日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

AFCチャンピオンズリーグ第2戦

2009年03月19日 | soccer

3月9日に開幕したアジアクラブチーム№1決定戦・AFCチャンピオンズリーグは、17日と18日に各地で第2戦が行われました。鹿島アントラーズと名古屋グランパスがホームで中国勢と対戦すれば、ガンバ大阪と川崎フロンターレはアウェーで韓国勢と対戦しました。


グループF・FCソウルVSガンバ大阪
開幕戦で山東魯能を3-0で勝利し、ACL連覇へ好スタートを切ったガンバ大阪は、ソウルワールドカップ競技場でFCソウルと対戦。アウェーでは絶対的自信を持つガンバは、この日も攻撃力が爆発しました。前半13分に中盤でルーカスとレアンドロが繋ぎ、相手のクリアミスからレアンドロがボールを奪って山崎雅人がペナルティエリア外から右足の強烈シュートが突き刺さる!ACL男・山崎のゴールでガンバが先制します。18分にはチョ・ジェジンがシュートを放つもゴールならず。20分過ぎてからはFCソウルの反撃の前に防戦一方。32分にイ・チョンヨンのシュートをGK・藤ヶ谷陽介が何とかセーブ。39分にはキム・チウのロングシュートをまたも藤ヶ谷が抑えます。42分、キ・ソンヨンが強烈なミドルを放つも枠を外しました。ガンバは前半40分にレアンドロが左サイドを抜け出してシュートを放ちますが、バーを大きく超えて追加点ならず。
前半を1点で折り返したガンバですが、後半立ち上がりもソウルの猛攻の前に守りがち。後半3分にハン・テウのミドルシュートを藤ヶ谷がセーブしますが、7分にジュン・ジョグクのゴールで同点に追い付かれてしまいます。ガンバは後半15分、遠藤のCKをレアンドロが頭で合わせて勝ち越しに成功。勝ち越したんですがまたもピンチを迎え、20分にペナルティぎりぎりのところでのFKを献上し、キ・ソンヨンが狙うもサイドネット。22分には右サイドからのクロスをジュン・ジョグクがシュート、藤ヶ谷が弾くとDFがクリアしました。
この危険な流れを断ち切ったのはまたもレアンドロでした。29分に左サイドのクロスを山崎がヒールパス、走りこんできたレアンドロが決めて3点目。37分にはジェジンのスルーパスに抜け出すと、ループ気味に決めてハットトリック達成!ダメ押しのゴールで勝負を決定づけたガンバは、終了間際に1点を失ったものの4-2でFCソウルに勝利。アウェーで勝ち点3を獲得し、ACL連勝スタートです!

グループE・名古屋グランパスVS北京国安
アウェーでの初戦・蔚山現代に3-1の逆転勝ちを果たした名古屋は、瑞穂競技場での初戦で北京国安と対戦。この試合はマギヌンがベンチスタート、杉本恵太がスタメンに入りました。序盤は北京ペースで進み、前半8分に右サイドのリウ・ジャンがクロスを上げてきますが、名古屋DF陣がシュートを阻止。11分にはワン・チャンチンクロス→ジョエル・グリフィスが頭で合わせるも楢崎正剛がキャッチ。
名古屋は26分、ダヴィのクロスに小川佳純がヘディングで狙うも枠を捉えられず。32分、吉村圭司が左サイドをドリブルで持ち込んでシュートを狙いますが、わずかにゴール右に逸れました。39分、玉田圭司のクロスにダヴィがシュートを狙うも左足とボールが一致せず。前半は両チームスコアレスドローで折り返します。
後半開始から名古屋はマギヌンを投入。後半6分にマギヌンのパスを受けた小川がミドルを放つも相手に直撃して全然ダメ。10分、北京はフアン・ボウェンがシュートを狙うが、ここは楢崎がパンチング。今度は名古屋がカウンターを見せ、マギヌンのロングパスを杉本が受け、杉本は左サイドを仕掛けるもシュートまでには至らず。後半20分、右サイドからのFKを玉田が狙うが、GKがパンチで防ぐ。こぼれ球を拾うと、小川がミドルで狙うもブロックされました。22分、ダヴィのシュートが味方選手に当たり、ボールはゴール付近まで吸い込まれていくも僅かにバーの上。
北京は35分、ゴールほぼ右寄りの位置でのFKを獲得しますが、楢崎が正面でセーブします。36分にはフアン・ボウェン→イェン・シャンチュアンがシュートするも枠外。41分、ジョエルが中央でドリブル突破すると、グオ・フイが右足で放つもポストに直撃。北京にとっては決定的、名古屋は冷や汗。42分、名古屋は中村直志のクロスにダヴィがボレーで合わせるも叩きつけてしまう。ロスタイムのFKをダヴィが狙いますが、惜しくもバーの上。結局最後までゴールが生まれずスコアレスドロー。ホームで悔しい勝ち点1となりました。

