ここまで中止こそ一試合ですが例年に比べて雨に祟られているZOZOマリンで、1000試合を超える観戦歴でも初めてかもしれない18人野球に勝利しました。
僅差ゲームならではですが両チームともに盤石なメンツばかりではありませんのでソフトバンク、西武に引き離されている象徴でもあり、こんな野球が来季も続くかと思えばうんざりとはしますが最下位に沈んだとしても既定路線で三年契約を全うするオリンピックイヤーですから選手、ファンのためには1つでも上であるに越したことはありません。
そうなれば日本ハムにすがられるわけにもいきませんので前回がそうだったように大型連敗を止めることなく、きっちりと明日も勝って引導を渡したいところです。
そんな今日は石川が好投、と言うには尻がむず痒いピッチングではありましたが、先頭打者を何度も出しながら要所を締める、もとい、締めさせてもらった中島卓の暴走や3イニング連続の併殺打と弱っているときはこんなもんなんだろうな、の拙攻にも助けられて7回零封で借金をチャラにする5勝目、防御率も3点台でそれっぽくなってきました。
もちろんそんな日本ハム打線の自滅があったにしてもここぞで不思議なぐらいに低めにボールを集められたからこそで、このあたりを復調の兆しと考えたいものです。
雨中のピッチングでコンディションの悪さもあったのでしょうが先日までとは打って変わってストレートが走らずにこれでもか、とシンカーをチョイスした里崎チックな田村のリードも功を奏して、そしてそのシンカーがストライクゾーンからボールゾーンの軌道としっかりと操れたからこそでしょう、らしさというところでは今日が本来の石川でした。
東妻には田中賢への膝元の154キロに惚れ惚れとさせられて、益田も僅か6球での三者凡退と継投もピシャリと決まり、吉井コーチもご満悦だったでしょう。
一方で打線は立ち上がりに先制はするも後が続かない展開は変わらず、勝っても「あと一本が」を何とかしないととはファン目線、ベンチには当事者意識での仕事が求められます。
さすがに藤岡に代えての平沢、が井口監督の変化の一歩目であればいいのですが八番レアードをやっているようではダメ、無理矢理に安田を三冠と報じたFull-Count編集部に苛立ちのようなものを感じますし、100安打で17アーチながらも一軍での出場がゼロのままでシーズンを終えるようであれば無理とは分かっていても井口ロッテも終えてもらいたいです。
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◆9月3日(火) 千葉ロッテ−日本ハム21回戦(日本ハム11勝10敗、18時15分、ZOZOマリン、17,981人)
▽勝 石川 24試合5勝5敗
▽S 益田 53試合3勝5敗26S
▽敗 ロドリゲス 31試合6勝5敗1S
▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、東妻、益田—田村
日本ハム ロドリゲス、玉井、公文、西村—宇佐見