なでしこJAPAN春の２連戦第１弾。アメリカに１－１の引き分け。

３月のアルガルベ杯で準優勝に終わったサッカー女子日本代表（なでしこJAPAN）は、１日にユアテックスタジアム仙台でアメリカ代表と対戦しました。３月５日のアルガルベ杯での一戦は、高瀬愛実選手のゴールで日本が１－０で勝利。あれから約１か月ぶりとなる再戦で、アメリカに３連勝と行きたいところでしたが…。


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GK　1 海堀あゆみ
DF　2 近賀ゆかり
DF　4 熊谷紗希
DF 16 矢野喬子
DF　5 鮫島　彩
MF　6 阪口夢穂
MF 14 田中明日菜
MF 11 大野　忍
MF　8 宮間あや
FW 17 永里優季
FW　9 川澄奈穂美
DFの矢野が故障中の岩清水梓の代役を務め、田中明日菜がまたしても澤穂希の代役としてぼらん日に。FWは川澄と永里の２トップ。


日本ボールのキックオフで始まったこの試合、前半開始から日本がボールを支配し、前半９分に川澄がDF２人に挟まれながらもボールをキープすると、大野にパスを入れるも通らず。11分、右サイドの近賀のスルーパス→大野がDFに競り勝つもシュートに持ち込めず、ボールはGKにキャッチされる。11分には宮間が右足シュートを放ちますが、アメリカGK・ソロの正面。米国は15分、右CKをショートで繋ぐと、おライリークロス→モーガンが頭で合わせるが、GK海堀がキャッチ。
22分、川澄スルーパス→永里がキープの後にヒールパス→宮間が左サイドを突破するも、グラウンダーのクロスは味方に合わなかった。23分には左ショートコーナーから、宮間のパスを受けた川澄が右足ミドルを狙うもゴール右に逸れる。逆にアメリカは24分、ロイドが前線のオライリーにスルーパスを入れるが、海堀がしっかりとキャッチ。
そして迎えた前半32分、ペナルティエリア手前で川澄が浮き球のパスを入れると、近賀グラウンダークロス→中央の永里がシュートするもGKに弾かれ、こぼれ球を近賀が左足で押し込みゴール！日本がアメリカから先取点を奪った！１点を追うアメリカは41分、ロイドのロングボール→モーガンが左サイドを駆け上がりシュートを狙ったが、わずかにゴール右。海堀の手にわずかに当たっているが。結局前半は１－０で日本リードで折り返し。

後半、アメリカが立ち上がりから反撃を試み、後半４分に右FKをロイドか蹴り上げるが、ボール和わずかにバーの上へ。後半８分にはCKのチャンスを得るが、日本DFがしっかりと守り抜きます。後半12分、モーガンが海堀のパスをカットすると、ワンバックにクロスを入れるが、ワンバック合わせることができず。
押され気味な日本は後半17分、田中がボールを奪い、宮間が中央でスルーパスを出し、川澄がDFラインを抜け出して右足で流し込もうとしたが、わずかに左に逸れてしまった。絶好の２点目を逃した～！もったいないぞ川澄！24分、大野が右サイドでドリブルを見せてから川澄にパス→川澄シュートもGKに阻まれる。また決められない…。直後の右CKの流れで、宮間のクロス→熊谷が飛び込むもブロックされ、こぼれ球を阪口がボレーシュートするもDFに当たり、左に外れる。なでしこ、決定的なチャンスが続くも、２点目が奪えません。
後半27分、アメリカは右サイドにいたワンバックが中央へパス、ボックス→ロイドと繋ぎ、ロイドのパスを受けたモーガンが左足で流し込んでゴールイン。副審はオフサイドの旗を挙げるも、主審がゴールと認めました。アメリカが１－１の同点に持ち込みました。
後半40分過ぎから、日本が勝ち越し点を狙おうと攻め続け、43分に川澄が左サイドを突破してクロスを上げるもDFにブロックされてCK。続く左CKを宮間がセンタリング→こぼれ球を川澄エリア手前からミドルを放つもダメ…。試合は結局１－１のままタイムアップ。なでしこJAPAN、宿敵・アメリカに引き分けました。


仙台での日米決戦は、前半32分に近賀選手のゴールで１点を先制し、後半も決定的なチャンスがありましたが追加点を奪う事が出来ず、逆にアメリカに同点ゴールを奪われ、追い付かれてしまいました。アメリカは日本に３連敗だけは許されないと必死だったからなあ。FIFA女子ランク１位の意地と底力を見せました。いや～なでしこもアメリカもお互い強いし、譲れない！女子サッカー最高峰の戦いは見てて面白いですね！ロンドン五輪でも白熱した試合になりそうだ。
日本唯一の得点を挙げた近賀選手は、川澄選手のパスを受け、永里選手のシュートのこぼれたところをしっかりと詰めてました。国際Aマッチでは実に２年ぶりのゴールだそうです。その一方で、川澄選手は決定機を４度ぐらい外したかなあ。前半にミドルシュートが右に逸れ、後半はGKとの１対１の場面でシュートを外す…。絶好のチャンスだったのにどうして決められないの～！？次のブラジル戦ではしっかり決めてください！
アメリカに引き分けたなでしこJAPANは次戦、４月５日にホームズスタジアム神戸（INAC神戸レオネッサのホームグラウンド）でブラジル代表と戦います。女子カナリア軍団を破って五輪に弾みをつけられるよう頑張ってください！




　　
　

