日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

韓国にようやくリベンジ!2次ラウンド1位通過で準決勝は日米決戦だ!

2009年03月21日 | Sports

キューバに連勝して準決勝進出を果たした侍JAPAN。2次ラウンドの最終日となった19日(現地時間)は、A組の順位決定戦で韓国と対戦しました。今大会の日韓戦は1勝2敗と負け越し、4度目となる今回は韓国に3連敗だけはしたくありません。サンディエゴ・ペトコパークでの最後の試合を白星で飾り、1位通過できたのか?


両チームのスタメンはこちら。どちらも打順を入れ替えてきましたねぇ。
  日本           韓国
1(右)イチロー       (二)チョン・グンウ
2(遊)中島裕之      (右)イ・ヨンギュ
3(中)青木宣親      (左)キム・ヒョンス
4(指)城島健司      (一)キム・テギュン
5(左)内川聖一      (指)イ・デホ
6(一)村田修一      (三)イ・ボムホ
7(二)岩村明憲      (中)イ・テククン
8(捕)阿部慎之助     (捕)カン・ミンホ
9(三)片岡易之      (遊)チェ・ジョン
 (投)内海哲也      (投)チャン・ウォンサム
日本は4番に城島を起用し、5番・内川、村田が6番でスタメン入り、城島がDHに入ったことで、阿部が初めてマスクを被ります。一方の韓国は、スタメンから外れ続けていたイ・デホが5番DHで先発復帰。キャッチャーはパク・キョンワンではなくカン・ミンホが被ります。両チームの先発は、日本が内海で韓国はチャン・ウォンサム。WBC初登板で初先発の内海はどのようなピッチングを見せたのか?


1回、日本はチャン・ウォンサムの前に3者凡退に倒れると、その裏に内海が先頭打者にヒットを打たれると、犠打で1死2塁と先制のピンチ。ここでヒョンスにレフト線を破るエンタイトル2塁打で1点を先制されます。失点を喫した内海は、テギュンに四球を与えて1死1,2塁とピンチが続きますが、イ・デホを3塁併殺打に打ち取って大量失点を阻止しました。
日本は直後の2回に反撃開始。先頭の城島がレフトフライで1死となった後、内川が3球目の直球を捉えると、打球はレフトスタンドへ一直線の同点ホームラン!すぐに同点に追いついた日本は、村田がライト前ヒット→送球がもたつく間に2塁まで進塁。岩村はショート内野安打で1,3塁と逆転のチャンス。阿部三振で2死後、片岡がライト前へのポテンヒットで逆転に成功します。
逆転の援護を貰った内海は、2回はヒットの走者を出しながらも0点に抑えますが、3回にヨンギュに対して頭部付近へ死球。ぶつけられたヨンギュはうずくまった後に立ちあがりましたが、大事を取ってベンチに戻りました。内海は2死を取った後に降板、2番手の小松聖がテギュンを空振り三振に仕留めました。小松はこの後、4回に2死から盗塁&阿部の悪送球で1塁走者を3塁まで進められて同点のピンチを迎えますが、カン・ミンホをストレートで空振り三振に仕留めてピンチ脱出。5回には韓国打線から2つの三振を奪って3者凡退に抑えました。
1点をリードする日本は、3回に城島がセンター前ヒットと盗塁で2塁に進みますが、内川が凡退。4回に先頭の村田がヒットで出塁した瞬間、右太ももを痛めてしまうというアクシデント。村田は緒方コーチらに抱えられて退場しました。村田の代走・亀井義行は岩村の場面で盗塁を決めると、阿部の一塁ゴロで3塁まで進みます。片岡が四球と盗塁で2死2,3塁と追加点のチャンスでしたが、イチローはライトフライに倒れて2者残塁。5回以降は韓国中継ぎ陣の前に追加点が奪えない状態が続きました。
7回裏、6回途中から3番手で登板している田中将大が、この回の先頭・ボムホにど真ん中を狙われると、バックスクリーンへの本塁打を浴びてしまい、試合も2-2の同点で振り出しに戻ります。無死1塁と逆転の走者が出たところで、日本は山口鉄也を投入。その山口は、代打のチェ・シンスを遊撃ゴロ併殺打に仕留めて2アウト。その後を引き継いだ涌井秀章も途中出場のパク・キヒョクを空振り三振に仕留めました。
8回、日本は先頭の青木がバントヒットで出塁すると、城島の代打・稲葉篤紀がライト前ヒット。1塁の青木は3塁まで進み、ヒットエンドラン成功で無死1,3塁と勝ち越しのチャンス。続く内川の代打・小笠原道大の場面で、韓国はキム・グァンヒョンを5番手で登板。小笠原はグァンヒョンに対し、空振り連発で2-1と追い込まれますが、4球目のスライダーをうまく捉えてライト前タイムリー!日本の代打攻勢策が成功して勝ち越し!亀井犠打で1死2,3塁の後、岩村がセンター前タイムリーで2点追加!この回グァンヒョンから3点を奪い、5-2と日本が3点リード。
9回、ここまでノーヒットのイチローが、韓国6番手・イム・テフンから右中間への2塁打を放ちます。中島の送りバントで1死3塁となり、青木のセンター前タイムリーで1点追加。稲葉も2塁打で続き1死2,3塁と更なる追加点のチャンスでしたが、小笠原が1塁ライナーダブルプレーに倒れて3アウト。しかし、日本はイチローの長打から追加点が生まれ、韓国との差を4点に拡げました。その裏、守護神・藤川球児が韓国の反撃を0点に抑えて試合終了。日本が6-2で韓国に勝利し、サンディエゴの2次ラウンドを1位で通過することになりました。


