先人の方々がCPUのbackup batteryが劣化すると類似の現象が出ると書き残されているのを見て、基板を取り出してみました。案の定3.6Vあるはずの電圧が基板上では1.72V、取り外した単体でも電圧が下がっています。
なお悪いことに、電池は液漏れして周辺の部品を汚染していました。基板の腐食には至っていませんが、最も気になるのは基板が垂直になった実装状態で電池の下側に来るSRAMです。端子の周辺に液の痕跡があり、これが樹脂に浸透していたら巻き添えになっている可能性もあります。隣の水晶振動子はフランジ部に緑青を吹いています。
重力に矛盾して、電池の上にある電解コンデンサの周辺にも液漏れの痕跡があり、この部品も怪しそうです。
はんだ面は電池周辺だけ光沢が違っていて、液漏れの影響範囲が限定されそうです。
まずは、電池を交換して直ればよし、直らなかったらいさぎよく白旗かなあと思っています。
上記URLの例はコンデンサの液漏れですが。
オシロなどではバックアップの電池(大き目のICに内蔵されている例あり)がなく
なると、「キャリブレーションデータ」が消えてしまってやっかいなことになる
らしいのですが、具体的にどうなるのか今一つわかりません。コマンドでキャリブ
レーションさせれば復活なのか???
https://ameblo.jp/tanukinoohsan/entry-12850526489.html