ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

5月連休第1日目

2006年04月29日 | 審査・コンサル
今日は新しいノートパソコンの諸設定を楽しみながら没頭し、完了した。業務に適したPCの環境設定である。事務所にあるデスクトップと出張用ノートPC間のファイル共有設定、各種の業務支援ソフト(デスクトップとノートPC間の同期ソフトなど)の設定、モバイル環境設定、登録辞書やメールアドレス帳あるいは電子メール用署名の移植などなどである。

ところで、昨日の午後は所属審査機関にて判定会に出席した。先月担当した新規登録審査1件と維持審査1件が対象であり、承認後直ちにお客様に「おめでとうございます。判定会で登録(維持)が承認されました。」と電話で祝いも兼ね報告した。

ところで、コンサルには誰でも、いつでもなれる。「私はコンサルタントだ」と言って手を上げれば、その日からコンサルタントである。2007年問題に関連してか、ISOの世界でもコンサルタントが増えている。ISOを十分理解していないのに、仕事を取るためにとても安い業務委託料で引き受けるので、良い仕事をするコンサルタントまで影響を受け値下げせざるを得ない情況になっている。

そのようなコンサルの指導を受けた企業の仕組みを審査すると大変である。首をかしげるような仕組みになっていたり、本来あるべき取り組みが抜けていたりするので、どうしても改善すべき点を多数指摘することになる。勿論、顧客企業の実力にも原因はあるが、それらの問題点の原因の殆どはコンサルの無能、能力不足、理解不足、誤解などによるものだ。

審査の中で顧客がそのことに気付くにつれコンサルを見る目は次第に厳しくなり、審査の終了間じかになると、審査を傍聴にしているコンサルも流石に事態に気付き、耐えられなくなり何時の間にか姿が見えなくなってしまった。

結局、顧客は最早そのコンサルに相談せずに、指摘事項の是正や予防策を自ら検討するしかないと気付くのである。勿論、審査側としても、普通よりもはるかに審査工数が余計にかかることになる。まったく迷惑な、安かろう悪かろうコンサルタントの例である。

昨日の新規登録案件はそのようなコンサルによるものであった。登録は承認されたが、仕組みとしての完成度は高くないので今後の維持審査を通じ、ISOの理解を深めてもらい、より有効な取り組みになるように支援してゆく必要がある。
考えようによっては審査側としては遣り甲斐のある顧客と言えるのかも知れないが・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