Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

バナナ・ブレッド(タイプBO)

2011-04-11 08:08:27 | 料理
やっと少し暖かくなって、桜のシーズン到来。
毎年恒例のダンナさん職場のお花見大会が週末にありました。

よってこちらも毎年のことながら、差し入れを作ることに。
ここのところずっと晴れが続いていたのに、お花見の前日から雨。
予報では、土曜日の朝にはやむとのことで、悩ましい限りの天気。

前夜の段階では決行するのか、中止するのか、結局当日の朝9時に判断とのこと。
今年の予定メニューは、太鼓焼と稲荷寿司。
9時では、そこから差し入れを作ってもとても間に合わないので、今回は作成中止にしようかと思ったのですが、予定を大幅に変更して、バナナブレッドだけを朝に作っておくことにしました。
バナナブレッドならば、製作時間も短く、余っても日持ちするし、冷凍も出来るので大量製作してもなんとか自宅で消費できそうです。

今までバナナブレッドは色々なレシピを試してみて、一番研究が進んでいる課題の一つ。今回は、"Bon Appetit"からオークランドのベーカリショップのレシピで作ってみました。

<材料>(ロング缶1本分)
強力粉     100g
薄力粉     100g
シナモン(粉) 小さじ2
重曹     小さじ1
塩      小さじ1/2
バナナ    (中)2本
卵       2個
植物油     100cc
蜂蜜      50cc
ヨーグルト   50cc
てんさい糖  大さじ1


ボウルに強力粉、薄力粉、シナモンパウダー、重曹、塩を加え混ぜ合わせます。
"Bon"のレシピではブラウンシュガーを大量投入するのですが、卵液に方に糖分をくわえるので、削除。バナナも加熱するとかなりの甘みになるので、日本人仕様としては砂糖は不要と判断しました。

別ボウルにバナナ入れて、フォークでよく潰しておきます。

さらに卵、植物油、蜂蜜、ヨーグルトを加え、バナナが全体になじむように良く混ぜ合わせます。

今回は、蜂蜜がなかったので、かわりにゴールデンシロップを使いました。
ゴールデンシロップは、イギリスでよく使われる砂糖シロップで、すっきりとした甘みでコクが少ないのが特徴。さらりとした液状で、蜂蜜ほど粘度が高くなく、料理やお菓子には使いやすく、中華料理のゲッペイに使うために買っておいたものです。
もちろん、メープルシロップや水あめでも代用可能。

また、"Bon"のレシピでは水を加えていましたが、重曹の効きを良くするため、ヨーグルトに変更しました。
自宅仕様で油の量も減らすのですが、今回は持参菓子なので、油はレシピどおりに加えました。

粉混合物と卵液を混ぜて、ゴムベラで全体に粉気がなくなるまで混ぜ合わせて生地完成。

今回の型は、切り分けられる数を出来るだけ多くするため、細長いロング缶を使用。

型のオーブン紙を敷きこみ、生地を流し込んで、ヘラで全体に慣らしました。

生地の上から甜菜糖を振り掛けて、180℃に予熱したオーブンに入れて30分間焼きました。

竹串で焼きあがりをチェックして、型のまま網の上で30分間冷まします。
型から出して、さらに余熱が取れるまで冷ましてから、持ち出す直前に切り分けました。
ちょっと薄めでしたが、20人分作成。

切れ端で味見してみると、かなり美味。
砂糖を入れなかったので甘味に少々不安があったのですが、入れなくて正解。
強い甘みではないですが、バナナの風味を引き立て、粉の味も感じられくどくなくてちょうど良い。
油は規定どおり入れたので、しっとりとしているものの、クラムが重く沈むことなく、軽い仕上がり。外側も砂糖を振り掛けているのでカリッとした歯ざわりの良いクラストになり、クラムとの対比も良好。

糖分以外の面では、このレシピもなかなか良いですね。御用達書では、バナナ量が多く、少し重いクラムのものが多いですが、このレシピでは、全体にライトな風味と食感でお菓子としてより、朝食や軽食向き。

肝心のお花見の方は。。。
バナナブレッドを作っている間はまだ小雨が降っていましたが、9時過ぎに決行と決定。中止だと思いながら作っていたのですが、やはり作っておいて良かったです。

久しぶりに作った新作のバナナブレッドですが、思った以上においしかったので、試作できただけでも大満足でした。


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