半8分、ロッベンが前線のスナイデルへスルーパスを入れ、DFラインの裏に抜け出したスナイデルが一気に右足シュートまで持ち込んだが、スペインGK・カシージャスが右手一本でセーブ。スペインは13分、シャビの縦パス→シルバがペナルティエリア左の位置からループ気味のシュートを放ったが、オランダGK・シレッセンに阻まれる。前半27分、シャビの絶妙なパス→ジエゴコスタがPA内で相手DFに倒されてPKを獲得。このPKをシャビアロンソがゴール左隅に決め、スペインが1点を先制します。
しかし前半終了間際の44分、オランダは左サイドのブリントがハーフウェーライン上からクロスを上げると、DFラインの裏に抜けたファンペルシーが飛び込んでヘディングシュート!ボールはGKカシージャスの頭上を越え、そのままゴールネットに突き刺す!エース・ファンペルシーのダイピングヘッドで、オランダが1-1の同点に追いつきます。

後半に入ると、オランダが主導権を握ります。後半8分、中盤でスナイデル→左サイドのブリントのアーリークロス→ロッベンが左足でワントラップ入れると、スペインDFを軽くかわし、最後は左足シュートが決まり、オランダが2-1と逆転に成功!後半15分にはロッベンがドリブルで仕掛けると、PA手前でヤンマートが落とし、右サイドにいたファンペルシーが右足を振りぬくが、シュートはクロスバー直撃。
悪い流れを変えたいスペインは、後半17分にフェルナンド・トーレスとペドロのFW2人を同時投入。後半20分、オランダは左サイドでFKのチャンス。スナイデルのセンタリング→ファーサイドにいたデフライがポストに当たりながら体ごと押し込み3点目。スペインはその2分後の22分、途中出場・ペドロがヘディングで合わせるも、GKシレッセンに阻まれ、こぼれ球をシルバが押し込んで1点を返したかと思われたが、オフサイドでノーゴール。後半27分、スペインのバックパスを受けたカシージャスがうまくボールをコントロールできず。そのミスを見逃さなかったファンペルシーがボールを奪い、左足で流し込んで4点目。
終盤もオランダの勢いは止まらず。後半35分にカウンターからロッベンが抜け出し、GKをあっさりとかわしてから、左足で流し込んでダメ押しの5点目。後半42分には途中出場・ワイナルドゥムが正面からシュートを放つが、GKに阻まれる。相手DFのクリアボールを、右にいたロッベンが左足ダイレクトボレーシュート。しかし、カシージャスがファインセーブを見せる。試合はオランダが5-1でスペインに圧勝しました。



グループリーグ屈指の好カードは、誰もが予想だにしなかった結果となりました。前回準優勝だったオランダが、ディフェンディングチャンピオンでFIFAランク1位のスペインに5-1で大勝。4年前の決勝で敗れた雪辱を果たし、勝ち点3と最高のスタートを切りました。PKで先制された後、前半終了間際にファンペルシーの豪快なヘディングシュートで同点に追いつくと、後半は4得点のゴールラッシュでスペインを粉砕。ファンハール監督(マンチェスター・ユナイテッドの次期監督)は、この試合のために フォーメーションを「5-3-2」のシステムに変更。相手のお株を奪う堅守強攻が冴え、スペイン司令塔・イニエスタに仕事をさせませんでした。ファンハール采配が見事に的中しましたね。
この日はファンペルシーとロッベンがともに2ゴール。ファンペルシーは試合の流れを変えるダイビングヘッドを決めると、後半には相手GKのミスを見逃さず、この日2点目を挙げました。あの鮮やかなダイビングヘッドは、今大会のベストゴールといっても良いくらいでしょう。ロッベンは後半に2得点を挙げ、後半8分に逆転ゴール、35分にはGKとの1対1を冷静に流し込みました。この2人以外にも、DFのデフライが泥臭いゴールを見せると、左サイドバックのブリントが2アシストで勝利に貢献しました。世界王者を撃破したオランダ、勢いそのままに快進撃と行きたいところです。
一方、スペインは「どうした?」と言わんばかりの大敗。前回大会とEURO2012で見せた堅い守りが脆くも崩壊。特にキャプテンのカシージャスがミスを連発。ダイビングヘッドに一歩も動けず、バックパスの処理がもたついて失点されたり、ロッベンとの1対1でかわされたりと散々でした。攻撃陣もブラジルから帰化して代表入りしたジエゴ・コスタが先発起用に応えられず。途中出場のフェルナンド・トーレスなども不発。どうしてダビド・ビジャを使わなかったのでしょうか。初戦で大きく躓いて連覇へ早くも黄信号、GL残り2試合で巻き返せるか?