本多選手会長、痛みに負けず決勝打！ホークス逆転勝ちで開幕２連勝！

30日の開幕戦を制し、パリーグ３連覇＆２年連続日本一へ好スタートを切った福岡ソフトバンクホークスは、31日も福岡ヤフードームでオリックスバファローズと対戦。開幕戦に続いて連勝し、３連戦勝ち越しを決めたいこの試合、鷹のニューリーダーが終盤にやってくれました。



第２戦のスタメン
１（二）本多雄一
２（遊）明石健志
３（右）内川聖一
４（左）松中信彦
５（一）小久保裕紀
６（三）松田宣浩
７（指）ペーニャ
８（中）長谷川勇也
９（捕）細川　亨
　（投）岩嵜　翔
先発メンバーは前日と不動のオーダー。この日も松中が４番レフトに入りました。先発投手はプロ５年目の岩嵜翔でした。


ホークス先発の岩嵜は、初回に先頭打者の坂口智隆を空振り三振に仕留めると、続く大引啓次にヒットを許しますが、後続を打ち取り無失点。２回、１死からT－岡田にレフト線への２塁打を浴びると、続くバルディリスにストレートを弾き返され、センター前タイムリーヒット。連打を浴びてオリックスに先制点を献上してしまいします。３回と４回は２イニング続けて３者凡退に抑え、追加点を与えません。
ホークス打線は、３回までオリックス先発・中山慎也の前に２安打。１点ビハインドの４回、先頭の明石がセンター前ヒットで出塁すると、内川の場面で２塁への盗塁を決めます。無死２塁で、内川のヒットに期待が集まるも結果はボテボテの３塁ゴロ。２塁走者・明石が３塁に進むと、３塁へ投げたオリ１塁手・イデホが悪送球し、明石はホームイン。明石の好走塁で１－１の同点に。この後松中がライトへの２塁打を放ちましたが、小久保と松田が倒れて勝ち越しならず。
同点で迎えた６回、岩嵜は１死を取った後、後藤光尊に右中間への２塁打を許し、２死２塁で高橋信二に甘く入ったスライダーを狙われ、レフト前タイムリーヒットを浴び、１－２と勝ち越しを許してしまいます。岩嵜は７回を投げたところで降板しました。
１点ビハインドのホークスは７回、１死から松田がレフト前ヒットを放つと、続くペーニャもレフト前ヒットで１,３塁と一打同点のチャンス。この後、オリックス２番手・ミンチェの暴投でペーニャ２塁進塁、長谷川四球で満塁と逆転の大チャンス。２死満塁で本多がミンチェの７球目のスライダーを振り抜き、打球はライトの頭上を越える！満塁のランナーが全員生還！本多の走者一掃のタイムリー２塁打で３点が入り、４－２と一気に逆転！
８回には内川がヒットで出塁すると、内川の代走・福田秀平が３塁まで進み、１死３塁で小久保のショートゴロの間に生還し１点追加。９回はファルケンボーグがランナーを出しながらも無失点に抑えて試合終了。ホークスが終盤に試合をひっくり返し、５－２で逆転勝ちし、開幕２連勝を飾りました。


パ・リーグ　2012/03/31（土）
ソフトバンク－オリックス　２回戦
（ソフトバンク2勝、ヤフードーム、13:00、36341人）
Bs　０１０　００１　０００　　２
Sh　０００　１００　３１ｘ　　５
【投手】
（オ）中山、ミンチェ、吉野、高橋秀－斎藤、伊藤
（ソ）岩崎、森福、ファルケンボーグ－細川、山崎
【責任投手】
（勝）岩崎1試合1勝
（Ｓ）ファルケンボーグ2試合2Ｓ
（敗）ミンチェ1試合1敗


東京MXテレビでホークスの中継が無く、試合内容が掴めず気になっていましたが、ホークスが勝ったんでとにかくうれしいです！２度もリードされていましたが、終盤の７回に満塁のチャンスで本多選手が走者一掃の逆転タイムリー２塁打で試合をひっくり返して見せました。オリックスに２連勝したホークス、開幕シリーズの勝ち越しが決まり、同一カード３連勝に王手をかけました。
先発の岩嵜翔投手は、７回まで打者27人に対して101球を投げ、被安打６・６奪三振・１与四死球・２失点という内容。７回まで投げた後、その裏に味方が逆転したので岩嵜投手に白星が着きました。変化球で三振を奪い、要注意人物であるオリックスの４番イ・デホを無安打に抑えたのは良いでしょう。シーズン初登板で白星を挙げた岩嵜投手、今年はローテーション定着できるように頑張ってほしいものです。
打線の方は全体で８安打。本多選手と明石選手の１,２番コンビがともに２安打のマルチヒット。本多選手は前日の試合で右ヒザに自打球を当て、足を引きずりながらベンチに戻るシーンがありましたが何とかフル出場。一夜明けたこの日は、ヒザの痛みを感じさせないプレーを披露し、勝利を決定付ける一打を放ってみせました。新選手会長、かっこいいっす！
４年ぶりの開幕３タテにリーチをかけたホークス。４月１日の３戦目の予告先発は、ソフトバンクが新垣渚、オリックスは寺原隼人となっています。新垣投手は実に３年ぶりの１軍での登板となりますね。オープン戦では３試合投げて１失点と好調だったことが評価されて、開幕ローテーション入りを決めました。右肩痛からの復活をかけた一戦で好投し、2008年以来の勝利なるでしょうか。できれば暴投だけはしないでくれ…。