Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

フラックス・マフィン。

2010-04-13 08:48:37 | 料理
最近、御用達書よりよく目を通しているネットレシピが"Epi"。
"Epi"の特徴はそのグループ雑誌の豊富さ。
"Bon apetit"は中心的な雑誌ですが、その他にもEpiには栄養学の雑誌やグルメ書、食べ歩き雑誌、料理本など広範囲にわたった書籍の掲載レシピを抜粋していることが最近わかってきました。
マーサもレシピ量は豊富ですが、マーサ関連の書籍や番組出演者からのレシピしか掲載がないので、ある意味方向性が偏っているところがあり、どちらかというと家庭的。いわゆる高級感に欠けるのが長所であり短所でもあります。

Epiの場合、まだ味の面で不安があり、御用達書のような全面的な信頼性にはやや欠ける点があるのが今のところの短所。もっとレシピをいくつも試してみて、このレシピ集の方向性や特徴を見極めていく必要があるように思います。それでも使えそうなレシピは豊富であることはまちがいありません。

今回はEpiのレシピから参考にしてヘルシー・マフィンを作ってみることに。
出典は栄養ガイドブックに掲載されていたもののようです。
御用達書ではマフィンはかなり完成された味になっています。マフィンはかなり作りなれている料理でもあって、Epiのレシピがどの程度の味のよさと作りやすさ、奇抜さになるか評価しやすいと思います。

今回は奇抜さの面でヘルシーマフィン系でフラックスシードを使ったモラセス風味のマフィンを作ってみました。

フラックスシードは"亜麻の実"として日本でも見かけることがあります。健康食品系食材でベジタリアンやローフーダー向けに最近注目を集めています。
なかなかスーパーではまだ手に入らない食材もあり、値段も高価。現況では通販購入するのが一般的な食材です。
Epiのレシピではガンや心臓病予防に効果がある栄養豊富な食材として紹介されていました。

今回は、去年にイギリスへ行った際に"Whole foods"スーパーで購入してきたオーガニックのゴールデン・フラックスシードを使用しました。

フラックスシードをたっぷり使うため、今回のマフィンには油を加えないのが特徴。バターも植物油も一切加えずに作り、甘みはモラセスのみのため、どんな味、仕上がりになるのか楽しみです。

ボウルに強力粉、薄力粉、塩、重曹を加えて混ぜ合わせておきます。今回は強力粉を多めにして食べ応えを重視。強力粉2:薄力粉1の割合にしてみました。

別ボウルに卵、牛乳、ヨーグルト、モラセス、フラックスシードを加えて混ぜ合わせます。
Epiのレシピではバターミルクを使用していましたが、代用として牛乳とヨーグルトを1:1で加えてみました。フラックスシードも粉状のものを使っているようでしたが、手持ちのものは、粒状なので粉にしてみようと画策しましたが、固いのでそのままではうまくすりつぶせず、そのまま加えることに。フラックスシードは水分を吸ってゼリー状になるのが特徴なので、液体中に付けておけば粒のままでも固いということはないのである意味安心です。

粉類を卵液に加え混ぜ合わせます。
最後に甘みと風味付けとして、本来はデーツを加えるのですが、ドライフルーツはダンナさんが苦手なのです風味付けとして代わりにココナツを加えました。
バターを加えないので、クリーム化のため泡立てたりする手間がなく、あっという間に生地が完成です。

マフィン天板に油を塗って生地を7分目に詰めました。Epiのレシピにはマフィンカップの2/3程度に詰めることとなっていて、マーサや御用達書によくあるカップに山盛りに加える指示とは異なりました。良く膨れる生地なのでしょうか。。。

とりあえず180℃に予熱したオーブンで15分間焼きました。
確かにベーキングパウダーを使わず重曹だけの割には思ったより良く膨れる生地ですね。モラセスは砂糖などに比べて重いので、生地に加えると膨らみが悪くなる傾向があるのですが、ヨーグルトのおかげかかなりこんもりと膨れて仕上がりました。

見た目はモラセスのおかげでかなり黒く、素朴な感じ。一般的なマフィンよりモチッとした仕上がりで蒸しパン的な生地で、甘みはほんのり程度。油は使っていませんが、パサツキはなく、しっとりとしていました。フラックスシードもところどころぷちぷちと食感が残りつつ、独特の粘りも出していて、ちょっと変わった食感のマフィンですね。

甘みとリッチさは濃厚ではないものの、食べ応えある食感で胃にはもたれない軽さがあるので、朝食にはいいかもしれません。なんと言っても作りやすさでは今までのマフィンでは一番だったと思います。

カロリーも1個200kcal以下で脂質は3gとこのボリュームなら合格点なヘルシーマフィンだと思います。

もう少し甘みがあった方が食べやすくなるので、ジャムや蜂蜜をつけて食べるとおいしいと思います。今回は黒蜜をつけて食べました。

特別なおいしさではないですが、ちょっと目先の変わったレシピを試せるのがEpiの特徴かもしれませんね。
もっと色々作ってみたいと思います。

このマフィンを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
(下記レシピは今回の試作からEpiのレシピを作りやすいよう材料の量や作り方をアレンジしています。)
Cpicon フラックス・マフィン。 by PCWP



にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビスケット・ロール。 | トップ | フラット・ブレッド。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

料理」カテゴリの最新記事