この日はスペインVSオランダ戦以外にも、2試合が行われました。
グループAのメキシコVSカメルーンは、後半16分にペラレタのゴールでメキシコが先制し、この1点を守りきり1-0で勝利。グループBのチリVSオーストラリアは、3-1でチリが快勝しました。
日本時間15日は、いよいよ日本代表が出陣。グループリーグの初戦は、アフリカの強豪・コートジボワールと対戦。ベスト16入りするためにも、初戦で勝ち点を取ることが大事。相手より先に得点を取りたいし、守備陣がドログバやヤヤ・トゥーレを抑えられるかどうか…。もし初戦で勝てば、チームもさらに勢いに乗れると思います。正直不安しかないけれど、ザックJAPANには勝ってほしいです。



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2014FIFAブラジルワールドカップ開幕!ブラジルの至宝・ネイマールがいきなり2得点!

2014年06月14日 | soccer

4年に1度のサッカーの祭典「2014 FIFAブラジルワールドカップ」がついに開幕!今年で20回目を迎えるこの大会、サッカー王国・ブラジルでの開催は64年ぶりとなります。大会初日の日本時間13日早朝は、グループAの第1戦・ブラジルVSクロアチア戦(@サンパウロアリーナ)が行われました。過去最多5度の優勝を誇るブラジル代表が、開幕戦からいきなり登場です。西村雄一氏が主審を務めたこの試合、ブラジルの若き至宝が輝きを放ちました!



両チームのスタメン
[ブラジル代表]
GK 12 ジュリオ・セーザル
DF 2 ダニエウ・アウベス
DF 3 チアゴ・シウバ
DF 4 ダビド・ルイス
DF 6 マルセロ
MF 8 パウリーニョ
MF 11 オスカル
MF 17 ルイス・グスタボ
FW 7 フッキ
FW 9 フレッジ
FW 10 ネイマール

[クロアチア代表]
GK 1 プレティコサ
DF 2 ブルサリコ
DF 5 チョルルカ
DF 6 ロブレン
DF 11 スルナ
MF 7 ラキティッチ
MF 10 モドリッチ
MF 20 コバチッチ
FW 4 ペリシッチ
FW 9 イェラビッチ
FW 18 オリッチ


クロアチアのキックオフで始まったこの試合、前半5分、ブラジルは左サイド・マルセロのFKをダビドルイスが頭で合わせるも、GKにキャッチされます。対するクロアチアも7分、右サイドのベリシッチが左足でクロスを上げ、オリッチがヘディングで叩きつけたが、わずかにゴール左に外れます。前半11分、クロアチアがカウンターを仕掛け、左サイドを突破したオリッチがグラウンダークロス。イェラビッチがボールをちょこんと触り、ブラジルDF・マルセロがクリアしきれずゴールイン。今大会最初のゴールは、まさかのオウンゴール!クロアチアがラッキーな形で1点先制。
1点を追うブラジルは15分、右サイドでオスカルがクロス→ゴール前でネイマールが飛び込むも届かず。21分にはオスカルの縦パス→パウリーニョがシュートを放つも、GKの正面を突いて得点ならず。22分、ネイマールがドリブルで右サイドを突破し、ゴールラインギリギリのところでクロスを上げるも味方に合わず、こぼれ球はペナルティエリア近くまで転がり、オスカルが左足ダイレクトシュート!ボールは枠内に飛んだが、クロアチアGK・プレティゴサが横っ飛びでセーブ!
前半29分、クロアチアは左サイドのクロス→イェラビッチがヘディングシュートを放つも、ブラジルGKジュリオ・セーザルにキャッチされる。その直後、ブラジルがカウンターを敢行し、オスカルのパスを受けたネイマールがゴール正面の位置から左足ミドルシュート!ボールはポスト右に当たった後、ゴール右隅に吸い込まれる!今大会の主役候補・ネイマールが大会初ゴールを挙げ、ブラジルが1-1の振り出しに戻します!