グループG・鹿島アントラーズVS上海申花
悲願のACL制覇に燃える鹿島ですが、初戦で水原三星に1-4と惨敗。その影響からかJリーグでアルビレックス新潟に敗れ、公式戦2連敗と苦しんでいる。本拠地・カシマスタジアムで本来の強さを取り戻したいところ。この試合はスーパールーキー・大迫勇也がプロ入り初先発。その大迫が期待にこたえる活躍を見せました。
前半22分、中盤でボールを奪うと、ダニーロ→内田篤人→野沢拓也→マルキーニョスとパスが渡りますが、最後はオフサイドの判定に。上海は29分、左サイドのクロスにドゥ・ウェイがフリーの位置からヘディングシュートを見せますが、鹿島GK・曽ヶ端準がセーブします。33分、鹿島はマルキーニョスがドリブルからシュートを放つもGKがキャッチ。このまま無得点で前半終了かに思われましたが、44分に大迫がパスを出すと、野沢が左足で決めて鹿島が先制。
後半早々、鹿島はCKから大迫がオーバーヘッドを見せるもクリアされ、こぼれ球を拾って青木剛のクロスに岩政大樹が飛び込むも決められず、マルキーニョスが押し込むもブロックされました。上海は8分に中盤でミリガンが奪うと、バルコスが正面で狙うが曽ヶ端がキャッチ。11分、鹿島はマルキーニョス→ダニーロ→大迫に野沢がシュートするも相手にブロック。なぜ大迫は打たない!?20分、ダニーロのクロスに大迫がシュートを放つが、ボールはバーを大きく超えていく。
22分、中盤で青木と上海の選手が接触。このプレーでドゥ・ウェイが2枚目の警告で退場処分。上海は残り時間を10人で戦わなければならなくなりました。この後上海DF陣はマルキーニョスに対して激しいファウルを連発。鹿島サポーターもブーイングの嵐。26分のFKのこぼれ球をダニーロ→岩政が滑り込んでいくが合わせられない。そして34分、マルキーニョスが左サイドを駆け上がると、中央にいた大迫が決めて鹿島追加点!大迫に公式戦初ゴールが生まれました!試合は大迫の活躍で2-0で鹿島が勝利。2戦目で初白星を飾りました。

グループH・川崎フロンターレVS浦項スティーラーズ
初戦の天津に1-0で勝利した川崎は、アウェーで浦項に乗り込みました。川崎の攻撃力がこの試合で爆発するか?
試合は立ち上がりから浦項ペース。開始2分にブラジリアがドリブル突破すると、クロスにステボがシュートを狙うが、川崎GK・川島永嗣が防ぎます。対する川崎は4分にヴィトール・ジュニオールのクロスに伊藤宏樹がヘディングシュート、しかしこれはGKに阻まれました。8分にはヴィトールが抜け出すが、なぜかパスを出す。どうしてシュートしないんですか?9分には谷口博之が強烈ミドルを撃っていくも枠の外。浦項は11分、速攻からキム・ジェスンが左足で決めて先制。川崎は浦項の速攻に対応できず。
反撃したい川崎ですが、15分に谷口が相手選手に顔面を蹴られて出血、担架で運ばれましたが、応急処置でピッチに復帰。20分過ぎから川崎の猛攻が始まり、21分にジュニーニョがシュートするが、GKに阻まれCK。続くCKを寺田周平が頭で合わせて同点!しかし29分、FKのピンチを迎えると、ブラジリアが狙ってきますが、ボールはサイドネット。31分、川崎は鄭大世が左サイドでクロスを上げ、谷口が狙うもゴールとは全然違う方向に。34分には中村憲剛が抜け出してシュートを放つが、クロスバーの上。前半は1-1の同点で終了します。
後半、川崎は4分に憲剛、13分に鄭大世がシュートを狙うもだめ。浦項は14分にステボが押し込もうとするが、川島がここはキャッチ。川崎は16分、鄭大世に代わって黒津勝を投入。その黒津は18分、森勇介のクロスにシュートを放ちますが、GKに阻まれて逆転ならず。試合も残り10分の場面で、浦項はファン・ジェウォンがロングシュート、しかしこれを川島がファインセーブ。この後も浦項の猛攻を川崎が守りきると、43分にジュニーニョが倒されてFKを獲得。このFKをヴィトールが狙ってくるも決められません。試合は結局1-1の引き分け。両チームとも勝ち点1ずつ分け与え、川崎は勝ち点4でグループHの首位に立っています。


