かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

完全アウトだったテレビの寿命が、ほんの少しだけ延びました。

2007-05-04 23:46:34 | Weblog
 ゴールデンウィーク後半はまずテレビのメンテナンスから始めました。具合が悪くなって中央横輝線一本だけになってしまった我が家のテレビ、それでもしばらく点けっぱなしにしていると次第に映像が現れ、数分後には何とか観るに耐える状態になってくれていたのですが、それもいつの間にか駄目になり、完全にブラックアウトして音だけが流れる、と言う状態になってしまっておりました。もう寿命なのは理解していたのですが、一度モノは試しということで、中の掃除などに取り組むことにしたのです。昨日からコンセントを抜いておいた重たいテレビを、折りたたんだ布団を敷いたテーブルの上にブラウン管面を下にして置き、裏ふたの10箇所ほどのねじを外して、ぱかっという感じでふたを取り外します。あらわになったブラウン管の基部や電源部分にチップの並んだ基盤、その全てが堆積したホコリにまみれているのを、危険な高圧部分には近づかないよう万一の感電に注意しつつ、掃除機で可能な限り掃除しました。その上で、電子パーツが並べられた回路基盤を裏側からおもむろに観察し、半田が劣化してヒビが入ったりしているところや、劣化が疑われる怪しいところを10箇所ほど、新たに半田を盛り足してみました。可能なら基盤をすっかり引き抜いて徹底した掃除などをやりたかったのですが、なぜか何かが引っかかり、良く判らないまま無理をするわけにもいかず、断念せざるをえませんでした。
 その後元通りにふたを閉じてアンテナ線やビデオのライン、コンセントを順次つなぎ直し、スイッチを入れてみましたところ、最初は全くブラックアウトしたままだった画面が、電源を入り切りしているうちに中央横輝線一本が現れ、しばらく置くと横線の目立つ画像が不安定ながらも見えるようになり、やがてほぼ元通りの映像が出るようになりました。完全復活、とまでは行きませんでしたが、とりあえずブラウン管が黒く黙したまま、という状態からは回復しました。もう少し知識と経験があれば完全復活も夢ではなかったのでしょうけれど、残念ながら半田ごてを振り回すだけの素人にはこの程度が限界でしょう。DVD-BOX2やひょっとして新作? という将来の夢も見ないうちに高圧電流に貫かれて人生の終焉を迎える、と言うような愚行は避けたいですし、一応危なそうな部分は下調べしてから取り掛かりはしたものの、危険性を十分認識しないままあやふやな状態で作業をするのはあまりに恐ろしいです。でも、できればそういった危険物も触れるように、そしてこれくらいの故障は自分の手で処置できるように、いつかはなってみたいものです。

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