日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

EURO2012 準決勝最後のイスをかけて…。イングランドVSイタリア

2012年06月25日 | soccer
「EURO2012」準々決勝第4試合・イングランド代表VSイタリア代表が日本時間25日未明、ウクライナ・キエフで行われました。D組1位のイングランドは、開幕前に色んな問題を抱えながらも、グループリーグを2勝1分けで首位通過。対するイタリアは、スペインとクロアチアに引き分けた後、勝利が絶対条件だった3戦目のアイルランド戦で勝ち、1勝2分け・勝ち点5でC組2位に滑り込みました。勝った方が28日の準決勝でドイツ代表と激突。「堅守」イングランドVS「脱カテナチオ」イタリアの古豪対決はどちらが制するか?


両チームのスタメンはこちら
イングランド
GK 1 ハート
DF 2 ジョンソン
DF 3 アシュリー・コール
DF 6 テリー
DF 15 レスコット
MF 4 ジェラード
MF 11 ヤング
MF 16 ミルナー
MF 17 パーカー
FW 10 ルーニー
FW 22 ウェルベック

イタリア
GK 1 ブッフォン
DF 6 バルザレッティ
DF 7 アバーテ
DF 15 バルザーリ
DF 19 ボヌッチ
MF 8 マルキージオ
MF 16 デ・ロッシ
MF 18 モントリーボ
MF 21 ピルロ
FW 9 バロテッリ
FW 10 カッサーノ


前半開始30秒過ぎにイタリアのバロテッリが遠い位置からミドルを叩きつけるが、イングランドGKがキャッチ。3分、右サイド・マルキージオの折り返し→デロッシが左足ミドルを狙ったが、ボールはポスト左直撃!決まればスーパーゴールだった。対するイングランドは5分、右サイドのミルナーがグラウンダークロス→ゴール前まで上がったDFのジョンソンのシュートは、GKブッフォンが左手セーブ!普通のGKだったらゴールを許してた。
イングランドは13分、ブッフォンのパンチングのこぼれ球をパーカーがダイレクトでシュートを打ったが、左に逸れてしまう。14分にはジョンソンのクロス→ルーニーのダイビングヘッドはバーの上。
イタリアは18分過ぎからはイタリアの攻める時間帯が続くも、イングランドDF陣が守り抜きます。25分、ピルロのロングパス→バロテッリがDFラインを抜け出して絶好のチャンスを迎えたが、DFジョン・テリーがブロック。31分、モントリーボが中央で浮き球のパス→バロテッリのシュートはGKがキャッチ。その1分後、イングランドはカウンターからルーニー→ウェルベック狙うも枠を捉えられない。
イタリアは38分、バロテッリのパスを受けたカッサーノがミドルを打ったが、イングランドGK・ハートが正面で防ぐ。39分にはバロテッリがペナルティエリア内で倒されるもノーホイッスル。41分、ピルロ→カッサーノが頭で落とし、バロテッリがゴール前で詰めるも上手く押し込めない。イングランドは43分、相手のボールを奪ってから速攻を仕掛け、ヤングがドリブルで持ち込み、ルーニークロス上げるもDFにクリアされた。結局前半は両チームとも決定的なチャンスを作りながらも、先制点を奪えず0-0で折り返し。


後半3分、イタリアはピルロの左CKをGKが弾いた後、味方がヘッドで繋ぎ、DFの裏にいたデロッシがシュートするが、わずかにポスト右。7分、デロッシのミドルをGKが弾くと、バロテッリがこぼれ球を押し込めず、さらにモントリーボが打つも外した。3連発も決まらないイタリア、1点がこんなに遠い!
イングランドは10分にカウンターを見せ、ルーニーが中央突破、ジェラードがスリップしながらも右サイドでボールをキープ。しかし、ここまで。後半14分、イタリアは右サイドのクロスボールを受けたバロテッリが、オーバーヘッドシュートを放ったが、バーを越えて行った。
イングランドは15分、ウェルベックに代えてキャロル、ミルナーを下げてウォルコットと2枚同時投入。19分、右サイドのウォルコットのクロス→キャロルが落とし、こぼれ球をヤングがシュートを放つも、相手に当たりCK。続くCKをキャロルが飛び込むも、ファウルがあった。
後半30分、イングランドは中央でFKを獲得し、ジェラードのセンタリング→ルーニーがバックヘッドで叩きつけたが、ブッフォンに押さえられる。33分、イタリアはカッサーノを下げ、ディアマンティを投入。さらに34分、デロッシOUTノチェリーノIN。両チームとも2枚のカードを切った。36分、ディアマンティが反転してからミドルを打ったが、GKハートがキャッチ。
43分、イタリアはマルキージオのロングボール→ノチェリーノが飛び出してシュートしたが、イングランドDF・ジョンソンがクリア。ロスタイム、イタリアはアバーテに代えてマッジョが入る。これでイタリアは3人の交代枠を使い切った。47分、イングランドは左サイドでヤング→アシュリー・コールのクロス→キャロルが頭で繋ぎ、ルーニーオーバーヘッドも決まらない!90分が終って0-0のスコアレス!今大会初の延長戦へ!