同点で迎えた後半、ブラジルは後半6分に右サイドのFKをネイマールが蹴るも得点に繋がらず。クロアチアも11分にペリシッチがシュートを放つも不発。後半22分、ブラジルがゴール正面の位置でFKを獲得し、ダニエウアウベスが直接狙うも枠を捉えられず。勝ち越し点がなかなか生まれない中で迎えた後半24分、ペナルティエリア内でフレッジが相手DFに倒されてPKを獲得。ブラジル逆転の絶好のチャンス到来!このPKをネイマールがしっかりと左隅に決め、2-1とブラジルが逆転します。
残り15分を切り、ブラジルは後半33分に右サイドのオスカルのクロス→前線に残っていたダビドルイスが飛び込むもゴールならず。クロアチアは38分にパスで左サイドを崩し、クロスボールをオリッチが合わせようとするが、ファウルを取られる。後半41分にはモドリッチがミドルを狙ったが、GKジュリオセザールに防がれて同点ならず。後半アディショナルタイム、クロアチアはベリシッチが右足ミドルを打つもGKに阻まれ、逆にブラジルはカウンターからオスカルがドリブルで持ち込み、右足でダメ押しの3点目を決めて勝負あり!開催国・ブラジルが3-1でクロアチアを下し、白星スタートを切りました。


サンパウロで行われた開幕戦は、オウンゴールでブラジルが先制されるという波乱の幕開けで始まり、もしかしたら「サンパウロの悲劇」もあるんじゃないかと思われましたが、ネイマールの連続得点で試合をひっくり返し、終盤のクロアチアの猛攻を凌いだ後、オスカルの技ありゴールでトドメを刺しました。劣勢に立たされながらも逆転するところは、サッカー王国の意地といったところでしょう。開幕戦を逆転勝利で飾ったブラジル代表、6度目の優勝へ好発進です。
今大会注目の選手の1人であるネイマール選手は、開幕戦から2ゴールを挙げる大活躍。前半29分にグラウンダーのミドルシュートで大会初得点を挙げると、後半には決まれば逆転となるPKを成功させました。2点目のPKのときは、クロアチアのキーパーも反応したけど、シュートを防ぎきれませんでした。セレソンの10番を背負い、ブラジル全土から期待され、かなりのプレッシャーもあったはずなのに、大一番で早くも存在感を発揮。これこそ「スター」ですね。きっと今回のW杯は、「ネイマールのための大会」になるかもしれません。
ネイマールも凄かったけど、オスカル選手は1ゴール1アシストで勝利に貢献。前半にネイマールのゴールをお膳立てすると、後半終了間際のダメ押しのゴールシーンは、ドリブルで仕掛けた勢いをそのままに、右足のトーキック(つま先)で決めました。ネイマール&オスカルの「22歳同級生コンビ」は今後も要チェックです。
敗れたクロアチアは、立ち上がりにペースを握り、前半11分にオウンゴールで1点先制。先制点のクロスを上げたモドリッチ選手と、オウンゴールをやらかしたブラジル・マルセロ選手は、レアルマドリード(スペイン)のチームメイトです。逆転された後も諦めない姿勢を見せ、決定的なシーンが相次ぎましたが、ゴールネットを突き刺すことができませんでした。エース・マンジュキッチ選手を出場停止で欠きながらも、組織的な攻撃で健闘したクロアチア、残り2試合で連勝してグループリーグ突破なるでしょうか。

大会2日目の14日(日本時間)は、グループAのもう1試合・カメルーンVSメキシコ戦、グループBのスペインVSオランダ戦、チリVSオーストラリアの3試合が行われます。その中でも、スペインVSオランダ戦は見逃せません!前回の南アフリカ大会の決勝で戦った両雄が、あれから4年後のGL初戦でいきなり激突します。前回の対戦ではスペインが1-0で勝利しています。B組を占う一戦を制するのは一体どっちだ。



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