日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

強いオルフェーヴルが帰って来た!宝塚記念制覇でGI5勝目!

2012年06月25日 | 競馬

2012年の上半期の競馬界の総決算・第53回宝塚記念(GI・芝2200m)が24日、阪神競馬場で行われました。16頭で争われたこのレース、ファン投票1位に選ばれた⑪オルフェーヴル、香港GIを勝った⑦ルーラーシップ、春天覇者・⑨ビートブラック、昨年の覇者⑧アーネストリー、2010年ダービー馬でドバイW杯以来3か月ぶりのレースとなる⑥エイシンフラッシュ、紅一点⑭ホエールキャプチャといった国内外のGI馬6頭が参戦、他にも唯一の3歳馬④マウントシャスタ、大阪杯を勝った②ショウナンマイティ、①ウインバリアシオン、⑮トゥザグローリー、今年重賞2勝の⑫フェデラリストなどがGI初勝利に挑みました。


直前の単勝のオッズは、1番人気はオルフェーヴル(3.2倍)、ルーラーシップ2番人気(7.9倍)、3番人気①ウインバリアシオン(7.9倍)。4番人気以降はエイシンフラッシュ(8.3倍)、トゥザグローリー(8.6倍)、6番人気のショウナンマイティ(8.9倍)までが単勝一ケタ台でした。
横一線のスタートで始まった宝塚記念、スタンド前での先行争いで、⑯ネコパンチが大外枠から押しながら先頭を奪い、ビートブラック、⑤スマイルジャック、マウントシャスタが2番手争い。アーネストリー5番手、ルーラー、オルフェ、トゥザグロ、フラッシュが中団から、ウインバリとマイティは後方待機でゴール板を通過しました。
1,2コーナーから向正面に入り、ネコパンチが単独先頭でレースを引っ張り、スマイルジャックが2番手追走、少し離れた3番手にビートブラック、マウントシャスタとアーネストリーが並んで4番手。6,7番手の位置にホエールキャプチャとルーラーシップ、中団の8番手グループの中にエイシンフラッシュとトゥザグローリー、③ヒットザターゲット。そして11番手のところにオルフェーヴル、12番手ウインバリアシオン、13番手フェデラリスト、⑨ナカヤマナイト14番手。ショウナンマイティはしんがり追走。
内回り3コーナーに入り、前半1000mを58秒後半のハイペースで逃げていたネコパンチと2番手以降の差が徐々に詰まり、残り600mのところでアーネストリーとビートブラックが先頭に立ち、ルーラーシップが3番手に進出し。オルフェはまだ馬群の中。
4コーナーを回って最後の直線へと差し掛かったところで、内ラチを走っていたマウントシャスタが先頭に躍り出て、ルーラーシップが大外に持ち出す。真ん中からオルフェーヴルが追い上げ、残り200mでトップに立ち、ラスト100mで引き離してゴールイン!4冠馬・オルフェーヴル、挫折から這い上がって復活を果たしました!


全着順&払戻金
1着⑪オルフェーヴル     2分10秒9
2着⑦ルーラーシップ      2馬身
3着②ショウナンマイティ   1馬身1/4
4着①ウインバリアシオン   2馬身
5着④マウントシャスタ    ハナ
6着⑥エイシンフラッシュ   5馬身
7着⑧アーネストリー     4馬身
8着⑩ナカヤマナイト     1馬身3/4
9着⑨ビートブラック      1馬身1/2
10着⑫フェデラリスト     3馬身
11着③ヒットザターゲット   1馬身1/4
12着⑮トゥザグローリー    2馬身
13着⑬モンテクリスエス     3/4馬身
14着⑭ホエールキャプチャ   1馬身1/4
15着⑤スマイルジャック     5馬身
16着⑯ネコパンチ       6馬身 

単勝  11 320円
複勝  11 180円  7 170円  2 230円
枠連  4-6 680円
馬連  7-11 1010円
馬単  11-7 1760円
ワイド  7-11 520円  2-11 990円  2-7 650円
3連複  2-7-11 3230円
3連単  11-7-2 11550円

強いオルフェが帰ってきた!ファン投票で1位を獲得し、当日も1番人気に推されていたオルフェーヴルが、直線で真ん中から一気に突き抜けて2着に2馬身差をつける快勝で宝塚記念を制しました。2着にはルーラーシップが入り、日本でのGI初Vはならず。3着には道中最後方だったショウナンマイティが入りました。3歳馬・マウントシャスタは直線で見せ場を作って5着と健闘。宝塚連覇を目指したアーネストリーは7着、天皇賞馬・ビートブラックは9着という結果に終わりました。
優勝したオルフェーヴルは、昨年の有馬記念以来通算5度目のGI制覇。また、兄・ドリームジャーニーも2009年に優勝しており、史上初の宝塚記念兄弟制覇を達成。鞍上の池添謙一騎手は今年2度目のGI勝利で、このレースでは3勝目を飾りました。レース後の優勝インタビューでは涙を見せ、「本当にキツくて…、本当によかった」、「この馬が一番強いと思っていたので、やっと強いところを見せる事が出来た」と語っていました。

3歳時はクラシック3冠制覇、さらには年末の有馬記念を制し、4冠達成で年度代表馬を受賞。しかし、今年に入ってからは初戦の阪神大賞典でレース中に逸走して2着に敗れると、雪辱を期した春の天皇賞では11着とまさかの大敗。「国内最強」をより証明するどころか、競走馬人生最大の挫折を迎えました。宝塚記念では直前まで出走未定だったけど、「出来は7割程度」の状態で参戦決定。決して万全じゃないながらも強い走りを見せてくれました。
今回は本当に位置取りも良く、道中は中団の位置で待機させ、直線ではガラ空きになった内側から脚を伸ばしてきました。過去2走は最後大外を回されたけど、この日は内を選んで正解でした。
池添泰寿厩舎もオルフェと同様、上半期は不運が続き、マウントシャスタがNHKマイルカップで他馬を落馬させて失格、ワールドエースがクラシックで勝てなかった。トーセンジョーダンが脚部不安で宝塚回避、トレイルブレイザーも鼻出血で断念。しかし、上半期の締めくくりとなる一戦で所属馬が勝って、負の連鎖を断ち切りました。
「5冠馬」となり、見事に復権を遂げたオルフェーヴル。今後は「凱旋門賞」への挑戦を掲げており、陣営は馬の体調次第で参戦を決める予定。日本のエースがロンシャンの舞台に立ち、世界の強豪と渡り合うところを見たいんです。宝塚では7割の力で勝てたけど、凱旋門では万全のコンディションで臨んでほしい。



にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« EURO2012 準々決勝 スペイ... | トップ | EURO2012 準決勝最後のイス... »
最新の画像もっと見る

競馬」カテゴリの最新記事