かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

新元号の早期内定公表問題、日本にとって元号はかけがえない文化的財産だと思いますが、経済活動等には特に不要でしょう。

2018-11-25 18:57:53 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は3.1℃、最高気温は17.5℃、五條市の最低気温は0.5℃、最高気温は17.8℃でした。連休最終日の今日も朝は厳しい冷え込みになりましたが、昼間はずっと暖かく晩秋の行楽日和となりました。結局出かけもせずに引きこもっておりましたが、ひたすらよく寝て睡眠不足はそれなりに解消されたのではないかと思います。とりあえず、明日以降はなんとかこれまでよりはマシな日常生活を送ることができるのではないでしょうか。

 さて、来年5月1日の新天皇即位に伴い改元される新しい元号について、政府は即位前に元号を「内定」の上、事前に公表することを検討しているとのことです。具体的には、来年4月21日予定の統一地方選挙の後半の投開票が終わった後、即位1週間前を目処とする案が出ています。そもそもは今年の5月、官民のシステム改修には1ヶ月位必要とされることから、改元の一ヶ月前に新元号を決めて公表する、という想定だったそうですが、天皇陛下の御代一代につき元号は1つと定めた明治以後の取り決めに反することになる、事前に公表したらそれは天皇の元号ではなく政府の元号となる、という保守派の反対があり、その落とし所を探った結果としての1週間前内定公表案なのだそうです。
 それにしても、システムを事前に改修して5月1日には新しい元号で世の中のシステムが動くようにしよう、という目論見で計画した事前公開案なのですから、それが保守派の反対でできそうにない、というのなら、1週間前公表なんてのも正直意味がないですよね。というより、どんなシステムなのか知りませんが、そもそもなんでそのシステムとやらが元号に対応する必要があるのでしょう? 西暦でいいではありませんか。百歩譲って元号を使用するのが望ましいとしても、1週間や10日ではシステムの改修はできそうにないということですし、そこで無理してシステムの改修に当たる人達に頑張ってもらってギリギリ解決を狙わなくても、新元号が決まってから、じっくり1ヶ月かけてしっかり対応すればよいのではないでしょうか? 何故にそんなことが議論になるのかが不明なのですが、5月1日付けで新元号に対応しなければならないシステムというのは一体どこにどれだけあるのか、政府もマスコミも、一度洗いざらい調査してみられてはいかがでしょう? 案外何だ大したことない、1ヶ月遅れで十分じゃないか、となるのかもしれませんし、逆にこれは大変だ何が何でもやらなくちゃならない、となるのかもしれません。それもわからないまま議論しているようにしか見えないので、どうにもちぐはぐで滑稽な印象を受けてしまいます。

コメント
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