かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

世界標準がどうあれ、謙虚が美徳な我が国の文化を注視する必要があるのだろうと思います。

2016-04-24 20:26:37 | Weblog
 今日は近畿地方で黄砂が観測されたそうです。先日、東京に行った時、腫れているのに妙に空がもやっているように見えましたが、あれもひょっとしたら黄砂だったのかもしれません。黄砂自体は自然現象であり、ある程度はしょうがないものではありますが、これほどひどくなったのは中国の無思慮な開発による砂漠の拡大のせいであり、黄砂と一緒に飛んでくる汚染物質の数々は、同じく中国の怠惰な環境対策のせいで、恨むべくはちゃんとしない中国共産党政権ということになるのでしょう。黄砂は明日も列島全域を覆う規模で飛んでくるらしいので、外出の際は暑くてもきっちりマスクをし、抗アレルギー剤を服用して置かないと、きっと鼻粘膜がやられてひどい目に遭うことになるでしょう。ただでさえイネ科雑草の花粉が困ったことになるこの時期に、本当に厄介なものばかり大陸からやって来るものです。

 さて、熊本自身に関してマスコミのあり方が酷い、という話がネット上に溢れ、それに対してマスコミ側から、誤解だ、という釈明や報道の必要性を訴えて、報道陣を非難する声に対して反論や感情的な言い返しもまたネット上に現れ、賑わしています。これは、ネットのなかった時代には考えられなかった画期的な状況で、マスコミからの一方通行な情報提供というある意味歪な関係性が揺るがされ、双方向的な新たな関係性を構築しつつあるのではないかと思われます。双方の口汚い罵り合いの部分などは、そういった過渡期に現れた過剰な反応と考えれば、いずれそのような関係性が成熟した時には落ち着いてくるのではないでしょうか? 第4の権力として、国家権力等を監視する役目を担うとされるマスコミ自身の腐敗と堕落を監視しうるのは誰なのか、かつてはそれがなかったがために自浄作用という効果が疑わしい方法に期待するより他方法が無かったのが、ようやくそれを担保しうる第5の権力として、ネット世論というものが生まれ、影響力を行使しつつあるということなのでしょう。
 我が国は報道の自由度ランキングで先進国としては最下位クラスにあるそうで、その理由としては報道側が自粛するためだ、という話を聞いたことがありますが、個人的には自粛などという小手先の術など全くの不要で、そんなことより、取材対象や視聴者・読者の尊厳を尊重し、謙虚に振る舞うというヒトとして当たり前のごくごく簡単な事を身につける事が重要であろうと思います。それすらも世界標準で言えば「報道の不自由」と言われてしまうものなのかもしれませんが、もしそうなってもそれは我が国の文化のあり方であり、諸外国にとやかく言われる筋合いのものではなかろうと思います。我が国ではそれができる組織・ヒトこそが信頼され、結果としてネット世論との軋轢も少なくなるんじゃないでしょうか。

コメント
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