日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

原JAPAN岩隈の好投と青木の4安打でキューバに連勝して準決勝進出!

2009年03月20日 | Sports

前日の韓国戦は、ダルビッシュ有が初回3失点を喫すれば、打線は韓国投手陣の前に1点止まり、結果的には1-4で敗れてベスト4進出を逃したWBC日本代表。現地時間18日に敗者復活戦でキューバと対戦しました。この試合で勝てば準決勝行き、負けたら第2ラウンド敗退となる重要な一戦。ロサンゼルスに行くためにも、このキューバ戦は絶対に勝たなければなりません。岩隈久志が先発したキューバとの第2戦、侍JAPANがここ一番で繋がりを見せました。


この日のスタメン
  日本         キューバ
1(右)イチロー     (二)オリベラ
2(遊)中島裕之    (指)エンリケス
3(左)青木宣親    (三)グリエル
4(指)稲葉篤紀    (左)セペダ
5(三)村田修一    (中)セスペデス
6(一)小笠原道大   (右)デスパイネ
7(中)福留孝介    (一)アンダーソン
8(捕)城島健司    (捕)ペスタノ
9(二)岩村明憲    (遊)パレ
 (投)岩隈久志    (投)マヤ
日本は打順を入れ替え、4番に稲葉がスタメン復帰、今まで4番を打っていた村田は5番に下がりました。風邪で2試合欠場していた中島が2番ショートでスタメン復帰を果たしました。対するキューバは、グリエルが3番サード、4番にはセペダが入っています。

開始前から90%以上の濃霧の中で行われたこの試合、日本は1回にイチローと中島が凡退して2死となった後、青木がキューバ先発・マヤからセンター前ヒットで出塁。しかし、稲葉の場面で牽制タッチアウト。その裏のマウンドに上がった岩隈もキューバの1,2番を内野ゴロで打ち取ると、グリエルにヒットを許しましたが、後続を抑えて無失点と幸先よい立ち上がりを見せました。2回には2死からアンデルソンにライトへの2塁打を浴びてピンチを背負いましたが、ペスタノを遊撃ゴロに打ち取ってピンチ脱出。序盤の3回までは、両先発の好投の前に先制点が奪えない展開。
試合が動いたのは4回でした。日本は1死から青木がセンター前ヒット、続く稲葉がライトの頭上を越える2塁打を放って2,3塁の先制のチャンス。この場面で村田を迎えますが、浅いセンターフライに倒れ、3塁走者・青木がタッチアップできず。2死となり、小笠原がマヤの6球目を捉え、センターへ鋭く大きな当たりを見せるも、中堅手・セスペデスの守備範囲でアウトかに思われましたが、セスペデスが落球して2者が生還。小笠原のタイムリーエラーで日本が2点を先制します。なおも福留の四球、2番手・ゴンザレスのボークで2死2,3塁の追加点のチャンスでしたが、城島が凡退して追加点ならず。しかし、日本が2点を先取しました。
2点の援護を貰った岩隈は、グリエルとセペダの中軸をともに内野ゴロで2死としますが、セスペデスに四球を与えると、デスパイネにはセンター前ヒットで1,3塁とピンチ。一発が出れば逆転される場面でリチャードソンをフォークで空振り三振に仕留めてピンチ脱出。
優位に進めながらもまだ安心できない状態の日本は5回、先頭打者の岩村が四球で出塁。続くイチローはバントを見せるも小フライ→3塁手・グリエルのファインプレーで犠打失敗。飛び出していた岩村は1塁に戻ってセーフ。嫌な流れを断ち切りたいところで、中島の四球で1,2塁とし、青木が3番手・ヒメネスからセンター前ヒット、2塁から岩村が生還して1点を追加。青木は3打席連続ヒット!その裏に岩隈は、5回もキューバ打線をゼロに抑えると、6回には2死からセスペデスに3塁打を浴びて反撃のピンチとなりますが、デスパイネを投手ゴロに打ち取ってピンチ脱出。キューバ打線に反撃の1点を与えない好投でマウンドを降りました。
試合も終盤に突入。7回に日本は岩村が四球で出塁すると、イチローが一塁手の頭上を越えるライト前ヒット。イチローの13打席ぶりのヒットで無死1,3塁となり、中島がレフトへ大きな犠牲フライを放って1点追加。キューバとの差を4点に拡げました。その裏、2番手で杉内俊哉が登板。その杉内は、先頭のメリーニョを空振り三振、ペドロソにもストレートで三振を奪い、ナバスにはレフトライナーに打ち取って3者凡退に抑えます。8回もキューバ打線を封じ、2イニング連続で3者凡退に抑えていよいよ9回へ。
9回、1死からイチローがセンターオーバーの3塁打の後、中島の四球で1,3塁。ここで青木が6番手・ベタンコートから一,二塁間を破るライト前タイムリーでダメ押しの5点目。9回裏、杉内はこの回も続投。キューバの最後の攻撃を3人で仕留めて試合終了。日本が5-0でキューバに2試合連続完封勝ちを収めて準決勝進出決定!そして順位決定戦で韓国と4度目の対戦です。