というわけで日本勢のACL第2戦は、ガンバと鹿島が勝利し、川崎と名古屋は引き分けという結果になりました。ガンバ大阪は公式戦4連勝、4試合合計で14得点を叩き出しています。FCソウル戦でハットトリックを決めたレアンドロは4試合で6得点と量産ムード。ACL2試合で4得点と得点王候補です。先制点の山崎雅人選手は、今年もACL男健在といった感じ。この攻撃力だと、グループリーグを1位で通過しそうですね。
鹿島アントラーズは公式戦の連敗がストップ、大迫選手にプロ初ゴールが生まれました。上海戦では1ゴール1アシストで勝利に大きく貢献、今後も大迫選手の活躍に期待したいです。名古屋はモンテディオ山形戦に続いての2試合連続スコアレスドロー。そろそろゴールが欲しい。グループEで勝ち点4と北京に並んでいますが、総得点で上回っているので首位。川崎はまたも1点止まり。谷口が鼻を負傷すれば、鄭大世が足を引きずっていたので、今後が心配されます。こういう事態こそ、ジュニーニョと中村憲剛が頑張らないといけないところですが…。
ACL第3戦は4月7日と8日に行われ、7日に名古屋VSニューカッスル(オーストラリア)、アームド・フォース(シンガポール)VS鹿島の2試合、8日はガンバ大阪VSスリウィジャヤ(インドネシア)、セントラルコーストVS川崎という組み合わせとなっています。日本勢3連覇へ、アジア最強クラブを目指すそれぞれの戦いは続く…。



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WBC日本代表韓国に連敗。敗者復活戦でキューバと再戦へ。

2009年03月19日 | Sports

サンディエゴでの2次ラウンドの初戦・キューバに6-0と快勝した日本代表は、現地時間17日に2回戦で韓国と対戦しました。東京での2試合は1勝1敗の五分、3度目の対決となった今回は、ロサンゼルスでのベスト4進出をかけた一戦です。宿敵・韓国を相手に2勝目を飾り、決勝トーナメントに行けたのか?


両チームのスタメン
  日本            韓国 
1(右)イチロー       (中)イ・ヨンギュ
2(遊)片岡易之      (二)チョン・グンウ
3(左)青木宣親      (左)キム・ヒョンス
4(三)村田修一      (一)キム・テギュン
5(一)小笠原道大     (指)チェ・シンス
6(指)内川聖一      (右)イ・ジンヨン
7(中)福留孝介      (三)イ・ボムホ
8(捕)城島健司      (捕)パク・キョンワン
9(二)岩村明憲      (遊)パク・キヒョク
 (投)ダルビッシュ有   (投)ボン・チュングン
日本は前回と同じ打順、対する韓国はイ・ヨンギュを1番、イ・ジンヨンが6番ライト、イ・デホはベンチスタート。先発は日本がダルビッシュ、韓国はボン・チュングンが2度目の先発です。