2009/03/19(木) 韓国-日本
(ペトコ・パーク、18:00 日本時間:20日 10:00)
JPN 020 000 031  6
KOR 100 000 100  2
【投手】
(日)内海、小松、田中、山口、涌井、馬原、藤川-阿部
(韓)張ウォン三、李承浩、李在雨、呉昇桓、
   金廣鉉、林泰勲-姜ミン鎬、朴勍完
【責任投手】
(勝)涌井1勝
(敗)呉昇桓1敗
【本塁打】
(日)内川1号ソロ(2回、張ウォン三)
(韓)李机浩2号ソロ(7回、田中)


侍JAPAN、韓国戦の連敗をストップして1位通過決定!これで4試合戦って2勝2敗の五分となりました。決勝で5度目の対戦の可能性もありますが、もう日韓戦はこれで最後にしたいです。WBC準決勝は、A組1位の日本VSB組2位のアメリカ、A組2位・韓国VSB組1位・ベネズエラの組み合わせに決まりました。日本VSアメリカといえば、前回のWBCでボブ・デービッドソンの誤審が原因でサヨナラ負けを喫したという因縁があるので、今回の準決勝は3年前のリベンジマッチとなります。北京五輪では予選リーグと3位決定戦で連敗したという過去もあるので、アメリカを打ち砕いて決勝に進出してくれることを願っています。
さて今回の試合ですが、韓国に先制を許した後、内川が嫌な流れを断ち切る本塁打と片岡のタイムリーで逆転に成功。中盤は韓国中継ぎ陣に追加点が奪えず、田中が一発を浴びてしまいますが、8回にキム・グァンヒョンから3得点を奪って勝負ありという内容でした。投手陣はWBC初登板組に明暗が分かれ、先発で登板した内海投手は3回途中(3回2/3)まで41球・3安打・2奪三振・2四死球・1失点。2番手の小松投手は、打者9人に対して5奪三振、ヒットも1本も与えない好投を見せました。
打撃陣では、4選手にマルチヒットが生まれ、キューバ戦で4安打の青木選手が2打席連続ヒット。8回のバントヒットは日本の勝ち越し点のきっかけとなるもの、9回のセンター前タイムリーはダメ押し点でした。青木は2次ラウンド4試合で7安打4打点と活躍しました。2回にホームランを放った内川選手は3打数1安打、日本代表にとっては東京ラウンドの最初の韓国戦以来5試合ぶりの一発が出ました。前日に2安打放ったイチロー選手は5打数1安打、4打席目まで無安打でしたが最後の打席でようやくヒットが生まれました。今回は2度のチャンスの場面で凡退しましたが、6回裏にキム・ヒョンスのライトへの大きな当たりを好捕するファインプレーを見せてくれました。
ところで、4回に右太ももを痛めて途中退場した村田選手ですが、球場の医務室での診断の結果、肉離れを起こしていたことがわかりました。原監督のコメントには「重傷です。プレーできる状態ではないので、栗原と入れ替えます」と語ったことで、宮崎合宿で落選した広島の栗原健太選手が緊急招集されることになりました。村田選手の負傷離脱は侍JAPANにとっても痛手になるかもしれないし、4月のペナントもほぼ絶望的といえるでしょう。横浜ベイスターズは主砲を欠いたまま開幕を迎えるということになりそうです。その栗原選手は、オープン戦の後に決勝トーナメント開催地・ロサンゼルスに向かいました。村田選手の分まで活躍してもらいたいです。
WBCは2次ラウンドが終わり、ロサンゼルスでの決勝トーナメントを迎えます。現地時間21日にはベネズエラVS韓国、22日に日本VSアメリカが行われることに。先発予想では、準決勝に松坂大輔投手、決勝は岩隈久志投手が登板するといわれています。連覇まであと2試合、侍JAPANの戦いはいよいよクライマックスです。



にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする