かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

国民投票法案が成立するそうですね。

2007-05-11 23:59:48 | Weblog
 今日は磨耗が進んでいたバイクのタイヤ前後両方と、ドライブチェーンを交換しました。タイヤは前後ともほとんどレーシングタイヤみたいに溝が無くなってきてましたし、チェーンはもう伸ばしきってしまって、いくら油を差しても一向にスムーズに回らなくなってきて、どれもこのままではいずれパンクしたりスプロケを磨耗させたりとロクなことが無いので交換は必然だったのですが、全部いっぺんに寿命が来るのは、交換費用を考えると大変頭の痛い問題です。そうでなくてもこの月は大事な出費に備えてお金を用意しておかねばならない時です。せめて1,2ヶ月づつずれて交換時期が来てくれていたら、もう少し懐も楽できたでしょうに、本当に困ったものです。でもまあこれでまたしばらくはスリップやパンクを気にせず走ることができるわけで、バイク屋さんからの帰りは、久々に震動の少ないスムーズな走りを堪能しました。ほんの少しですが、今までとは視線が高くなってそれが妙に新鮮に思えたり、磨耗した状態に慣れきっていた五感が、新品のタイヤに慣れていなくて思わずふらついてみたりしました。まあ一回通勤で往復すれば大体感覚のズレは修正されると思いますが、それまではちょっとだけ普段より気をつけて走る必要がありそうです。

 さて、憲法改正のための国民投票法案が参議院特別委員会で可決され、14日の参議院本会議で可決される見通しだそうです。何かとにぎやかに取りざたされるこの法案ですが、どうも良くわからないのが、要するに憲法96条に改憲のための手続きとして定められた、国会の3分の2以上の賛成を経た後、国民投票に付される、という話の具体的なやり方を定めた法案という話の中で、この法案が成立したらもう即憲法の改定が行なわれてしまうといわぬばかりの話がよく聞こえてくることです。国会の議決の後、最後に決めるのは国民、という話である以上、その歯止めを国民がかけられる、と言う解釈もできるのではないのだろうか、と私などは思ったりするのですが、寡聞にして、そのような話をされた例を私は聞いたことがありません。法案に反対する、たとえばうちの職場の労働組合の機関紙などを読んでみますと、あたかも国民にはまだそんな判断は下せないと見下したような論調が目立ちます。無知蒙昧な愚民どもは我ら知識と判断力に富む者の言うことを黙って聞いていればよい、などとはさすがに書いてはいませんが、言葉の端々にそのような考え方が透けて見えるように感じられるのです。
 また、法案中のマスコミ活動に対する制限も、今のマスコミ全般に対する信頼度が低い私からすればある意味当然の処置のようにも思われますし、素朴に、改憲の賛否両方の報道が制限されるのなら、それでよいのではないでしょうか。
 我が労働組合のように、改憲させたくない、ということなら、国民投票になるまでにそういう方向へ世論を喚起するなり、今度の参院選挙等で国会の議席を獲得するなりすればいいわけでしょう。その主張が理にかなっており、国民を納得させるものならば、この法案が成立してもさして心配することもないと思うのです。

コメント
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