日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

新垣渚涙の復活!9回完投で3年半ぶりの白星!

2012年04月02日 | HAWKS

オリックスバファローズに連勝し、開幕シリーズの勝ち越しを早くも決めた福岡ソフトバンクホークス。開幕3タテをかけた4月1日の開幕3連戦最終ラウンドは、右肩痛からの復活を目指す新垣渚が先発。3年ぶりとなる1軍での登板で、粘りのピッチングを見せてくれました。


スタメンです。
1(二)本多雄一
2(遊)明石健志
3(右)内川聖一
4(左)松中信彦
5(一)小久保裕紀
6(三)松田宣浩
7(指)ペーニャ
8(中)長谷川勇也
9(捕)細川 亨
 (投)新垣 渚


初回、新垣はオリックスの先頭・坂口智隆にセンター前ヒットを許し、犠打と内野ゴロの間に3塁まで進められ、いきなり先制のピンチを招きます。しかし、イデホを遊撃ゴロに打ち取り、0点で切り抜きます。2回には振り逃げのランナーを許すも、バルディリスを遊撃ゴロ併殺打に仕留め、3回はこの日初めて3者凡退に抑え、序盤3イニングを投げ終えてオリックスに得点を与えません。
新垣を援護したいホークスは、2回に先頭の松中がライト前ヒットを放つと、続く小久保がオリックス先発・寺原隼人の低めのストレートを上手く捉え、右中間への2塁打で無死2,3塁と先制のチャンスを迎えます。このチャンスに松田がセンターへの犠牲フライを放ち、3塁から松中が生還して1点を先制します。4回は松中、小久保、松田の3連続ヒットで1死満塁と絶好の大チャンスでしたが、ペーニャが低めの変化球に手を出し、投手ゴロダブルプレーで無得点…。
新垣は5回を投げ終えてオリックス打線を0点に抑える好投を見せ、6回に味方のエラーで久々にランナーを許すも、後続をしっかり抑えてこの回も0点。ホークスはその裏、2死から小久保が四球で出塁すると、続く松田が寺原のカープを上手く合わせ、左中間フェンス直撃の2塁打。1塁から小久保が一気に生還して2点目。
7回、新垣がオリックスのクリーンナップを3者凡退に抑え、その裏に本多と明石の連続ヒットで2死1,2塁。3点目のチャンスに内川が高めのストレートを弾き返してレフト前ヒット。2塁から本多が本塁を狙うが、オリックス左翼手・T-岡田の好返球に阻まれてアウト。3点目が入らない…。
8回、7回まで1安打に抑え、完投どころか完封ペースで投げ続けている新垣に試練が訪れます。先頭のT-岡田にライト前ヒットを浴びると、続くバルディリスにあわや2ラン本塁打かというレフトフェンス直撃の2塁打。連打を浴びて無死2,3塁と一打同点のピンチを背負ったところで、高山投手コーチがマウンドに向かい新垣に檄を飛ばします。踏ん張りたい新垣は、伊藤光の代打・北川博敏をスライダーで投手ゴロに打ち取ってまず1アウト。続く赤田将悟をスライダーで空振り三振に仕留めます。2死後、坂口にスライダーを弾き返され、1,2塁間を破りそうな当たりを2塁手・本多が追い付き、1塁送球してアウト!本多が守備で新垣を救った!新垣、無死2,3塁のピンチを0点で凌ぎました!
8回裏、松中が四球を選ぶと、2死後にペーニャがレフト前ヒットを放って2死1,3塁とダメ押しのチャンス。ここで長谷川がオリックス5番手・吉野誠の変化球を捉え、ライトへ高く舞い上がった打球はぐんぐん伸びてスタンドへ飛び込んだ!長谷川の3ラン本塁打が飛び出し、ホークスに大きな3点が入り、5-0とオリックスを突き放します!
いよいよ9回、新垣が完封をかけてマウンドへ。いきなり先頭の大引にライト前ヒットを許しますが、後藤光尊とイデホを打ち取り2アウト。完封まであと一人。しかし、高橋信二にストレートを弾きかえされてセンター前ヒット。2塁ランナーがホームインし、オリックス1点返す。最後の最後で完封が消えた新垣でしたが、T-岡田を遊撃ゴロに打ち取り試合終了!新垣渚が9回を投げ切り完投勝利!チームも5-1で快勝し、開幕3連勝を飾りました。


ソフトバンク-オリックス 3回戦 
(ソフトバンク3勝、ヤフードーム、13:00、37338人)
Bs 000 000 001  1
Sh 010 001 03x  5
【投手】
(オ)寺原、海田、平野、香月、吉野-伊藤、鈴木
(ソ)新垣-細川
【責任投手】
(勝)新垣1試合1勝
(敗)寺原1試合1敗
【本塁打】
(ソ)長谷川1号3ラン(8回、吉野)


新垣投手、見事に完全復活!そしてホークスがホームでオリックスを3タテし、2008年以来4年ぶりの開幕3連勝です。7回に本多選手が本塁でアウトになり、8回に新垣投手が連打を浴びた時は、オリックスの流れになりそうだと思われましたが、新垣投手が相手の流れを止めました。いやあ無死2,3塁のピンチを本当によく凌いだよ。8回裏に長谷川選手が3ラン本塁打を放ち勝負あり。結果的には8回の攻防が明暗を大きく分けた恰好となりました。
3年ぶりの1軍登板を完投勝利で飾った新垣投手は、33人の打者と対戦して120球を投じ、被安打5・5奪三振・無四球・1失点という内容。2008年10月6日の楽天戦以来、約3年7か月、実に1273日ぶりの白星となりました。この日の内容を振り返ると、初回のピンチを切り抜き、3回から5回まで3イニング連続三者凡退。7回までオリックス打線をわずか1安打に抑える快投ぶりを披露。以前の新垣投手は剛速球が持ち味な反面、暴投の多さが目立ったのに、この日はスライダーとフォークで相手を打ち取り続けました。無四球だったのも素晴らしかったねえ。
試合後のヒーローインタビューでは、「応援してくれた家族に感謝したい」と涙ながらに語っておりました。新垣投手がヤフードームのマウンドに戻ってこられたのは、懸命なリハビリの成果もあれば、奥さんの支えもあったんじゃないかと思います。新垣投手、おかえりなさい。そして、復活勝利おめでとうございます。今後もローテーションの一角として勝ち星を積み重ね、2ケタ勝利でカムバック賞を受賞できる事を願っています。
打線の方はチーム全体で11安打。今季初の2ケタ安打を記録しました。松田選手は先制点の犠牲フライ、2点目のタイムリー2塁打を放ち、この試合2安打2打点の活躍を見せました。8回にホークスの勝利を決定付ける一発を打った長谷川選手は、開幕戦と2戦目で無安打に終わり、この試合も第3打席までノーヒットでしたが、4打席目で待望の今季初安打となる3ラン本塁打を放ちました。長谷川選手もようやくモヤモヤを吹き飛ばしましたね。他にも、小久保選手と細川選手に今季初安打が生まれ、本多選手と明石選手が3試合連続ヒットをマークしました。
ホームで開幕3連勝を飾った福岡ソフトバンクホークスは、3日から8日までアウェー6連戦が控えています。3日からはクリネックススタジアム宮城で東北楽天ゴールデンイーグルスとの平日デーゲーム3連戦、7日からは西武ドームで埼玉西武ライオンズと対戦します。楽天戦ではペニー投手とピント投手の外国人コンビ、山田大樹投手が登板予定。ていうか帆足投手いつ1軍で投げるの?アウェーでもVV行っちゃえ~!




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