1回、日本は先頭のイチローが2塁ゴロ、片岡が1塁手の好守に阻まれて2死となった後、青木が四球で出塁しますが、村田が遊撃ゴロに倒れて先制ならず。その裏、マウンドに上がったダルビッシュは、先頭打者にレフト前ヒットを浴びた後、チョン・グンウの場面でヨンギュが2塁へ盗塁を決められます。グンウの2塁内野安打で無死1,3塁のピンチを招き、ヒョンスを2塁ゴロの併殺かと思われたが、片岡が落球してしまいセーフ。この間に3塁走者が生還して先制を許してしまう。この後テギュンに四球を与えて満塁、チュ・シンスを三振に仕留めますが、ジンヨンにレフト前2点タイムリーを浴びてしまい、3失点。ダルビッシュは最悪の立ち上がりとなりました。
初回に3点を失ったダルビッシュは、2回以降は立ち直りを見せ、2回には韓国の下位打線を3者連続三振、3回にはヒットを許すも追加点を阻止、4回と5回には2イニング連続で3者凡退に仕留める好投を見せました。
反撃したい日本は、2回に小笠原が四球で出塁するもダメ、3回は岩村出塁→片岡が併殺打、4回には村田の死球と小笠原の内野安打で1死1,2塁のチャンスを迎えましたが、内川が遊撃併殺打に倒れてチャンスをモノにすることができません。5回、先頭の福留と城島が連続ヒットで無死1,2塁と反撃のチャンス。岩村が凡退した後、イチローの2塁ゴロの間に福留が生還してようやく1点を返しました。
6回裏、日本は山口鉄也が簡単に2死とした後、3番手に渡辺俊介が登板。しかし渡辺は代打・イデホとジンヨンに連続四球を与えてピンチを迎えますが、後続をしっかりと抑えました。7回、日本は見逃し三振で倒れた城島がバットを打席に置いたまま戻ったことが、審判の不服行為と判断されて退場処分。正捕手を欠いた日本は、7回以降は石原慶幸がマスクを被ることに。
8回、日本は2死から村田がライト前ヒットを放ったところで韓国ベンチが動き、キム・グァンヒョンが3番手として登板。小笠原はグァンヒョンの前に三振に倒れました。その裏、7回途中から登板した涌井秀章が2つの四球を与えてしまい降板。5番手・岩田稔がジンヨンに四球を与えて満塁にすると、ボムホに押し出し四球で1点を献上してしまいました。再び3点差とされた日本は、9回に途中出場の稲葉篤紀がヒットで出塁しますが、後続が次々と凡退。最後の打者・岩村が三振に倒れて試合終了。4-1で韓国に連敗、この結果により韓国がベスト4進出を決めました。


2009/03/17(火) 韓国-日本 (ペトコ・パーク、20:00 日本時間:18日 12:00)
JPN 000 010 000  1
KOR 300 000 01X  4
【投手】
(日)ダルビッシュ、山口、渡辺俊、涌井、岩田、田中-城島、石原
(韓)奉重根、尹錫ミン、金廣鉉、林昌勇-朴勍完
【責任投手】
(勝)奉重根1勝
(S)林昌勇1S
(敗)ダルビッシュ1敗


また韓国に負けてしまいましたか…。日韓戦は1勝2敗ですよ。これで侍JAPANは次の敗者復活戦でキューバと再戦することになりました。今回の試合は、チーム全体では韓国を上回る7安打を放つもチャンスをモノにすることができず、2度も併殺打があるという拙攻ぶり。見ている方もため息ばっかりでイライラが溜まりまくりでした。イチローは4打数無安打で2試合連続のノーヒット、アメリカでもスランプが続いてるな…。村田は3打数2安打を放ちましたが、いずれも得点に結びつくことはありませんでした。それに城島の退場処分が痛かったです。
先発のダルビッシュは5回まで打者20人に対して85球、被安打4・7奪三振・1四死球・3失点(自責点2)という成績。初回に3点を失った後は、調子を取り戻して韓国打線に追加点を与えないピッチングを見せたんですが、味方打線の拙攻で敗戦投手に。立ち上がりの悪さが大きく影響しました。
木曜日のキューバとのリターンマッチは岩隈久志が先発。岩隈は前回のキューバ戦は中継ぎで登板して無失点に抑えました。でも、先発になればまた違う内容になることは確かなこと。キューバだって負けたらそこで終わり、世界最強のチームがここで負けたらプライドもズタズタにされるでしょう。みんなは「まだ行ける!」「前回も韓国に2度負けた後に優勝したんだから」と前向きに考えてる人が多いと思いますが、ここだけの話、連覇なんて半ばあきらめてます。できれば勝ってほしいんだけど、勝った場合は韓国と4度目の対戦になるんだな…。キューバ戦も韓国線と同様ため息ばっかりの試合になるんじゃないの?




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