延長戦、先にシュートを打ったのはイタリアで、ノチェリーノがミドルを放つも失敗。イングランドは延長4分、パーカーに代えてヘンダーソンが入る。その直後、左サイドでのFKをテリーやレスコットが飛び込むもオフサイド。イタリアは6分にピルロのロングボールからDFライン裏に抜け出していたバロテッリに通るも、トラップが出来ない。9分、バロテッリのシュートは正面。11分、ディアマンティのクロスはポスト直撃、あわやゴールかと思われた。イングランドは延長前半終了間際、ウォルコットクロス→キャロルが合わせるも、その前にラインを割る。
延長後半2分、ディアマンティがペナルティ右から狙うも、左に外れる。後半6分、ほぼ右寄りのFKをバロテッリが右足で直接狙ったが、大きく外れます。8分、左サイドのバルザレッティのグラウンダーをディアマンティがシュートするも決まらず。後半9分、バロテッリ→ディアマンティクロス→ノチェリーノが頭で押し込んでゴールかと思われたが、オフサイドだった!イタリアは一方的に攻めながらも、イングランドの壁を破れず。120分終えて0-0。勝負はPK戦までもつれ込んだ。


PK戦はイタリア先攻で開始。イタリア1人目はバロテッリは左隅に決めて見せた。対するイングランド1人目・ジェラードも左隅に決めた。両チーム1人目成功。
イタリア2人目・モントリーボのシュートは左に外れてしまう!イングランドの2人目はルーニー登場。ルーニーは左に決めた。これで2-1とイングランドリード。
3人目。イタリアはピルロが余裕で成功。浮かしてるよ…。イングランド3人目・ヤングはバーに当ててしまった!これで2-2の同点。
4人目、イタリアのノチェリーノは左隅に流し込む。イングランドはアシュリーコールが出てきたが、シュートはブッフォンにキャッチされた!イングランド連続失敗で、イタリアが3-2。そしてイタリア5人目、ディアマンティが決めて勝負あり!イタリアがPK戦の末、準決勝進出を決めました!



120分間+PK戦までもつれ込んだイングランドVSイタリアの長期戦は、圧倒的にボールを支配し続けたイタリアに軍配が上がりました。前半からいきなり両チームに決定的なシーンが相次ぎ、その後はイタリア一方的に攻め、120分間で30本以上のシュートを放ちながらも、イングランドの守備を崩す事ができず。後半に3連続シュートが決まらなかった時は、流れが相手に傾くんじゃないかと思われました。交代選手も存在感を見せ、ディアマンティが延長戦で何度もチャンスメイクすれば、5人目のPKを決めて勝利に貢献しました。
敗れたイングランドは、GKのハートが奮闘し続け、前半にサイド攻撃で何度もチャンスを作りました。イタリアの猛攻に120分間も耐え続けたけど、PK戦でヤングとアシュリーが続けて失敗。それにしてもイングランドはPK戦に弱いなあ…。
これで準決勝の2試合の組み合わせが決まり、スペインVSポルトガル、ドイツVSイタリアとなりました。ドイツとイタリアの戦いは激しいシュートの打ち合いになるだろうし、スペインとポルトガルの隣国同士の対決は白熱した試合になるでしょう。クリスチアーノ・ロナウドも2試合連続ゴールと好調だから、次の試合でも決めてきたりして…、ヨーロッパ最強を決める戦いもいよいよ大詰めです。




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強いオルフェーヴルが帰って来た!宝塚記念制覇でGI5勝目!

2012年06月25日 | 競馬

2012年の上半期の競馬界の総決算・第53回宝塚記念(GI・芝2200m)が24日、阪神競馬場で行われました。16頭で争われたこのレース、ファン投票1位に選ばれた⑪オルフェーヴル、香港GIを勝った⑦ルーラーシップ、春天覇者・⑨ビートブラック、昨年の覇者⑧アーネストリー、2010年ダービー馬でドバイW杯以来3か月ぶりのレースとなる⑥エイシンフラッシュ、紅一点⑭ホエールキャプチャといった国内外のGI馬6頭が参戦、他にも唯一の3歳馬④マウントシャスタ、大阪杯を勝った②ショウナンマイティ、①ウインバリアシオン、⑮トゥザグローリー、今年重賞2勝の⑫フェデラリストなどがGI初勝利に挑みました。