2009/03/18(水) キューバ-日本 (ペトコ・パーク、20:00 日本時間:19日 12:00)
JPN 000 210 101  5
CUB 000 000 000  0
【投手】
(日)岩隈、杉内-城島
(キ)マヤ、Y・ゴンザレス、ヒメネス、N・ゴンザレス
   ガルシア、ベタンコート-ペスタノ、メリーニョ
【責任投手】
(勝)岩隈1勝
(S)杉内1S
(敗)マヤ1敗


いやぁ~よかったよかった。絶対に勝たなければならない試合で勝利することができました。岩隈投手が無失点に抑えれば、侍JAPANらしいつなぎの野球でキューバに連勝、決勝トーナメント開催地・ロサンゼルスの切符を獲得することができました。先発で登板した岩隈投手は、6回まで打者24人に対して69球、被安打5・2奪三振・1四死球・無失点の好投でWBC初勝利。3回以外はヒットや四球でランナーを出しましたが、打たせて取るピッチングでキューバの反撃を阻止しました。18個のアウトのうち15個が内野ゴロ、外野フライは全くありませんでした。
そして7回から2番手で登板した杉内投手は、岩隈投手に負けず劣らずと言えるだろうパフォーマンスを披露してくれました。3イニングをパーフェクトに抑え、4つの三振を奪うナイスリリーフでキューバ打線を完全に沈黙。サンディエゴに入ってからは登板機会無し、その分準備万端で出てきたから、完璧な結果になったと思います。ソフトバンクファンの私も杉内投手の好投に喜んでいます。決勝トーナメントでも今回同様の好リリーフで日本の勝利に貢献してもらいたいです。今後も期待してますよ。
打線の方は、チーム全体で8安打で5得点。打のヒーローの青木選手は、5打数4安打2打点の大活躍。先制点を挙げた小笠原選手は、この試合無安打に終わりましたが、4回の第2打席のセンターへの先制タイムリーエラーで勝利に貢献しました。13打席無安打のイチロー選手は、第4打席にライト前ヒット、第5打席にはセンターへの3塁打を放ち、この試合は5打数2安打と復調しました。復活の兆しが見えたイチロー、次の韓国戦で完全復活なるか?

次の試合は第2ラウンドA組の順位決定戦。韓国と4度目の対戦を迎えることになりました。韓国相手に3連敗は絶対に避け、1位通過で準決勝に臨みたいところです。気になる日本の先発は内海哲也投手。WBC初登板が因縁の日韓戦でしかも先発。内海は大丈夫なのか?侍JAPANはここまでの6試合全て右腕の投手が先発を務めているので、左ピッチャーを先発で使うのはこれが初めてだと思いますね。勝てば準決勝でB組2位、負けたらB組1位と対戦することになっています。
そのB組順位決定戦はアメリカとベネズエラが対戦し、2回にアメリカは2死2,3塁から9番・グランダーソンが1塁内野安打で1点を先制しますが、その裏にベネズエラは無死1,3塁から相手の守備のミスで同点に追いつくと、9番・ブランコの2点タイムリー2塁打で逆転に成功。2死後、3連打で3点を追加して打者一巡の猛攻で大量6点を奪いました。この後アメリカは猛反撃を見せ、3回と4回に1点、5回には2ラン本塁打で2点差、6回にも1点を返して7-6と1点差まで詰め寄ります。しかしベネズエラは6回裏、2死1,2塁から8番・ラミレスがレフトへの3ラン本塁打で止めを刺し、7回以降は投手リレーでアメリカの反撃を抑え、10-6で勝利。ベネズエラがB組1位、アメリカがB組2位で通過することになりました。
ということは、日本はベネズエラとアメリカのどちらかと戦うことになりますか。うーんベネズエラもアメリカも打線が強力で難しい相手。ベネズエラには絶対的な守護神・ロドリゲスがいる、アメリカは故障者が続出して戦力がダウン気味。どっちがやりやすいのでしょうか?次の韓国戦、準決勝と難易度の高い試合が続きます。ここを乗り切れば、連覇も見えるかもしれません。残り試合も侍魂を見せてちょーだい。



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