オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2018年通信簿 21 内竜也

2018-11-26 01:08:05 | 千葉ロッテ

 

21 内竜也 投手 33歳 年俸4500万円

【2018年成績】 58試合 3勝5敗26S 防御率3.84 58回2/3 51被安打 5被本塁打 19与四球 1与死球 54奪三振 被打率.243

30セーブには届かなかったものの58試合、58回2/3イニング、そして26セーブは昨年に続いてのキャリアハイ更新ですのでようやくと言えばようやくなのですが、しかし防御率が3点台後半で壊した試合も数知れず、中盤戦以降はむしろ内の名前がコールをされると胸がぞわぞわしてしまったのが正直なところです。
かつて「故障で半分ぐらいしか働けない1点台」と「皆勤ながらも3点台」のどちらがいいか、なんて自問自答をしたりもしましたが、もちろん故障をされるのは困るものの安心をしていられたのは開幕をして一ヶ月ほどと格下のセントラルを相手にした7セーブ、防御率1.64の交流戦ぐらいでしたから、心情としては前者に傾きつつあります。
そういう意味では現状維持が気持ち的にはいっぱいいっぱいなのですが、これまでの出場給が占める割合が大きい査定による不遇への罪滅ぼしの意味合いを込めてみました。
そして11月上旬にまたしても右肘関節鏡視下遊離体除去手術で二ヶ月後に投球練習を開始、三ヶ月後に実戦レベルでの投球の目論見のようですから全治一ヶ月程度なのか、その目論見どおりにいけば春季キャンプには間に合うのでしょうが狸でしかありませんので、皮算用をせずに内ではない守護神を準備した方がよさそうです。

ストレート、伝家の宝刀である縦のスライダーともにキレがいまひとつではありましたし、それもあってか攻めのピッチングができずにボール先行で苦し紛れの真ん中から高めを痛打されるシーンが多かった内でしたが、ただ使う側の問題も大きかったような、本来はそれではダメなのですが壊れ物をそっと扱うような起用をしなければならない現実があります。
当然にベンチもそれは分かっているはずで開幕直前に清水直コーチは「3連投はさせないと思う。1年間投げてもらうために考えていきたい」と至極真っ当なことを語っていたのですが、それでいて開幕カードでの3連投にはビックリ仰天、始まったばかりだからまだ大丈夫だと考えたのかもしれません。
しかしその後も3連投はありましたし勝ち試合限定でもなく、このあたりは主導権を握り現役時代にパワフルだった小林コーチと清水直コーチとでは考え方に違いがあったのでしょう。
歯車が大きく狂い始める最初となったのは僅か5球で1点リードをひっくり返された柳田へのサヨナラ被弾で、このとき4月半ばにして既に8試合目でしたから2日に1試合のペースです。
延長戦など仕方がないケースもありましたがセーブの付かない場面での無駄遣いの蓄積が、結局のところは内を殺してしまったように思えてなりません。
計算はしていませんがおそらくはパシフィックを相手にしては5点台に近い防御率ではないかと、また昨年に比べて与四死球こそ少ないもののボールのばらけ気味と言いますか逃げ具合はむしろ悪化をしたような、奪三振率は維持できているのですから万全な状態での勝負をさせてあげたいです。
どうしても避けられない加齢による衰えと過負荷な起用の悪い意味での相乗効果をどう緩和していくのか、内にはベテランだからと別メニューに甘えない鍛え直しと打たれまくったストレートやほとんど投げていないカーブを磨くなどの一手を、吉井コーチには限られた資源を有効に使うためのシナリオ作りを、是非とも二人三脚での復活劇を見せてください。

2007年通信簿 2012年通信簿 2017年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿


【オリオン村査定】 4500万円 → 5000万円 (△11%)



一日一クリック応援をお願いします

コメント (15)    この記事についてブログを書く
« 2018年通信簿 20 東條大樹 | トップ | 2018年通信簿 22 田村龍弘 »

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今年は… (ノア)
2018-11-26 01:52:02
1年間通して頑張ってくれたのは事実です。そこは認めてあげなければいけないポイントですが、あまりにも劇的に試合を壊すことが多すぎて…

クローザーは打たれれば試合を壊してしまう職場ですが、この試合だけは打たれてはいけない試合というのも存在すると思いますし、今年の内はそのような試合を壊しまくった印象です。
福浦の2000本達成の試合、未だトラウマです笑
返信する
セットアッパーが妥当か (ごっつ)
2018-11-26 01:52:31
三者凡退をあまり見なくなったような。
もうひとつ力押しができなくなりましたかね。
一発がないロッテ打線ではロースコアで終盤に入ることも多く、
逃げ切る形をきちんと持っていないと不安です。

