これは公開が決まったときから見に行くことは決めていました。正直なところあんまり期待はしていないけど、もうこうなったらちゃんと最後まで付き合ってやるぞ。来るなら来い!ってな気分でした。
冒頭からアランザックガリフィナーキスがぶっ飛ばしますよー。なぜかキリンを買ったらしい。どこからどうやって?とかそういうのは抜きね。そしてこのキリンを運んでる最中に事故ってまたまた大変なことに。キリンの首が吹っ飛んでもう生真面目さんは全然笑えないぞ。いままでアランの尻拭いをしてきたお父さんジェフリータンバーも限界。心臓発作でこの世を去ってしまう。お父さんの葬式でのあのアランの美声はなんだったんだろー?めちゃウケた。アランのいたずらでもなさそうだったけど。
残された家族はアランを施設に入れることにする。アランの義理の兄ダグジャスティンバーサはアランを説得するためフィルブラッドリークーパーとステュエドヘルムズに応援を頼む。
アランをなんとか説得し、ダグ、フィル、ステュ、アランのいつものメンバー4人で車に乗ってアランを施設に送る途中、いきなりギャングに襲われ拉致られた。なんとマフィアのボス、マーシャルジョングッドマンがミスターチャウケンチョンに盗まれた金塊を取戻し、チャウを捕獲してこいと言い、ダグを誘拐してしまう。やっぱりダグはまたもや全然出てこないキャラ。
バンコク以来チャウと連絡を取り合っていたアランがチャウと会う約束をしチャウを捕まえに行くが、もちろんチャウが簡単に捕まるはずはなかった。
またいつものようにどこかの時点で記憶喪失になるのかなぁと思って見ていたけど、今回はそれはナシ。金塊を返すというチャウの手伝いを3人でしたが、チャウにハメられて逃げられ、またチャウを追うという展開。
クスクスっと笑うシーンはいっぱいあるんですが、やっぱり「1」「2」に比べるとパワー不足というのは否めないでしょうね。ただ、やはり「1」「2」を見てきたファンだからこそ笑える一言とかが今回はすごく多いです。まー、この3作目だけをいきなり見るっていう人は少ないかと思うのですが、シリーズを見た人もレンタルで見直したりしてから見に行くとより楽しめるかも。
ちゃんと「1」でステュと結婚したコールガールヘザーグラハムも途中で出してくれて例の赤ん坊が大きくなってるっていう展開も嬉しかった。アランはあの子に変なこと吹き込んでましたね。今回も絶対マイクタイソンは出ると思ったんですけどねー。出なかったのは意外でした。
今回も無駄に男前のブラッドリークーパーがカッコ良かったですよー。またヨレヨレですけど。さすがのアランもフィルには一目置いてるというかちょっと憧れの部分があるのかな。あの「そのシャツいいね。ディーゼルの?あのモールのとこにあるディーゼルの?」ってしつこく聞いてたし(笑)
シリーズの完結作にしてこのシリーズのパターンを継いでいない今作にはファンがビックリするシーンもありました。チャウがどんちゃん騒ぎをしていたベガスのホテルに侵入するときの大ジャンプ。そりゃあ劇場中がアランが死ぬわけないって分かっていても結構みんながハッと息を飲むのが聞こえました。チャウのパラシュートは予告で見ていたけど、なんかもうやり過ぎ感が笑えました。映画見て以来"I believe I can Fly~♪"ってチャウの声で頭ん中で回るのよー。勘弁して。
そして、何と言ってもアランにまさかの運命の人現る!ってのがねー。キャスティングはもうアランの向こうを張れるのは彼女しかいないだろうというメリッサマッカーシー。「ハングオーバー!」の女性版と言われた「ブライズメイズ」でアランのような役どころを演じていたし。アメリカではコメディエンヌとして有名な人です。まー、彼らのラブシーンはステュが吐き気をもよおすのもよく分かるっていう気持ちの悪いもんでしたけど…
紆余曲折の末、チャウを捕まえたかと思ったらやっぱりチャウは死ぬわけなんかないよーーーーっ!てね。
それで最後はなんとアランの結婚式。ウルフパック解散の危機か(笑)!?ってとこでしたけど、やっぱりタダでは終わらなかったね。しかし、この作品を見に来てる人ってほとんどが「1」「2」と見た人だと思うんだけど、どうしてエンドロールが始まった瞬間に席立つの???このシリーズではエンドロールまで面白いって分かってるはずでしょ?今回本編がちょっと面白くなかったからさっさと帰ろうと思った?たくさんの人が通路に立ったまま見てたけど。このエンドロールもうサイッコーでしたね。ここが一番面白かったと言っても過言ではないくらいに。そして、まるでメビウスの輪のようにここから「1」に戻れるような展開だったのが良かったです。今回もステュに起きた災難がサイコーです。これ以上ないくらいに過激。そしてやっぱり、ダグはどこへ行ったーーーーーー????