直前の単勝のオッズは、1番人気はオルフェーヴル(3.2倍)、ルーラーシップ2番人気(7.9倍)、3番人気①ウインバリアシオン(7.9倍)。4番人気以降はエイシンフラッシュ(8.3倍)、トゥザグローリー(8.6倍)、6番人気のショウナンマイティ(8.9倍)までが単勝一ケタ台でした。
横一線のスタートで始まった宝塚記念、スタンド前での先行争いで、⑯ネコパンチが大外枠から押しながら先頭を奪い、ビートブラック、⑤スマイルジャック、マウントシャスタが2番手争い。アーネストリー5番手、ルーラー、オルフェ、トゥザグロ、フラッシュが中団から、ウインバリとマイティは後方待機でゴール板を通過しました。
1,2コーナーから向正面に入り、ネコパンチが単独先頭でレースを引っ張り、スマイルジャックが2番手追走、少し離れた3番手にビートブラック、マウントシャスタとアーネストリーが並んで4番手。6,7番手の位置にホエールキャプチャとルーラーシップ、中団の8番手グループの中にエイシンフラッシュとトゥザグローリー、③ヒットザターゲット。そして11番手のところにオルフェーヴル、12番手ウインバリアシオン、13番手フェデラリスト、⑨ナカヤマナイト14番手。ショウナンマイティはしんがり追走。
内回り3コーナーに入り、前半1000mを58秒後半のハイペースで逃げていたネコパンチと2番手以降の差が徐々に詰まり、残り600mのところでアーネストリーとビートブラックが先頭に立ち、ルーラーシップが3番手に進出し。オルフェはまだ馬群の中。
4コーナーを回って最後の直線へと差し掛かったところで、内ラチを走っていたマウントシャスタが先頭に躍り出て、ルーラーシップが大外に持ち出す。真ん中からオルフェーヴルが追い上げ、残り200mでトップに立ち、ラスト100mで引き離してゴールイン!4冠馬・オルフェーヴル、挫折から這い上がって復活を果たしました!


全着順&払戻金
1着⑪オルフェーヴル     2分10秒9
2着⑦ルーラーシップ      2馬身
3着②ショウナンマイティ   1馬身1/4
4着①ウインバリアシオン   2馬身
5着④マウントシャスタ    ハナ
6着⑥エイシンフラッシュ   5馬身
7着⑧アーネストリー     4馬身
8着⑩ナカヤマナイト     1馬身3/4
9着⑨ビートブラック      1馬身1/2
10着⑫フェデラリスト     3馬身
11着③ヒットザターゲット   1馬身1/4
12着⑮トゥザグローリー    2馬身
13着⑬モンテクリスエス     3/4馬身
14着⑭ホエールキャプチャ   1馬身1/4
15着⑤スマイルジャック     5馬身
16着⑯ネコパンチ       6馬身 

単勝  11 320円
複勝  11 180円  7 170円  2 230円
枠連  4-6 680円
馬連  7-11 1010円
馬単  11-7 1760円
ワイド  7-11 520円  2-11 990円  2-7 650円
3連複  2-7-11 3230円
3連単  11-7-2 11550円

強いオルフェが帰ってきた!ファン投票で1位を獲得し、当日も1番人気に推されていたオルフェーヴルが、直線で真ん中から一気に突き抜けて2着に2馬身差をつける快勝で宝塚記念を制しました。2着にはルーラーシップが入り、日本でのGI初Vはならず。3着には道中最後方だったショウナンマイティが入りました。3歳馬・マウントシャスタは直線で見せ場を作って5着と健闘。宝塚連覇を目指したアーネストリーは7着、天皇賞馬・ビートブラックは9着という結果に終わりました。
優勝したオルフェーヴルは、昨年の有馬記念以来通算5度目のGI制覇。また、兄・ドリームジャーニーも2009年に優勝しており、史上初の宝塚記念兄弟制覇を達成。鞍上の池添謙一騎手は今年2度目のGI勝利で、このレースでは3勝目を飾りました。レース後の優勝インタビューでは涙を見せ、「本当にキツくて…、本当によかった」、「この馬が一番強いと思っていたので、やっと強いところを見せる事が出来た」と語っていました。

3歳時はクラシック3冠制覇、さらには年末の有馬記念を制し、4冠達成で年度代表馬を受賞。しかし、今年に入ってからは初戦の阪神大賞典でレース中に逸走して2着に敗れると、雪辱を期した春の天皇賞では11着とまさかの大敗。「国内最強」をより証明するどころか、競走馬人生最大の挫折を迎えました。宝塚記念では直前まで出走未定だったけど、「出来は7割程度」の状態で参戦決定。決して万全じゃないながらも強い走りを見せてくれました。
今回は本当に位置取りも良く、道中は中団の位置で待機させ、直線ではガラ空きになった内側から脚を伸ばしてきました。過去2走は最後大外を回されたけど、この日は内を選んで正解でした。
池添泰寿厩舎もオルフェと同様、上半期は不運が続き、マウントシャスタがNHKマイルカップで他馬を落馬させて失格、ワールドエースがクラシックで勝てなかった。トーセンジョーダンが脚部不安で宝塚回避、トレイルブレイザーも鼻出血で断念。しかし、上半期の締めくくりとなる一戦で所属馬が勝って、負の連鎖を断ち切りました。
「5冠馬」となり、見事に復権を遂げたオルフェーヴル。今後は「凱旋門賞」への挑戦を掲げており、陣営は馬の体調次第で参戦を決める予定。日本のエースがロンシャンの舞台に立ち、世界の強豪と渡り合うところを見たいんです。宝塚では7割の力で勝てたけど、凱旋門では万全のコンディションで臨んでほしい。



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