抑えというのは取っ替え引っ替えしないもの。
「今季は君に託した」となったら、
配置転換までは相当我慢します。
小林雅や西野がそうでした。
防波堤が決壊したままの状態が最も怖い。
内は7、8回あたりでいいんじゃないですか。
抑えは外国人か東妻で。
与田とか山崎康が新人で抑えをやっていたような。
東妻というのは馬力がありそうなんですよね。

あるいは丸が加入して強力打線になり、
今年の西武みたいに抑え無用みたいなスタイルに転じれば・・。
返信する
交替制 (頑張れ福浦)
2018-11-26 06:27:04
横浜の大魔人、中日の岩瀬なんて化け物は例外中の例外で目標にするべきでは、ないと思います。
クローザーも完全2交替制を、何処よりも早くロッテは取り入れてみれば良いと思うのですけど。
長いシーズンを乗り切るには、途中何試合かは失敗する事はあるかも知れませんが、最終的には選手寿命もひっくるめて成功すると思うのですが、たとえば
内と酒居、酒居と新外国人でクローザーをまわしてみたらどうですか?
返信する
登場曲。 (No21iかずくん)
2018-11-26 08:25:47
ロッテの選手の登場曲多数ありますが、内の登場曲が好きです。
仕事場のヤクルトスワローズのファンから曲名を教えて貰い、君が代も好きですが、ファイルカウントダウンも気に入っている!
返信する
層の薄さが招いた結果? (かっきい~)
2018-11-26 10:28:39
層の薄さが招いた結果、セーブが付かない場面(4点差)での登板が疲労蓄積させた要因のひとつかな、と思います。

まあ、シーズン序盤で勝利優先で慎重になるのも納得ですが、岩下や永野等、色々と試せたら結果は違ったのかな?と。(更に酷くなっているかもしれませんが。)

思えばホークスなんて岩嵜、サファテが居ない絶望的な状況から再建しましたし
中継ぎ~抑えの層を厚くしないと優勝は遠いですね。

吉井コーチは投手一人ひとり適正を見極めて強固な中継ぎ陣を作って欲しいと思います。
返信する
Unknown (エカルド)
2018-11-26 10:59:07
前半戦はオールスターに選ばれるほどの働きで、後半戦はボロボロ。
なんとも評価が難しいですが、来シーズンもクローザーは勘弁というのが大多数でしょうか。
手術するとパワーアップなんて冗談ぽく言われていますが、もう一花咲かせられるとは思いますので
来年はセットアッパー時々クローザーくらいの働きを期待します
返信する
Unknown (レコバ)
2018-11-26 13:28:04
今年の成績位なら半分で1点台のが良いかな。
内が7、8回に投げられる様に外国人の抑えは必須ですね。
返信する
Unknown (Unknown)
2018-11-26 15:25:35
ひとまず150キロを投げれる外国人投手は必須、そして、その選手を含んで抑えを選出、内は連投は絶対にさせないという縛りで40試合くらいを目安に起用が多分ベストかと思います。そういった起用をするためにもロングリリーフ枠の選手もつくりたいところ
返信する
えらいこっちゃ (大垣のロッテファン)
2018-11-26 18:27:13
神通力というか、相手に対する威圧感がなくなってしまったので来季は怪我が治って本調子であっても打たれる場面が多そうな気がします。
なのでクローザーはやめてほしいですね、こっちの気持ちがハラハラしますし。
やはり新外国人に任せたい気持ちが強いですが、これまた当たり外れがあって大変ですね。
金子をとってクローザーやってもらいましょう。
あっ金子も怪我か・・・・・。
返信する
起用に注意 (オブ)
2018-11-26 18:29:10
そもそもクローザーとしての起用は無理がありました。荻野選手もそうですが、今までほぼフルで活躍したことがない選手たちなので期待値のみで重要なポジションで起用するのはリスクが高すぎます。彼らが持つ瞬発力はレギュラーとしてではなくジョーカーとして限定的に使えばいいのではないでしょうか。
他の方も言われている通り1年で40試合ぐらいにセーブして、終盤の勝負どころでのワンポイントが彼が一番活きる起用だと思いますね。前半戦はファームでの調整に充て、後半戦のみ使うとかですね。
井口監督にはそういう発想は期待できませんが、吉井コーチにはそういうマネージも期待しています。
返信する