石川が6回2失点で6勝目、貯金もできてそれなりの数字になってきました。
立ち上がりこそあたふたしましたが清宮をゲッツーに打ち取ってからはストレートがやや高めでしたがシンカーやあれはカットボールなのか、それら変化球が低めに決まったことでむしろいいコントラストとなって、そのストレートは中継ぎのときとは違って140キロ台半ばがせいぜいで、しかし五回まで66球と球数の少ないらしいピッチングです。
得点差からして完投はもちろん完封も、と思ったところでの六回に27球を要して100球近くになったところでの交代は、どうやら次は中5日で西武戦に突っ込むのが理由っぽいです。
ちょっと良くなったらすぐそれかよ、と思わないでもないですが残り試合も少なくなってCSを目指すところでの最後のムチ、は現場とすれば当然のことなのでしょう。
その六回の乱れようからしてまだ完全復活とは言えない石川ですがそれでもあともうちょっと、と思わせるだけの飄々さが戻りつつありますので楽しみになってきました。
一方で打線は今日もちょっと落ちる投手に対して十八番が炸裂、二桁安打の二桁得点に5連打と何がどうしたと連日のお祭り騒ぎです。
岡を外したかと思えば昇格即核弾頭の加藤に五打席の我慢をしてみたり、中村奨を引っ込めてセカンド三木、サード藤岡、ショート平沢の布陣も大量リードの最後の最後ではありましたがやればできるじゃん、と面白かったりもして、そしてなかなか出番をもらえずともしっかりと結果を残した三家がこの流れを後押ししてくれると思いたいです。
やっぱ強引だな、のアーチを放ったマーティンがフェンス直撃の好守で途中交代となったのが心配ですがそれもまた競い合い、なら俺が、と角中が腕を撫していると願いましょう。
きっちりと下位のチームに勝って明日はオリックス、がいつの間にやら連敗で深く沈んでいますので引きずり込まれないよう、久しぶりの地元でスカッと勝ちたいものです。
|
◆9月10日(火) 日本ハム−千葉ロッテ23回戦(ロッテ12勝11敗、18時1分、東京ドーム、27,498人)
▽勝 石川 25試合6勝5敗
▽敗 ロドリゲス 32試合6勝6敗
▽本塁打 マーティン12号(ロドリゲス)
▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、中村稔、田中、阿部—田村、吉田
日本ハム ロドリゲス、井口、西村、村田、堀—宇佐見、清水